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アメリカTV・インタビュー

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカで活躍する俳優、監督/プロデューサー、脚本家へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

地上波局の戦略を披露

ストの後始末をどうする?

© 2008 CBS Broadcasting Inc., © 2008 NBC, © 2007 Fox Broadcasting Co. Cr: Isabella Vosmikova/FOX, © 2008 ABC


2月末にWGA(脚本家組合)のストが解決したのに、「私の好きな番組はいつ復帰するの?」とよく聞かれるので、3月中旬より順次始まった地上波局のストの後始末戦略をご紹介しよう。何がどうなったかさっぱり解らず、テレビ離れを決め込んでいた方に、07〜08年シーズンの後半を観ていただきたい。最近は各局のHPで放送済み逸話を無料で観られるので、筋を忘れた方は再確認を。


 3月中旬から再開されたコメディーは、中年女性の離婚後の生活を面白く描く『The New Adventures of Old Christine』と、昨秋始まったオタクが主役の『The Big Bang Theory』。CBSお得意の1話完結型の犯罪捜査モノ『Cold Case』と『Without a Trace』も再開されたが、最近事件1点張りで、キャストの私生活が描かれないのが残念だ。逆に天才数学者がFBI捜査官の兄に手を貸す、男3人が主役の『Numb3rs』は、益々私生活が盛り込まれるようになった。事件を練り出す方が大変なのかもしれない。私の大好きな『The Unit』の運命は未定。

 CWでは『Reaper』が3月25日から再開され、シーズン2が決まった『Gossip Girl』が1カ月遅れで復帰し、シーズン1が幕を閉じる。


再開は4月から本格化 気になるあの番組は?

 4月6日より、ケーブル局で大人気のミステリー『Monk』と、犯罪捜査モノ『Psyche』で、ヒット作のない日曜日を盛り上げる計画のNBC。木曜のコメディー時間帯は4月3日に『My Name is Earl』の延長逸話で始まり、10日からエミー賞最優秀コメディー賞受賞作『30 Rock』が復帰。残念ながら、『Lipstick Jungle』は風前の灯。『Friday Night Lights』と『Heroes』は今秋、シーズン3が再開される。やったー!

 FOXの『Caterbury's Law』は、早くも3月28日から金曜午後9時に移動した。ドル箱番組『House』は、4月28日より再開されるが、4話のみ。火曜日に『House』の前番組として放映されていた『Bones』は14日に復帰する。『24』は2009年1月まで放送しないはずだったが、間を置き過ぎて忘れられるのを懸念し、今秋2時間のつなぎ特番を放送すると発表があった。

 ABCは1月31日にシーズン4が始まった『Lost』以外、ほとんどの番組が4月から再開される。ただし、木曜日午後8時枠には『Ugly Betty』が復帰するため、『Lost』は4月24日から午後10時に移る。コメディー低迷の中でひと際輝く『Samantha Who?』は7日、『Boston Legal』のシーズン4後半6話は8日から再開。シーズン4前半を竜巻で劇的に締めくくった『Desperate Housewives』は、13日から再開されるので、お楽しみに! 『Ugly Betty』はアマンダの父親が誰なのか? 家長を失ったミード一族の運命は? を明かす後半に期待が寄せられる。シーズン3後半から4前半までメレディスとデレクの優柔不断に完全にだれてしまった『Grey's Anatomy』は24日に復帰。『Grey's Anatomy』のスピンオフとして鳴り物入りで登場した『Private Practice』、ほろ苦いお菓子のようなファンタジー捜査モノ『Pushing Daisies』、金持ちにだって悩みはある! が主題(?)の『Dirty Sexy Money』の3新作は、今秋まで復帰しない。秀作『Eli Stone』に未来はなさそう…?

 打ち切りが公表されたのは、『Viva Laughlin』『Cavemen』『Journeyman』『K'ville』とわずかで、ストのどさくさ紛れにうやむやに闇に葬られそうなのは『Bionic Woman』『Big Shots』『Cashmere Mafia』等。波瀾万丈の07〜08年シーズン後半だが、ストのお陰でじっくり考える時間があり、作品の方向性を見直したという創作者もいるので、出来映えに期待したい。待った甲斐があるかな?












[業界コボレ話]
 出張先のダラスで、骨董品屋巡りをしていた時のこと。ぽかぽか陽気の中、レンガ造りの街並を歩いた。金曜の放課後、家まで歩いた留学時代を思い出した。
 どの店でも、家具の大きさと巨大なシャンデリアに圧倒された。テキサスには『風と共に去りぬ』風の豪邸が多いから? 民家2軒に、所狭しと物が詰め込まれた店。裏にある3階建ての納屋に足を踏み入れた途端、撮影所の大道具部に戻ったような錯覚に襲われた。それもそのはず、『Prison Break』がお世話になった店。レジの金髪美女は、「ウェントワース・ミラーが何回も来たけど、すっごく良い感じだったわ。後になって誰かわかったのよ」と話す。ダラスまで来て、ミラーの人柄の良さを話し合っているなんて変かな?