カタリナ島のおすすめ観光スポット

ライトハウス電子版アプリ、始めました

カタリナ島の入江

ロサンゼルスから40マイル。船だと1時間強、ヘリコプターでは14分という近さの気軽に行けるリゾート地カタリナアイランド。ビーチ沿いの5ブロックを中心に、主だった観光スポットはどこでも徒歩10分以内。「近くてコンパクト」がカタリナの良さだが、遊び方を知らないと「つまらない」で終わってしまうこともある。そこで今回は、カタリナを満喫できる通な過ごし方を紹介しよう。
 
※このページは2023年2月時点の情報で更新しています。

カタリナ島は往年の銀幕スターが集ったかつての隠れた避暑地

カタリナ島周辺の地図

カタリナ島周辺の地図

アンジェリーノのリゾート地として愛され続けてきたセントカタリナアイランド。1880年代後半にはすでに富裕層のバケーション先として、往年の銀幕スターたちが押し寄せていた。カタリナの中心地、アバロンの街が設立されたのは同87年。2年後には、全米最古のフィッシングクラブ「ザ・アバロン・ツナ・クラブ」が設立。ジョン・ウェインを始め、チャーチル元英国首相も名を連ねた名誉あるクラブだ。
 
1919年、世界最大のチューインガム会社の創設者、ウィリアム・リングリーが島の大部分を買い取ってリゾート開発に着手。リングリーはその3年前にメジャーリーグのシカゴ・カブスを買収していたことから、21年から52年までカブスの春季キャンプ地になっていた。75年、自然保護のため島の88%がセントカタリナアイランド自然環境団体(Santa Catalina Island Conservancy)に譲渡されたため、現在ではアバロン市以外に人はほとんど住んでおらず(人口150人)、保護区域内に入るには許可が必要だ。

ヘリコプターならわずか14分で到着

カタリナ島の入江

夏の平均気温が最高華氏75度、冬が65度、年間平均して275日晴天に恵まれる温暖で過ごしやすい地中海性気候。年間平均降雨量が14インチしかないため、節水は重要課題だ。アバロンベイ・ニュース紙発行人バーバラ・クロウさんの話では、カタリナでは飲み水を確保するためにトイレの水は海水を使用しているとのこと。シャワーは手短に、歯を磨く時に水道を流しっ放しにしないなど、観光客も節水に協力したい。またアバロン市は車両数を規制しており、車の購入には市の許可が必要で、許可待ち期間は現時点で15年だとか。そのため島では多くの人がゴルフカートを利用している。
 
アバロンへの交通手段は船かヘリコプターの2通りあるが、オススメはヘリコプター。アイランド・エクスプレス・ヘリコプターサービスだと、カタリナまでわずか14分。カタリナに近づくと、アバロン港の全景を上空から眺めることができ、リゾート気分が盛り上がる。その上取材班が乗った時は、往復ともパイロットが目ざとく鯨を見つけ、泳ぐ真上を旋回。なんだか得した気分だった。船酔いする人、ヘリコプターに乗ったことがない人は、ぜひお試しあれ。

カタリナ島のおすすめツアー、おすすめショップ、おすすめレストラン

アールデコ調のクラシカルなカジノ内部を見学するツアー

Discovery Toursで訪れることが出来る最上階のボールルーム

カタリナのランドマーク、カタリナカジノ(Map:D)の中を見学したい人は、カジノウォーキングツアー(所要時間50分)で。カジノと名が付いているが、もともとボールルームとして建設されたもので、ギャンブル場としてオープンしたわけではない。カジノとはイタリア語で「皆が集う場所」という意味。1階は映画館で、最上階がボールルームになっている。

Discover the Casino Tour(Map15)
▶ 料金:大人24.95ドル、子供・シニア(3-11歳・55歳以上)22.95ル
☎ 1-800-626-5440
▶ Webサイト:www.visitcatalinaisland.com

環境保護区内をバスで行くとカタリナの違う素顔が見える

Discovery Toursで見られる建物の外観

カタリナ島は88%が環境保護区になっており、保護区はゲートで閉ざされている。インランドモーターツアー(所要時間2時間)、スカイラインドライブツアー(所要時間2時間)は、そのゲートをくぐり保護区をバスで観光する。数日間滞在するなら、アバロン市を飛び出してカタリナのもう1つの顔を見るのもいいだろう。

