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アメリカTV・インタビュー

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカで活躍する俳優、監督/プロデューサー、脚本家へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

俳優 マルゲリート・マッキンタイヤー

満足の行く仕事をさせてもらえる舞台

Marguerite Maclntyre
アリゾナ州出身。USCの演劇部を卒業後、ロンドンの王立演劇アカデミー芸術院で演劇を専攻。16歳から舞台に立ち、ブロードウェイで『Jane Eyre』『City of Angels』など数多くの芝居を手がける。1994年『Seinfeld』で音痴のミス・ロードアイランド役でテレビデビュー。2001年より本拠地をLAに移し、『The Practice』『The Pretender』『Judging Amy』など数々のゲスト出演を経て、06年より『Kyle XY』のニコール役で活躍中。


楽しもうと思って引き受けた端役で認められ、以来仕事にあぶれたことがないマルゲリート・マッキンタイヤー。2006年からバンクーバーでテレビ『Kyle XY』撮りする傍ら、時間を都合してブロードウェイに舞い戻る舞台派。一見若者向けの同番組が哲学的なSFミステリーであると同様、ニコールを演じるマッキンタイヤーも奥の深い人だ。


若者向け番組の母親役ですが、演じ甲斐がありますか?

マッキンタイヤー(以下M):パイロットの台本が、謎の少年を通じて宇宙の謎を解く哲学色の濃いものだったので、興味が湧きました。ニコールは精神分析医としても、親としてもカイルを守る立場ですが、実は同等の立場で世の中を見ていると解釈しています。カイルは、使命を探求するためニコールを必要としています。カイルの自分探しの旅仲間といえる役どころ、やり甲斐があります。


ニコールには実子が2人いますが、身元も判らない養子に肩入ればかりできないのでは?

M:バランスの問題ですね(笑)。心理学者としては優秀なのに、実の子の発する信号には疎く、養子と波長が合っている点が面白いでしょ? 仕事だからかしら? 自分が誰なのかも知らない他人が入って来て初めて、家族全員が己を知る、つまりカイルが鏡になる心理学の基本が映像化されています。


10代の子供がいるようにはお見受けできませんが…。

M:まだ独身、子供もいません。衣装合わせで、あまり若く見えないようにといつも注意されます(笑)。


現在バンクーバーでロケですが、本拠地は?

M:9・11テロの1カ月前に、LAに引っ越しました。今度こそLAに根を生やそうと思い、TVシリーズ出演を目指して。でも、機会があればニューヨークで舞台をやって、元気になります。去年も無理を言って数週間、舞台をやらせてもらいました。


舞台が1番お好きですか?

M:高校時代に味をしめ、以来ずっと舞台なので、自然体でいられるのは舞台ですね。テレビも映画もそれなりに面白いとは思いますが、プライバシーを守れないのが怖いですね。レーダーに引っかからずに、満足の行く仕事をさせてもらえるブロードウェイが1番!


なぜ舞台がお好きなのですか?

M:好奇心旺盛で心の広い人、意識して楽しく生きている人が多いからです。なかには子供のままの人もいますが(笑)。


世の中には、無意識に生きている人が多いですね?

M:しっかり目を見開いて、生きる喜びをかみしめている人が舞台役者には多いと思います。それに誰でも善悪のコンパスを持って生まれているのに、周囲の雰囲気に流されて、コンパスを無視しがちでしょ? 直感を信じる人が増えれば、もっと住みやすい世の中になるのに…と思います。


日本人の俳優志望者にアドバイスを。

M:どんな些細な役でも「楽しむぞ!」という意気込みで、何でも首を突っ込んでみてください。何が起こるか? 誰に会うか? それが生きる醍醐味!






[業界コボレ話]
 昨年9月から使い始めた「U-Verse」は、140時間、同時に4番組を録画できるので、日本に里帰り中も好きな番組を全部録画でき、重宝した。
 しかし、新春早々大きな落とし穴を発見して、真っ青に! DVRからビデオにコピーできないのだ。U-Verseを設置した人にも聞いてみたが、質問の仕方が悪かったのか、まさに後の祭り。
 売り込み時には「できないこと」は言わない。嘘ではないが、選択的省略という代物で、消費者の念入りなリサーチと的確な質問が成功の秘訣。従来可能だったから、新機種でも当然と思うのは大間違い! なのだ。我が家のVCRは古代の遺物に成り下がってしまった。だから、140時間も録画できるのか! 今頃気付いても遅い。