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現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカ芸能界ゴシップ情報や、著名人・有名人へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

ライトハウス創刊20周 記念イベント第17弾
留学生のための キャリアセミナー 実施報告

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去る11月7日土曜日、ライトハウス本社にて、留学生に向けたキャリアイベントを開催した。当日は就職やキャリアに関心のある学生を中心にLA、OC、サンディエゴから53名が集まり、内定獲得者や先輩社会人の話に真剣に耳を傾け、ネットワーキングの時間には活発に交流した。

実施したプログラム
◎ガイダンス キャリアパスと就職活動のプロセス
◎1限目 アメリカで働くビザの条件と取得
◎2限目 就活・成功体験談
◎3限目 日米バイカルチャー社会人による「激白・仕事トーク」


1限目
知ってますか? アメリカで働くビザの条件と取得

American Career Opportunity
代表取締役社長 南雲大輔さん


アメリカで働くにはビザが必要ですが、ステップとしては、学校卒業後に、仝修生ビザ(OPTやJ)を取得する ∪擬阿妨柩僂気譴晋紂⊇∀ビザを取得する 就労ビザを更新・延長し、永住権を申請・取得する、というプロセスが一般的です。

就労ビザは、専門職(H)や、駐在(L)、投資家(E)、ジャーナリスト(I)、特殊技能(O)など、職業や技能によってさまざまな種類があります。個人が直接企業に就職する場合は主にHビザを取得します。Hビザは企業にスポンサーになってもらう必要があることや、近年では発給数の制限などにより、以前よりは取得が難しくなっています。

J‐1は日本で就労経験(大卒で1年以上、高卒で5年以上)がある人が取得できるトレイニーのビザで、18カ月間有給で研修することができます。募集時期が決まっているHビザと違い、J‐1は年間を通じて応募ができることや、企業側にとっても雇用前の研修中に適性を見極められるため、最近利用が増えています。

アメリカで働くにはビザという大きなハードルはありますが、正しい知識を持っていれば十分働ける可能性はあります。ぜひ皆さんも日本、アメリカのどちらも視野に入れて頑張ってください。



2限目
内定者、社会人1年生による 就活サクセスストーリー

日米で就職、内定を獲得した先輩が
そのサクセスストーリーを発表


■日本で就職内定を獲得

内海悠子さん(CSULB) 日本の製薬会社に内定
薬に関わる仕事がしたいと、最初から製薬会社と決めていました。2年前、LAでの就職イベントに参加し始め、今年の夏、日本に帰国して本格的に就活しました。他社からも内定はもらいましたが、MRをやっている方数人にじっくり仕事のお話を聞いて、大変な面も理解した上で決断しました。

永田めぐみさん(CSULB) 日本の音楽関連企業に内定
オーボエの演奏を勉強していましたが、音楽関係の企業で日米バイリンガルの力を試したいと思いました。門戸が狭い業界なので就職イベントでは探せないということで、自分でウェブサイトでのリサーチを重ねていきました。Eメールや電話で、直接各社の人事部に積極的にアプローチしていった結果、今年の夏に内定をいただきました。

永井佳奈さん(UCLA) 日本のゲーム関連企業に内定
海外を飛び回りたいと、漠然と商社を希望していました。就活を進めるうちに、他業界でも海外に行けるチャンスがあると知り、3社から内定を獲得。最終的には、自分自身も興味がある仕事がしたいというポイントで今の会社に決めました。エントリーシートの準備などは、友人の助けを借りて入念に準備しましたね。


■アメリカで就職

田中さや香さん(UCI) アメリカのIT系企業に就職
コンサルティング会社希望でしたが、4年生で参加したボストンキャリアフォーラムでは準備不足で惨敗。色々な人に相談した結果、CPAを取り、その後MBAを取る長期計画に転向し、学校のウェブサイトや人材会社に登録して探しました。職歴がない人はできるだけインターンを経験するのがいいと思います。

井本湧三さん(CSULA) 日本企業で内定➝辞退してアメリカで就職
就活という意識ではなく、昔から社会人と積極的に接点を持って、さまざまな仕事の話を聞いていました。冬休みに帰国した時、飛び込みで面接を受けたらトントン拍子に内定。しかし、アメリカでのキャリアに挑戦するという夢を捨て切れず、悩んだ末に内定を辞退し、エンターテインメント業界で就職。叶えたい夢があるという強い思いがキーでした。