◎Discovery Tours(Map15)
■Journey to the Sky Tour
▶ 料金:大人94.95ドル、子供・シニア(3-11歳・55歳以上)89.95ドル
▶ Webサイト:www.visitcatalinaisland.com

■Bison Expedition
▶ 料金:大人89.95ドル
▶ Webサイト:www.visitcatalinaisland.com

カタリナのロゴ入りグッズに名前を入れてくれる店(Map:1)

Island Thereadzの外観

◎Island Thereadz
▶ Webサイト:https://island-threadz.business.site/
☎ 310-510-2433

きれいな色合いとデザインのカタリナタイル(Map:24)

Perico Galleryの展示棚

◎Perico Gallery(閉店)
☎ 310-510-1342
※閉店しました

甘い物好きは外せないスウィーツが約150種類(Map:19)

Lloyd’s of Avalonのアップルチョコ

◎Lloyd’s of Avalon
▶ Webサイト:http://catalinacandy.com/
☎ 310-510-7266

「ビーチまで14歩」の絶好のロケーション(Map:5)

Pavilion Hotelの外観

Green Pierのすぐ目の前で、船着場からも近い絶好のロケーションにある。室内は決して広くないが、3年前に大改装を行ったばかりなので清潔できれい。中庭でコンチネンタル・ブレックファーストが無料で提供されるのもうれしい。船着場から荷物を運んでくれる無料のバゲージサービスもある。

◎Pavilion Hotel(旧:Pavilion Lodge)
☎ 1-877-778-8322
▶ Web:www.visitcatalinaisland.com
▶ 船やヘリコプター、ツアーとのパッケージもあり

高級感溢れるクラブハウス ロマンチックにキメたい夜に(Map:B)

Catalina Island County Clubのテラス席

名門カタリナアイランド・ゴルフコースの横、シカゴ・カブス・クラブハウス内にある。バーは今でもカブス一色。室内はロマンチックだが、オススメは広い中庭のテーブル。7月の毎木曜日には、午後7時からジャズの生演奏も。エグゼクティブシェフのブレーディー・キーラーさんによると、メニューは年3、4回、季節に合わせて変わるとのこと。

◎Catalina Island Country Club
☎ 310-510-7404
▶ Web:www.visitcatalinaisland.com

全部で6室の高級インはリグリー夫妻の元住居(Map:A)

The Inn on Mt. Adaのエントランス

カップルにオススメなのが、エイダ山に建つ「The Inn on Mt. Ada」。1921年築で、世界最大のチューインガム会社を作った、ウィリアム・リグリーの住居だった建物だ。現在は全米登録史跡。カタリナの全景が望め、朝日が最初に差し、夕日が最後まで差す場所だと言われている。全部で6部屋しかなく、宿泊客しか敷地内に入れない。

◎The Inn on Mt. Ada
☎ 877-778-8322
▶ Web:www.visitcatalinaisland.com

アバロン市内で唯一の新鮮な魚介が食べられる店

Armstrong’s Fish Market & Seafood Restaurantのエントランスと目立つカジキの看板

アバロンで唯一、新鮮な魚が食べられる店として地元の人にも人気が高い。オススメはパティオ席。Green Pier からカジノまで一望に見渡せ、杭にカモメが羽を休めに来る風景は、同店ならでは。

◎Armstrong’s Fish Market & Seafood Restaurant(閉店)
☎ 310-510-0113
▶ 営業時間:11:00am-10:00pm、Open 7 Days
※閉店しました

●カタリナ島で「絶対、泊まってみたい!」おすすめホテル

おしゃれなインテリア、バルコニーからの海の眺めが自慢のホテル
パビリオン ホテル (Pavilion Hotel)
 
黒を基調としたシックなデザイン、大人な雰囲気のあるホテル
オーロラ ホテル (Aurora Hotel)
 
眺望は抜群!港を一望できる全室バルコニー付きのホテル
ホテル メトロポール (Hotel Metropole)

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