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アメリカTV・インタビュー

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカで活躍する俳優、監督/プロデューサー、脚本家へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

俳優/監督/プロデューサー スコット・フォーリー

役作りのプロセスが何より好き!

Scott Foley
父親の転勤で子供時代を東京・京都・シドニーで過ごし、セントルイスの高校を卒業。18歳でロサンゼルスに引っ越した。アルバイトをしながら演劇学校に通い、下積み6年余り。1997年、エージェントに巡り会い、翌年『Dawson's Creek』のクリフ役を射止めた。テレビ『Felicity』『A.U.S.A.』や映画『Scream 3』、舞台『The Violet Hour』を経て、今年1月から『The Unit』で、逞しい特殊精鋭部隊のブラウン隊員として活躍中。


『Felicity』の優しい青年役から大きく成長し、「男の中の男」を演じるスコット・フォーリー。『The Unit』の撮影の合間に、成功の秘訣を聞いてみた。


プロフィールには、「日本語堪能」とありますね?

フォーリー(以下F):3〜8歳まで、日本に4年半いました。弟2人は日本生まれですが、僕は長男なので、責任感に燃えて日本語を使っていました。(笑)。でも、すっかり忘れましたね。


津波救援活動でタイにいらしたそうですね。

F:『The Unit』を13話撮影してプレスツアーに出ましたが、半年の休暇となりました。独りで旅するのも寂しいし…。大工仕事が好きで、Habitat for Humanityに連絡したところ、プーケットの北の漁村で働く口があって、粘土の粗末な家ですが、1カ月で4軒建てました。


『The Unit』の大ヒット、おめでとうございます。

F:まだ駆け出しなので、次々と出演依頼が来る訳ではありません。脚本をデビッド・マメット大先生が書いておられると聞いて、どんな役でもいいからやりたいと、焦りましたよ。


夫が仕事に没頭できる環境を整えるのが妻の使命、というテーマは、日本社会並みですね?

F:女性は家族を1つにまとめる「糊」の役。女性がいないと、軍隊も、国も成り立たないという、今までになかった番組です。


高校を卒業して、片道切符でハリウッドに来られたのは?

F:進学するほど成績が良くなかったと言うのが当たっているかも(笑)。本当に他に何もできないんですよ。ウエイター、バーテンダー、保険の勧誘、ミセス・フィールズのクッキーの売り子と、役者のお決まりコースを6年やりました。


エージェントを見つけるのが難関では?

F:エージェント名簿を買って、写真と履歴書を送りましたが、手応えなし。先輩のエージェントのアシスタントが独立するので、役者を探していると聞いて。クライアントを探している、業界では駆け出しのエージェントが狙い目かな?


この仕事の前は、ニューヨークにいらしたそうですね?

F:『The Violet Hour』で初舞台を踏みました。観客の前で、通しで演技できる舞台は、何にも勝る体験。撮り直しも、監督からの待ったもありませんから、純粋に役になり切れます。稽古の前に、脚本について意見を交わしたり、この台詞の意味は? と考えたりする、役作りのプロセスが何より好きです。


今後は何をしたいですか?

F:A&Eの『Firestorm』の制作・主演が最新のプロジェクト。監督も体験したし、このまま優秀な人と仕事が続けられたら最高!


日本人俳優にアドバイスをお願いします。

F:まず、本当に好きな仕事かどうか、自問してください。真剣な役者の役をまぐれで取ってしまうのは残酷! 好きなことなら、目を逸らさずに、驀進あるのみ! 1に忍耐、2に忍耐、3、4がなくて、5に忍耐。僕の奥義を披露すると、うまく行く、行かないは別として、ゴール到達に必要なことを、毎日必ず3つ実行します。その積み重ねです。

Photo: Monty Brinton / CBS ©2006 CBS Broadcasting Inc.





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