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アメリカTV・インタビュー

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカで活躍する俳優、監督/プロデューサー、脚本家へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

俳優 カイル・ハワード

高校で親を説き伏せ、進路をまっしぐら

Kyle Howard
コロラド州ラブランド出身。中学生で芝居に魅せられ、『Sound of Music』『The Unsinkable Molly Brown』などの舞台に立つ。新聞配達をして車を買い、休学してLAでオーディションのハシゴをした結果、映画『House Arrest』『Skeltons』に出演。TVデビューは『Chicago Hope』で、『Grosse Pointe』『Related」などで助演、『CSI』『Friends』『Nip/Tuck』のゲスト出演を経て、2006年より『My Boys』で活躍中。


『My Boys』で、「ワケあり」ボビーを演じるカイル・ハワード。一旦は断った役の意外な展開、芸能界入りの経緯を聞いた。やんちゃな遊び仲間的雰囲気の裏に、彼の信念が読み取れた。


おてんば娘のPJが仲間を犠牲にせず、恋愛できるか? がテーマの珍しい作品ですね?

ハワード(以下H):彼女は何度か恋人候補を連れて来ましたが、すんなりと仲間になれそうな男、尻尾を巻いて逃げ出した男など、色々ですね。確かに、恋人の兄弟に品定めされてるようなもの。それに、仲間と言ってるけれど、「PJが好きな奴がいるのでは?」と勘ぐるだろうし。創作者のベッツイー・トーマスの私的体験を元に書かれていて、登場人物は実在の友人。プロのコメディアンも出ているので、アドリブも多いし、台本を書く手伝いもしています。


ボビーも実在の人物ですか?

H:最初はトーマスの旦那のことかな? と思いましたが、段々違いが見えてきました。ボビーは完全に架空の人物です。


オーディションを受けて獲得した役ですか?

H:以前出演した『Run of the House』を手がけたトーマスから台本が送られて来ました。相手役タイプではないと断ったけれど、PJ役のスパイロと、息が合うかどうかだけのオーディションでした。決まってから、すぐにポーカー仲間に成り下がるから大丈夫と言われて(笑)。


ボビーがシカゴの名門の御曹司だったとは仰天しました!

H:僕も台本を読むまで知らなかったんですよ(笑)。最初から、秘密があるとだけ聞かされていました。ゲイ? フランス人?など、色々考えましたが、まさか御曹司とは!? サラリーマン軍団に、お金に困らない人間が入ると、力関係が微妙に変わりますから、今シーズンが楽しみ。


役者になろうと決めたのは?

H:中学2年生で、陸上か芝居かを迫られて。舞台に立ってからは、スポーツには見向きもしなくなりました。ミュージカルが多かったけど、歌唱力は若さで補ってね(笑)。


LAに越して来たのは?

H:オーディションのハシゴをして運試ししたいと母親を説き伏せたのが高校2年生。僕は休学、母は休職して、2人で乗り込みました。母には足を向けて寝られません。コーラのCFが初仕事で、2週間後には映画『House Arrest』に出演しました。映画はポシャりましたが、コネなしで勝ち取ったので、「夢を追いかける価値あり!」と、進路が固まった瞬間でした。一旦コロラドに戻り、18歳で本拠地をLAに移しました。


これまで最大のチャレンジは?

H:『Numb3rs』で爆弾魔の囚人を演じた時かな? いつものお茶目な役とは正反対の極悪人で、役作りに苦労しました。


いずれは放送作家を目指しておられるのですか?

H:親友と脚本を書いて、ABC Familyに企画を出しました。半年ほど前には、初めて短編を監督しました。創作や監督などに興味があります。


日本人俳優にアドバイスは?

H:米国まで来たということは、最初の1歩は踏み出しています。考えているだけでなく、行動に移してください。夢は大きいほど良いと思います。





[業界コボレ話]
 テレビ芸術科学アカデミー(ATAS)で、テレビ番組の“お母さん”新旧11人を讃えるインタビューが開催された。
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 最後にビーバー役ジェリー・マザース、兄役のトニー・ダウ、『名犬ラッシー』で愛くるしいティミーを演じたジョン・プロヴォストなどが登場し、思い出話に花が咲いた。この時代の典型的アメリカの家庭に憧れたからこそ、今日の私があるので、感慨もひとしお。
 『Two & a Half Men』や『Cold Case』のような、箸にも棒にもかからない母親の急増は、現実の反映か?