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アメリカTV・インタビュー

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカで活躍する俳優、監督/プロデューサー、脚本家へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

俳優 リサ・エデルスティーン

タイトスカートはもう懲り懲り

Lisa Edelstein
ボストン出身。ニュージャージーで育ち、NYU 芸術学部で演劇を専攻。自らも君臨したNY のナイトクラブ体験をもとに、エイズを主題にした画期的ミュージカル
「Positive Me」を自作自演して一躍有名に。
90 年代、MTV を皮切りに、主にコメディーにゲスト出演したが、『The West Wing』『Ally McBeal』『Felicity』の忘れ難い役を次々とこなし、04 年『House』のカディ役に抜擢され、活躍中。


FOXのドル箱番組『House』で、ハウス医師に唯一「駄目!」と言えるカディ事務局長を演じるリサ・エデルスティーン。個性派俳優は、職場でも私生活でも「救助」に執念を燃やすが、過去に意外な汚点(?)が…。


創作者デビッド・ショアにインタビューした際、昔、敢えて飲み込んだ言葉を、ハウスに託していると明かされていました。

エデルスティーン(以下E)
:本作を観ると、ショアの生き様が明らかになりますよ(笑)。


オーディションを受けて?

E :正規の長いプロセスを経て。台詞も良いし、ハウスとの複雑な関係が面白く、やりたい! と思った役です。パイロットで垣間見たカディとハウスの関係は、シーズン5の関係を示唆していました。でも、最初は環境やキャラの設定に時間をかけたので、カディは「その他大勢」として葬られるのでは?と心配しました。


医学用語はほとんど解らないので、ハウスの行動や発言、インターン・同僚・上司との絡みだけを追っています。

E :『Greys Anatomy』と違って本作は医療ミステリー。専門用語について行けなかったら、人間関係を追うしかないわね。


本作に出て、人生観が変わりましたか?

E :父が小児科医だし、決して嫌いな分野ではないのですが、まだまだプロでも知らないことだらけで、病因だって無限大!本作を観ている医者に行くと、同僚として扱われるようになりました。診断の過程を説明されてもね…(笑)。診断=推理の連続を毎日体験しているので、病気になるのが恐くなりました。これが駄目なら、あれを試そうかの世界ですもの。


シーズン毎に、ハウスの偏屈度は増していませんか?

E :もつれた糸がほどける感じかしら? 「キャラを変えることはできない。タマネギを1枚ずつ剥くように、人物像を明らかにするしかない」がショアの口癖。やっと芯に近づいて来たのでは? でも、天才的頭脳、無慈悲な率直さ、青い目にカディは惹かれてます。2人とも仕事しか生き甲斐のない寂しい人間だし、お似合いだと思うわ。救助願望の強い人間は、家庭向きではないから、いつまで続くかは別として…。


カディの悩殺ファッションはどう思われますか?

E :職場でオシャレするしかない仕事の鬼という設定。でも、タイトスカートはもう懲り懲り。私生活では二度とはきたくないわ(笑)!


『Felicity』のローレン役への反響は?

E :観たことがなかったし、端役だから誰も観ていないだろうと軽く引き受けた役なのに、ベンの子供を身ごもってフェリシティーとの仲を裂いたと総スカンを食らったわ(笑)。公園で見つけた犬を保護して、動物愛護協会に届けを出した所、「フェリシティーを苦しめた『悪女』がつれて帰った」と飼い主に言われるほど!


捨てイヌを放っておけないタイプとか?

E :飼い主が見つかるまで、何匹捨てイヌや猫を預かったかしら。苦労して成犬にした愛犬の最期を看取るのは何回やっても辛いけど、やめられません。


(2009年6月1日号 掲載)






[業界コボレ話]
地上波局の08 〜09 年度の番組は終了してしまったが、ABC は数年前TCA プレスツアーで約束した通り、打ち切った番組の未放映の逸話を放送している。完結編でなくとも、ある程度心理的に終止符を打つ事ができるので、従来の「宙ぶらりん」気分が解消され、精神衛生上良いことだ。
 
5月23 日から『Pushing Daisies』を放映中。コンセプト自体に無理があるものの、第二話に個人的に関与したこともあって画面から葬られるのは名残惜しい。「Eli Stone」は6月20 日から4話で完結する。残念無念!  いずれも、USA 局向きだと思うのだが、拾ってもらえないかな?