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現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカ芸能界ゴシップ情報や、著名人・有名人へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

ゴシップパラダイスVol.78

ゴシップパラダイス

ハリウッドをうろついて情報収集するネコのベベが、ハリウッド芸能ニュースやセレブの最新情報を、毎号レポートします。エンタメ界になじみのない読者も、思わず目が留まるジューシーなネタ満載です!


☆ マドンナ、年下彼に
プロポーズ受ける

53歳のマドンナ、ともすれば一般の20代より元気で美しい。だが、24歳のカレ、ブライム・ザイバットにプロポーズされるとはビックリ。

マドンナは、これまでに2回結婚している。1回目はブライムが生まれるはるか前の1985年。俳優ショーン・ペンと激情型の結婚をして、4年後に離婚。2度目は映画監督のガイ・リッチーと8年間に及んだ。この結婚生活が破綻した後は、さすがに懲りた様子を見せ、「再婚するくらいなら、電車にひかれた方がマシ」とまで言っていた。

しかしここにきて、ラブラブ交際中の超年下カレからのプロポーズに、喜びを隠せない様子なのだ。「考える時間をちょうだい」と、躊躇して見せているものの、デミ・ムーア同様、中年期を一人で過ごすのは嫌なマドンナは、まんざらでもない。結婚は嫌だけど、一緒にいてパワーと若さを与えてくれる若い男が必要だということ。贅沢過ぎるとベッちゃんは思うのだ。


☆ アンジェリーナの
オスカードレス

今年のアカデミー賞授賞式は、当初、エディー・マーフィーの司会ということで、「不適切発言」で話題沸騰になるのではと、不謹慎にも期待に胸を膨らませていた。しかし、プロデューサー、ブレッド・ラトナーが同性愛者に対する差別発言をしたために降板、ラトナー抜擢のエディーの司会も自動的にキャンセルという展開だった。そして、代役にビリー・クリスタルという、驚くほどの無難な選出に、ベッちゃんはすっかり見る気をなくしたオスカーだったわけだが、レッドカーペットを彩るドレスは、例年通り注目なのだ。

ダントツで話題をさらったのは、深くスリットの入ったアンジェリーナ・ジョリーの右足。キャメロン・ディアスのアラフォーとは思えない驚愕のナイスバディーや、胸元ポロリ狙いのギリギリドレスのジェニファー・ロペスがすっかり霞んでしまうほど、小悪魔アンジーの右足は深く、深く切れ上がっていて、ベッちゃんも評価したいと思うのだ。あまりの激痩せに「不健康で良くない」との評もあったが、自身の美しさを存分に理解したアンジーの自信満々のポーズは、オスカー会場に低い唸りを響かせるほどだった。

その話題は瞬く間にツイートされ、挙げ句の果てに「アンジェリーナ・ジョリーの右足」なるアカウントもセットアップ、フォロワーがあっという間に1万5千人という大ヒットとなった。また、足の写真はさまざまな画像にアイコラされ、フェイスブックなどに蔓延。アンジーのしてやったりとほくそ笑む姿が、思い浮かぶのだ。


☆ ジェシカ・シンプソン
妊婦ヌード

歌手のジェシカ・シンプソンが、雑誌『ELLE』4月号の表紙で、妊娠末期のヌードを披露した。ジェシカは出産日を発表していないが、今春には出産と打ち明けているので、既に妊娠9カ月以降の可能性アリ。

臨月に近付いたとは言っても、最近の目に余る太り具合はただごとではない。全米の憧れのお姉さんだったジェシカは見る影もなく、迫力のおばちゃんに変貌している。

ちなみにジェシカは歌手だけでなく、10億ドルの売り上げを誇るファッションブランド、「ジェシカ・シンプソン」のデザイナーでもある。お腹の子は女の子だと発表したが、愛娘はプチセレブ・ファッショニスタとして活躍することうけあいなのだ。


☆ リンジー・ローハン
『SNL』で復活

お騒がせ女優リンジー・ローハンが、伝統的人気コメディー番組、『Saturday Night Live(SNL)』の司会として復活した。カメラ横に流れるセリフをガン見していたという辛口批評を始め賛否両論だが、それなりに笑えるコントをこなしていた。最も評価が高かったオープニングでは、ジュエリー万引きで実刑判決を受けた事件など、自虐ネタでジョークを展開した。

