遊ぶ
Leisure

USトレンド

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカ芸能界ゴシップ情報や、著名人・有名人へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

オリンピック出場記念インタビュー フィギュアスケート米国代表 長洲未来さん

最新USトレンド

2008年に14歳の若さで全米選手権に優勝し、一躍注目を浴びた、フィギュアスケーターの長洲未来さん。両親とも日本人で、モンテベロ出身というロサンゼルス日系社会のヒロインは、08年以来、バンクーバー・オリンピック出場が待望されてきた。そして、今年1月の全米選手権で2位に入賞し、同大会1位のレイチェル・フラットと共に、見事、女子フィギュア米国代表の切符を手に入れた。2月12日開会のオリンピック本番を控え、調整に余念のない長洲さんに意気込みを聞いた。


長洲未来
◎ながす・みらい 1993年4月16日生まれ、カリフォルニア州モンテベロ出身の女子シングル・フィギュアスケーター。両親は日本人で、日米両国籍を持つ。5歳からスケートを始め、2008年全米フィギュアスケート選手権で、同大会史上2番目の若さとなる14歳で優勝。世界ジュニア選手権では07年2位、08年3位。ミシェル・クワンらを育てたフランク・ロル・コーチの指導を受ける


米国代表選出、おめでとうございます!
決まった時の感想は?

代表に決まったらいいなとは、もちろん思っていたんですけど、実は内心やっぱり無理かなぁと…。だから選考がかかった全米フィギュアスケート選手権で自分の点数を聞いて、1位(のレイチェル・フラット)との点数はすごく開いていたんですけど、2位に入れて、本当にオリンピックに行けるんだと感激しました。決まってからは応援も多くなったし、実家のお店(寿司店)に来て、「頑張って!」と伝えてくださる方もいます。


2008年の全米選手権以来、
オリンピック米国代表入り確実と言われ続けてきましたが

オリンピック米国代表入り確実と言われ続けてきましたが?
08年まではきちんと練習できていて、結果も出ていたんですが、09年はケガをしたりして全然ダメでした。今回のオリンピックも、まだまだ無理だと、みんなに言われていたんですけど…。でも、心の中では、ずっと行きたいと願って今まで頑張ってきました。


オリンピック本番も間近ですが、今の心境は?

私のことをみんなあまり知らないから、周りのプレッシャーは多分ないと思うので、自分のベストの演技をするだけです。浅田真央さんやキム・ヨナさん、安藤美姫さんとか、世界のトップ選手の演技を観て勉強したい。キム・ヨナさんや浅田真央さんなど、トップ選手をライバルとして意識している?

お二人が出場している大会に、あまり私は出たことがないので、正直わからないんですけど、氷の上ではライバルですね。試合を離れたらもちろん友達ですけど。


オリンピックは未来さんにとってやっぱり特別なもの?

そうですね。4年に1回しかないですし、今年はフィギュアのアメリカ代表は2人だけだったので。米国を代表してオリンピックに出られることになったので、出られなかった選手の分まで、私は頑張らなければならないと思っています。ちゃんと滑らなかったら、行けなかった人に怒られますよね。観客の心に通じるよう滑りたい。


日本人としてのルーツを持ちながら、
米国代表として出場するのはどんな気持ち?

私はアメリカ人ですけど、日本の道徳観や価値観も教えられて、育てられてきました。日本のファンからも、アメリカのファンからも手紙が届いて、「頑張ってください!」と励ましてくれたり、気持ちとかを伝えてくれるのがすごくうれしいです。日本とアメリカ、2つの国の人から応援してもらえる境遇にある私は、すごくラッキーだと思います。


オリンピックには何を期待していますか?

クリスティー山口さんから、オリンピックでしか得られないものがすごくいっぱいあるし、必ず良い経験になるから、楽しんできなさいって言われたので、そうしたいと思います。みんなに失礼だと言われているんですけど、私はまだ16歳なので、今回はプレッシャーを感じず、オリンピックを楽しみたいと思っています。

競技が終わって氷の上を離れたら、世界のトップフィギュアスケーターの人たちと会って、話してみたいです。他競技の選手では、ショートトラックのアポロ・アントン・オーノさんにも会いたいです。会ったことないのですが、私と同じ日系で、すごくいっぱいメダルを取っているすごい選手だから。サインだけでももらって帰ってきます(笑)。


本番ではどんな滑りを見せたいですか?

スパイラルとかスピンとか、誰よりも頑張って練習しています。ジャンプも頑張っているんですが、時々ダウングレードされるんですけど(苦笑)。だから、ミシェル・クワンさんみたいに、観客の心に通じるように滑りたいと思います。去年はケガなどでちゃんと練習できず、不安で、心配だったんですが、今回はきっちり練習できているので、「できる!」っていう気持ちが強いです。去年から大人っぽくなった姿を、みんなに見せたいですね。

氷の上では自分1人で滑るので、他の人のことは考えず、私は私らしく、頑張って滑りたいです。何も考えないで集中するつもりですが、それでもきっと緊張するんでしょうけど、その緊張感をポジティブに使えたらと思います。「この子をオリンピックに送って良かった」とみんなに思ってもらえるように、恥ずかしくない演技をしないといけないですね。


将来の夢は?


スケートが大好きなので、この大好きな気持ちを忘れず、一生懸命努力してトップスケーターになりたいです。小さい頃、ミシェル・クワンさんやサーシャ・コーエンさんが、すごい有名で、フィギュアスケートがブームでした。今、アメリカでフィギュアスケートを観る人は、その頃に比べると少なくなってきています。だから、私はそのくらいスゴくなって、またみんながフィギュアスケートを観てくれるようにしたいです。

在米日本人ファンにメッセージを。


いつも応援していただき、お世話になっているので、感謝の気持ちでいっぱいです。オリンピックでは、私の演技を見守ってくださるだけでうれしいです。みなさんのためにも頑張りますので、これからもよろしくお願いします。

(2010年2月16日号掲載)