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テルコ・ゴルノーのきままなスクラップブック

生活に「手作り」をたくさん取り入れたブログでお馴染みの作者 テルコさんの「手作りの宝物」をご紹介します。

テルコ・ゴルノー
テルコ・ゴルノー

2003年よりLA在住。趣味は陶芸・編み物・水泳・サルサなど。旅行も好きで今まで訪れた国は62カ国。

Vol.41)赤ずきんちゃんの秋

今年も楽しみなコスチューム作りの季節がやってきました。今のところ、私は娘の普段着を買う時に、本人の意見を聞いたりしません。あと数年もすれば自分の好みの服を着たがるようになるから、今くらい私の好みのを着てね、という気持ちなのです。それはコスチュームも同じこと。たぶん、本人に聞いたらプリンセスとか妖精って言うと思うけど、私は4歳だからこそ似合う童話チックなのが縫いたかった。

今年のテーマは「Little Red Riding Hood」。そう、「赤ずきんちゃん」です!娘は知らないかなと思って図書館で本を借りてきましたが、学校で読んでもらったそうで、すでに話も知っていました。市販の型紙を買ってきて、赤い布でそれらしくアレンジしながら縫いました。いつも心がけているのが、コートなしでも歩き回れる暖かさ。今回はフランネルに裏地も付けて、1枚で寒くないようなドレスにしました。かごに入れる小道具として、リンゴの編みぐるみを編みました。直前に焦って縫うのが性に合わないせっかちな私は、1カ月以上も前から準備万端です。


ホリデーシーズンの大げさな盛り上がりは苦手ですが、ちょっとした秋の飾りとか食べ物、行事はソフィと一緒に楽しみたいもの。この前は球根を買ってきたので、前庭に一緒に植えました。春にヒヤシンスが咲くのを見るのが楽しみです。パンプキンパッチに遊びに行ったり、松ぼっくりを拾ってテーブルに飾ったり、リンゴのお菓子を焼いたり、今年はじっくりと秋の気配を楽しんでいます。





今年はちょっとボーイッシュなワイドパンツを履かせたくて、古いパンツをお手本に型紙を作って何本も秋冬用のパンツを縫いました。ポケットの裏地に可愛い柄を選んだり、前をリボンで結んだり、小細工するのがまた楽しい。着せ替え人形の楽しみにも似ています。


今は市販の服で安くて可愛いのがいっぱいあるし、素材を買って一から作る方が実は高くなってしまうのだけど、この布や型紙選びの楽しみと満足感はお金では買えないものです。私が子供の頃、母が縫ってくれた妹とおそろいの青いサマードレスを着ている写真があります。その頃の気持ちは覚えていないけど、写真を見ると何だかうれしい気分になるのが、手作りの洋服の不思議な力だと思います。さて、赤ずきんちゃんはどのくらいキャンディーをもらってくるのでしょうか。翌日から歯ブラシを持って娘を追いかけなくては!


裏地は古いシーツの再利用です。裏地があるとないのでは暖かさが違います。
ギャザーと白いエプロンがないとサンタクロースみたいですね。
襟とそでに白いレースをつけて可愛らしくしました。
白いエプロンも古いシーツから。
ヒヤシンスの球根を前庭に張り切って植えるソフィ。
私が参考にした絵本を見せながら、試着してもらいました。


●テルコさんのホームページはこちら
 →「Sunny's Laboratory」


(2011年11月16日号掲載)