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アメリカTV・インタビュー

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカで活躍する俳優、監督/プロデューサー、脚本家へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

俳優 Taylor Kinney

【テイラー・キニー】
デビュー作: 『 Fashion House』
最新作  : 『Trauma』


数年に1度、「希望の星!」と直感する役者に出逢う。今回ご紹介する、テイラー・キニーは、ルックス、演技力はもちろん、人柄がきらきら輝いている。新番組『Trauma』を、見習いグレンの目から見たドラマ仕立てにすれば、視聴率も上がるのだが…。


『Trauma』のパイロット版を観て、傲慢な救急救命隊員に拒否反応を示し、ボツにした評論家が多い。しかし、プレスツアーのパネルインタビューにキニーが登場。パイロット版撮影後の登板で、制作陣を立てて発言を控えている様子が読み取れた。インタビュー後、「作家志望で、観察眼が鋭いけれど、ナイーブさが玉に瑕きずのグレン役です。2話からですが、よろしくお願いします!」と個人的に挨拶されてしまったから、観ない訳には…。
 
「元『ER』の医療アドバイザーに『ER』のジョン・カーター役だと言われました。早く仕事を覚えようと、焦って手が出てしまう。悪気はまったくないのに、ミスも多い…。小突き回されるカーター体験は、万国共通では?」と語る。未知の世界に飛び込み、同情を誘う水先案内人に挑戦する。

昔、マウンテンバイクを乗り回していて、崖から落ちて骨折。「救急車が来た時の安堵、隊員の冷静沈着な応急処置は忘れません」と自身の体験から、救急救命隊への畏敬の念を抱いて、役作りに臨む。
 
ルックスがルックスだけに、モデル出身?と思いきや、「スタントマンになるのが夢でした。授業中よく居眠りしてた体育系です(笑)」と意外な答え。大学2年目、選択課目で演劇を取り、やみつきになったにも関わらず、中退して友達とハワイへ。えー?? 「自力で生きていけるか試したかったので…。友達は彼女に振られて、5日後には本土に帰りましたが、屋根ぶきや大工仕事で生計を立て、1年でサーフィンやスカイダイビングをマスターしました」。
 


LA進出は5年前。「初仕事はミュージックビデオでしたが、編集、編集で、結局僕の指しか写っていませんでした(笑)。でも、ギャラの100ドル札は額縁に入れて飾っています。兄から家賃を借りてたので、返すべきなんだけど」と下積み時代を語る。しかし、紙媒体のモデルテ➝レビのCF➝舞台➝映画・テレビと昇格。「ブルーカラーの世界ですよ。たまたま、僕はサイクルが短かっただけです」と幸運に感謝する。
 
2006年『Fashion House』でデビュー。甘いマスクは、ファッション業界を牛耳る女実業家の御曹司にぴったりだったが、女に振り回される役は役不足? 「62話を4カ月で撮影、ギャラをもらって、訓練を受けたも同様。お陰で、今の仕事に就けました」と言う。
 
「3年前にオーディションを受けて以来、ピーター・バーグ監督(『Friday Night Lights』)に惚れ込み、粘りで手に入れたグレン役。ぜひ観てください」と夢の仕事が楽しくて仕方ない様子。応援したくなる役者だ!


★★アメリカTV Q&A

Q: 米国テレビのシーズンっていつから?

A: 地上波局(ABC, CBS, CW, FOX, NBC)は、9月から翌年の5月を1シーズンとしています。逸話数は平均22〜23話ですが、毎週放送すると、5カ月ほどで消化してしまうので、再放送や特番等を混ぜて、巧みに配分します。スポンサーが注目する11月、2月、5月に未放送の逸話で視聴率を上げる習わしです。誰もテレビを観ていないと解釈される12月は、ほとんど再放送なので、ここで追いつくのも手?

シーズン開始時は、新番組の視聴率争奪戦。視聴率がとれないと、あっけなく打ち切りとなるのはご存知ですよね? 今年の被害者第1号は、CW『The Beautiful Life』。アシュトン・カッチャーのモデル時代の体験を基に制作、ミーシャ・バートンの復帰で、日本でも話題になりましたが、2話で一巻の終わりとなってしまいました。


ドラマ『Trauma』の詳細はこちらから