3限目
日米バイカルチャー社会人による激白・仕事トーク

メーカー
AUTEC
General Manager 田中孝幸さん

日本生まれ➪日本の高校卒業➪アメリカの大学卒業➪OPT取得➪アメリカで食品関連機器メーカーに就職


私の仕事は寿司を握る機械の販売ですが、寿司・日本食という文化をアメリカに広めることだと思っています。ここでは、日本の食文化を尊重しつつも、アメリカに合ったアレンジを考える必要があります。一方的に「日本の食文化はこうだ」と押し付けてもダメ。ホテルやカジノ、大学やスーパーマーケットの仕組みを知り、寿司がどういう風に食べられているかを調べ、そこの人たちと関わりを持って知ってもらうことから始めます。セールスをするのではなく、まずお客様の要望を親身に聞き、自社の機械でどう問題を解決できるかを考え、アイデアを提案します。フードエキスポなどにも積極的に参加し、ほかの企業と一緒に日本食を広めています。

アメリカにいると私たちはマイノリティーで、英語が母国語でない弱みがありますが、逆にチャンスもいっぱいあります。自分の場所、やり方を見つけて、自分が今何をすべきか、自分を最大限活かせる場所は日本、アメリカのいずれなのかを考えてほしいと思います。


金 融
Union Bank Gardena Offi ce
Vice President 齋藤源太郎さん

アメリカ生まれ➪日本の大学入学➪アメリカ留学・日米の大学卒業➪日本でIT系メーカーに就職➪
渡米してアメリカで就職


就職活動は留学から帰ってすぐだったので、どんな企業が良いかもさっぱりわからず大変でしたね。父に推薦企業のランク付けをしてもらったり、会社四季報や日経新聞をファイリングして企業・業界研究しました。面接の出来は9割方準備で決まりますが、やはり元気とやる気がキーだと思います。

日本では大手企業の象徴のような会社で働き、日本独特のビジネスカルチャーを学びました。膨大な業務量をこなした経験のおかげで、誰にも負けない「仕事体力」が身に付きました。アメリカは実力主義。2倍頑張ればそれだけ認められます。今は前職とまったく違う、銀行の支店マネジメントをしていますが、お客さまのニーズを把握する上で、外の産業を知っていることは大きな強みになっています。

皆さんには、ぜひ自分の可能性を信じてほしいです。特に若い人の可能性は無限大です。僕のアドバイスが励みや近道となり、可能性を育てることに一番意義を感じています。

マーケティング・広告
MIW Marketing & Consulting
代表取締役社長 岩瀬昌美さん

日本の大学卒業➪アメリカの大学院卒業➪日本で家電メーカーに就職➪渡米してMBA取得➪
アメリカの広告代理店→IT企業で働く➪アメリカで独立・起業


起業したいという方がおられますが、私の経験から言うと、最初はしっかりした会社に勤めることをおすすめします。自分を買ってくれる上司がいたら悩みを相談したり文句を言えるけど、起業したら相手はお客様しかいません。会社で働くというのは、お給料をもらいながらビジネスのやり方を教えてもらうようなもの。また大きな会社だとそれだけお手本になる先輩も多いし、良い上司の下で働いて基礎をしっかり教えてもらってから起業した方がスムーズにいくかと思います。

女性の場合、結婚や出産というライフステージの変化とキャリアの両立で悩むことがあるかと思います。私は子供が2人いますが、週末の方が座る暇もない忙しさで、月曜にオフィスに出勤したらほっとするぐらいです(笑)。でも独身の時より今の方が、1日をより効率的に過ごしていると感じます。公私のバランスを取りながら、キャリアを重ねていくことはできます。ぜひ皆さんも、頑張ってください。


田中孝幸さん
齋藤源太郎さん
岩瀬昌美さん

参加者に聞きました

佐藤慈真さん
UCI2年  看護・建築(専攻希望)


キャリアを考えるのはまだまだ先と思っていましたが、今回色々な方のお話を聞いて、すごく楽しくてためになりました。特に、逆境を跳ねのけて頑張っておられる斎藤さんの話が良かったです。こういったセミナーがあれば、また積極的に参加したいと思います。


中井將人さん
Cal Poly Pomona4年  国際ビジネス専攻


僕は将来起業したいと思っていますが、さまざまな業界で働く先輩からの意見を聞けて勉強になりました。特に、岩瀬さんの、まず大企業に就職し、給料をもらいながらビジネスのノウハウを学び、それから起業しても遅くない、という話が印象に残りました。


石原優月さん
UCI2年(早稲田大学・国際教養学部在籍) 心理学(専攻希望)


とても楽しかったです。卒業まで時間がありますが、実際にどのように就活をすればいいかという話がためになりました。また、就職先は会社名で決めるよりも、自分がやりたいことをした方がいいんだと学べたので、これから時間をかけて決めていこうと思います。


齋藤祥子さん
CSULB4年  コミュニケーション専攻


ビザ、体験談、社会人の話と、一度に色々な情報収集ができる貴重な機会でした。私はアメリカでの就職を希望していますが、日米それぞれでの就活の話が聞けたのも良かったです。斎藤さんのお話では、人生を考える上でも大切なことを教えていただきました。