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アメリカTV・インタビュー

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカで活躍する俳優、監督/プロデューサー、脚本家へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

俳優/イーサン・サプリー

定職と一家団らんが夢だったパパは俳優

Ethan Suplee
演劇学校に通うのを止めた途端、オーディションに受かって『Boy Meets World』にレギュラー出演、『ThirdWatch』にゲスト出演後、NBCの期待を一身に受けた『MyName is Earl』のランディー役を射止めた。映画界には95 年『Mallrats』でデビュー、『Remember TheTitans』でデンゼル・ワシントンと共演して絶賛され、再びワシントンと『John Q』で共演。映画では、無害だ
がちょっと抜けた役から、凶悪犯まで幅広い役をこなす。

Photo:©NBC Universal Photo:©Mitch Haaseth,Hopper Stone


NBCを盛り返す大任を背負った『My Name is Earl』。主役のジェイソン・リーにも増して、微笑ましい番組にしている弟役のイーサン・サプリーに役作りの秘訣を聞いた。


脚本を読んだ時、大成功を確信していましたか?

サプリー(以下S):これまでオーディションを受けたコメディーの中では、飛び抜けて良い本だとは思いましたが、面白いけれど、視聴率がついて行かないみたいな、その程度かな、と思いました。


どういう点が気に入って、この仕事を引き受けられましたか?

S :ちょっと現実離れしているし、大袈裟に描かれていますが、アールの生真面目さが好きです。「この役立たず!」と戒めるのではなく、まともな人間になると、波及効果があるよ…みたいな。人間って怠け者だから、つい現状維持に流れますが、それじゃ進歩がないと、アールの行動で見せるのが魅力です。


シーズン1を終えての感想は?

S :登場人物の性格が確定して、ますます面白くなっていると思います。仕事を探してオーディションのハシゴ、カナダやルーマニアでの半年近い缶詰め状態から解放され、規則正しい生活で、仕事に没頭できました。海外ロケも良いけど、家族のことを考えるとテレビは良いですね。定職と一家団らんが理想だったので。今が最高!


ランディーの役は、下手すると無知な田舎者になる可能性が高いですね?

S :大人が口にしないことも、子供だと許せるでしょ? 無邪気な子供の役だと理解しています。家に手本となる子供が3人いるので、いつも観察して演じています。アールは悪事を働いたから、ここまでしか言えない、これ以上できないという越えられない線がありますが、ランディーは無邪気に何でも言えるのが強みです。


映画では幅広い役をこなしておられますが?

S :映画では子供には見せられない役をしました。これからは一緒に観られる、健康的な映画を選ぼうと思います。コメディーはプラスのエネルギー。凶悪犯を演じてマイナスのエネルギーに浸っているよりは良いかな(笑)。


アールではないけれど、良い人間になろうと思ったきっかけは?

S :家内のブランディーですね。子供の頃から知っていたのですが、4年前から一緒です。昔は独身の気ままな生活でしたが、今は家内と子供が1番。昔の10倍の力が出ます。


日本が大好きとか?

S :初めて行った時、東京の大きさにびっくり! どこまでも続くマンハッタンって感じかな? 3回とも友達の映画のプレミアに同行したので、『MyName is Earl』が日本で放映されて宣伝に行けるといいな。


俳優になりたい人へのアドバイスを

S :アドバイスするほどの俳優ではありませんよ(笑)。因果な商売だし、憧れのスターの座に就くのは俳優組合(SAG)に登録している人の0・05%と聞きました。でも、「これしかない!」と確信している人は、舞台でも何でも良いから、とにかく人前に立つことかな。






[業界コボレ話]
 地上波局は営利組織だから、低視聴率の番組を打ち切るのは理解できるが、最近の辛抱のなさには驚愕する。数年前、デビッド・ケリーの新作が3話で姿を消したが、このほど『Emily'sReasons Why Not』は、1話で終わりという新記録を出した。番組に慣れ親しむ時間もくれず、切るのはどうかと思う。さらに、わざわざ激戦時間枠に編成する自殺行為も解せない。
 同時録画しても、さすがに3本重なると泣きの涙で、1本諦めるしかない。テレビ大好き人間だけのジレンマではあるが、良い番組になる可能性を秘めているのに、物理的に観られないから切り捨てるのは、新芽を摘み取っているようで心が痛む! 忍の一字は無理としても、何とかならないかな?