リンジーは元々、天才子役として将来を有望視されており、そのコメディーセンスも高く評価されていた。しかし、飲酒や薬物摂取、夜遊びし過ぎで撮影現場に無断欠勤などの問題行動を度々起こし、あれよあれよと言う間にお騒がせ女優になってしまった。

さておき、ベッちゃんが気になるのは、SNLの時のリンジーの顔。前髪を目の上ギリギリに切り揃え雰囲気を変えても、〝お直し〞の痕がはっきり見えるのだ。


ハリウッド・カップル・レポート
ドリュー・バリモアと
ウィル・コぺルマン

ハリウッドの元祖不良娘ドリュー・バリモアが、今度こそ本気で落ち着いた家庭を築く気になったようだ。『ET』で天才子役として有名になった後、現在のリンジー・ローハンとは比べ物にならない程の転落人生をひた走ってきたドリュー。10代になる前にすでにアルコール依存、そして13歳でリハビリ施設送りだったのだ。

そんなドリューは、9歳の時に両親から親権を放棄され、温かい家庭を知らずに育った。そのためか、2回結婚に失敗している。しかも最初の結婚は、バーテンダーと2カ月未満、2回目もコメディアンのトム・グリーンと5カ月間という超短期のままごと婚ばかり。キャリアでは見事に立ち直って1流女優、そして敏腕プロデューサーとして活躍中だが、幸せな結婚は難しそうに見えた。

しかし、今回のお相手、婚約者のウィル・コぺルマンは、そんな過去の傷を難なくカバーし、安定した幸せな家庭を築こうと言うのだ。ウィルは、アートコンサルタントという具体的には何をしているのかわかりにくい職業で、父親はCHANELの元CEO、つまりお金持ちのボンボン。ウィルの育った家庭は、ドリューの憧れたそれなのだ。ウィルのためにユダヤ教に改宗まで決心したドリューの本気ぶりがうかがえる。

結婚式をユダヤ式でと言うウィルだが、ドリューにプロポーズしたのは昨年のクリスマス。「ユダヤ教なのにクリスマス?」と疑問なベッちゃんのツッコミはさておき、その時、本人は知ってか、知らずか、初めてのベイビーを宿していたのだ。

人より濃い目の人生を色々乗り越えてきたドリューだけに、家事も難なくクリアできるに違いない。


セレブなファッション
セレブと
ファッションショー

2月にロンドンで行われた「Victoria Beckham」の秋冬コレクションで、生後わずか8カ月のハーパーちゃんが、フロントロー・デビューを果たしたことを、前回このコラムで話題にした。ファッション・ウィークでは、いかに話題のセレブをフロントローに呼び込むかで、話題性が違ってくる。各ブランドの必死の招待合戦の末、ファッショニスタのセレブたちが、華やかにフロントローを飾るのだ。

このフロントローだが、実はカラクリがあるのだ。セレブはなんと、そこに座ることでお金をもらっている。例えば、歌手リアーナは、秋冬のパリで、今をときめく「Karl Lagerfeld」のショーのフロントローに座ったが、その謝礼に何と9万4千ドルをいただいたそう。ファッショニスタとして認められているクロエ・セヴィニーは、俳優としては大人気ではないためか、6万2千ドルと少し割安。

ちなみに、ハーパーちゃんのデビューしたロンドンのファッション・ウィークでは、6日間で100のショーが開催された。翌日のニュースでいかに注目されるかがマーケティングの押さえどころだけに、期間中11億5千万ドルもセレブの招待に費やされたという。なかでもBurberryなどは、ファッショニスタとして人気の高いアレクサ・チャンを始めとするセレブリティーで、フロントローが埋め尽くされていたとか。




●イラストレーター:小坂 亘
北清水デザインラボ代表。大阪在住のイラストレーター。独特の作風でハリウッドセレブを描いたイラストの数々は、下記のウェブサイト参照。
公式ウェブサイト
www.kitashimizudesignlab.com

(2012年4月1日号掲載)


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