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アメリカTV・インタビュー

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカで活躍する俳優、監督/プロデューサー、脚本家へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

デザイナー カレン・マッカルーン

やってやれないことはない!

Karen McAloon
レドンドビーチ出身。幼い頃から室内装飾に余念がなく、高校時代には衣類をデザイン。高卒で全米7都市に住む大冒険を試み、25歳でサンフランシスコに落ち着く。1930年築の田舎屋のリフォームが受け、口コミで売れっ子デザイナーに。造園家として数回HGTVの『Landscaping Design』に借り出され、2004年にはペンキと50ドルだけでリフォームする『Design Remix』のデザイナーに抜擢された。07年より『Find Your Style』で活躍中。


HGTVの無数のリフォーム番組の中で、シーズン3に突入の『Find Your Style(FYS)』は、ひねりの利いた異色作。室内装飾の荒海に乗り出す視聴者の水先案内人を務めるカレン・マッカルーンは、「デザインに規則などない。好きか嫌いかだけ!」が信条の型破りなデザイナー。話を聞いてみて、謎が解けた。


独学とうかがいましたが、本当ですか?

マッカルーン(以下M):独学というより独習かしら? 山ほど失敗したから、今日の私があるの(笑)。だから、『FYS』も『Design Remix(DR)』も、インテリアデザインを難しく考えない、「沈みそうになったら救命具を投げますよ」という姿勢。デザインは好みだから、気に入るまで試行錯誤あるのみ!


どなたの影響ですか?

M:6年生で、近所の憧れの若い奥さんに、「壁紙貼りを手伝っ
て」と言われて、うれしくて。見よう見まねだったけど、やればできる! 魂をもらったの。


独習の少女がHGTVの人気デザイナーになるまでを聞かせてください。

M:結婚して最初に買った家がモデルホーム的役割を果たして、仕事が来るようになったの。元々草ぼうぼうだった広い敷地を、友達の結婚式会場に整備したのが発端。本を読み漁り、ホーム・デポで店員を質問攻めにして(笑)。結婚式の後、1930年築の母屋の改装も解体作業から配管、配線まで、何もかも自分でやったのよ。テレビに出られるようになったのも、『Landscape Smart』のゲスト造園デザイナーで頑張ったから。労力を惜しまなかったので、ギャラを時給にしたらわずか3ドル(笑)。『DR』のデザイナーになれたから、笑い話だけど…。ペンキと50ドルだけの模様替えの体験はなかったものの、「やってやれないことはない!」をモットーに頑張ったわ。


大金を積まれたけれど、断った仕事はありますか?

M:「暖房便座を推薦して」と言われたけど、どうしてもできなかったわ。ギャラはすごかったけど、イメージ的にどうも…(笑)。


『FYS』が生まれたきっかけは?

M:TLCの『What Not to Wear』のインテリアデザイン版を作りたかったの。私が参加者のスタイルを診断して、色や木目等4要素を決める手助けをし、家主が家具や調度品を買い揃えて、レイアウトまでする番組。最後に、私が選んだ家具や改善策を提示するの。でも、参加者の好み優先で、お仕着せではないのがミソ。


ご自身のスタイルは?

M:今、コンドミニアムを模様替え中なの! モダン家具一辺倒だったけど、最近クラシックの温かみが良いなと。歳のせい?(笑)。クラシック調の色や生地をベースに、極端にシンプルな家具を置く予定。


今後はどんな夢を叶えたいですか?

M:3歳になる息子と『FYS』だけで手一杯。子供の手が離れたら、また造園や趣味に復帰したいけど。インドや中国のような環境で味わう異文化体験は、創造力と元気の源。宝くじを当てて、世界を旅行し続けるのが夢!







[業界コボレ話]
 今年初のテレビ芸術科学アカデミー(ATAS)のイベントは、『Friday Night Lights』の制作陣とキャストが明かす舞台裏。ザック・ギルフォード、スコット・ポーターの不参加は残念だったが、タイラ役のエイドリアン・パリッキは、目ざとく私を見つけて大歓迎してくれた。
 番組ではジャンパー姿しか見られないコーチ役、カイル・チャンドラーの背広姿はまばゆい限り! ストでインタビューを取るのに四苦八苦している現状を伝えると、「もう2週間もしたら終わるよ」と言う。「ずっと家にいるから、女房が早く仕事に戻れってせっつくんだ」と、優しい目でウィンク。夫は元気で留守が良いとは言うけれど、私の王子様も家ではゴキブリ亭主扱いされているとは。何と、もったいない話。