学ぶ・育てる
Study

テルコ・ゴルノーのきままなスクラップブック

生活に「手作り」をたくさん取り入れたブログでお馴染みの作者 テルコさんの「手作りの宝物」をご紹介します。

テルコ・ゴルノー
テルコ・ゴルノー

2003年よりLA在住。趣味は陶芸・編み物・水泳・サルサなど。旅行も好きで今まで訪れた国は62カ国。

Vol.2)小さな現場監督

バスルームの改築現場に
ソフィも参加

お風呂がないので、キッチンのシンクをきれいに洗ってソフィのバスタブとして使っていましたが、大きくなってきてそろそろ限界でした。何しろ夫と2人でコツコツ作っているため、出産後に私は娘の世話で何もできなくなってしまい、工事も停滞状態が長く続きました。取り付ける予定だった新しいバスタブも、段ボール箱の中で1年ほど出番を待っていなければならなかったのです。騒音や埃など、工事中の環境って赤ちゃんには良くないことばかり。そんなわけで、申し訳ないような気持ちで昼寝中などに地道に作業していました。

【写真右】頭を打たないように常に座布団を傍らに置いています。子供はヒモを引っ張るのが好きなので、カバーに古い服から取ったジッパーをたくさん縫い付けてみました


自分でやってみようとすれば
DIYは自由で楽しいもの

しかし、彼女の好奇心が炸裂し始めた8カ月頃からは、私の目が届く安全な範囲で工事現場を見せることに。私が壁のタイルを貼れば、興味深そうにジッと見守るし、夫が配管工事をしていれば、足元をつかんでキャッ、キャッと笑います。退屈そうなら風船やおもちゃを持たせたり、目地材をふき取る時など、埃が出る時は他の部屋に避難させたりと、私ひとりで作業している時の何倍も気を使います。それでも作業が停滞しているストレスに比べればずっとマシ。ソフィも自分も参加している、という感じがうれしいようです。

子供が生まれる前は、子供が居るとできることが減ってしまうだろうと、何でも消極的に考えていましたが、実際はそうでもありません。息抜きに買い物に出かければ、娘だって違う場所に行けてうれしいだろうし、私が工事をすれば、いつもと違うお母さんの様子を見て、好奇心がさらにムクムクと育つでしょう。

私たちが家を購入した時のとても小さなバスルームをソフィは結局知らないままになりますが、工事中の写真を将来見たらどう思うかな? なんて考えながら、新しいジャグジーバスに浸かってはしゃぐ彼女を見ています。足元がおぼつかないので、タイルに頭をぶつけては困ります。それで座布団のようなものに、子供の好きなヒモやファスナーをたくさん付けて、安全マット兼おもちゃとして常に近くに置いています。

私はこの家の改築を始めるまでは、工事なんてプロに任せるのが当然と考えていました。でも、アメリカではある程度のことは自分でやってしまう人が多いでしょう? DIYショップもあちこちにあるし、雑誌やテレビの情報も豊富。義父もそういう人だから、夫も自然と自分でできることは自分でやろうと考える人になったようです。

ソフィは女の子だけど、両親が工事をするのを見て、ハンディウーマンに育ってほしいものです。お金を払って人に頼めば簡単に早くできるけど、何でもまずは自分でやってみようという発想を持てば、自由で楽しく、可能性が広がると思うのです。

【写真上】サンフランシスコのHeath Ceramicsのタイルをランダムに貼ったサイケデリックなバスルームです。天窓をつけたおかげで、ぐっと明るくなりました




週末には大好きなお父さんの周りをハイハイして追いかけます
私が壁にタイル貼りをする間、椅子に座らせておもちゃや風船で遊んでもらいます
目地材を壁に塗りこんでいるところ。昼寝の後の機嫌の良い時に作業を進めるのがコツ
現場監督のソフィさん、私のタイル貼りをチェック中
バスタブの高さはつたい歩きの練習中のソフィにぴったり。カラフルなタイルをたたくのがお気に入り
生後2ヶ月の頃。大人はビニールシートで覆った外の簡易シャワーを浴び、ソフィはシンクにお湯を入れて入浴させていました

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 →「Mosaic House Blog」