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現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカ芸能界ゴシップ情報や、著名人・有名人へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

ゴシップパラダイス Vol.5

ゴシップパラダイス

ハリウッドをうろついて情報収集するネコのベベが、ハリウッド芸能ニュースやセレブの最新情報を、毎号レポートします。エンタメ界になじみのない読者も、思わず目が留まるジューシーなネタ満載です!


☆クリス・ブラウン
恋人リアーナを殴る

R&B界一のスイートカップルとして知られていた、クリス・ブラウンとリアーナの2人だが、2月8日に行われたグラミー賞授賞式をドタキャンし、大きな波紋を呼んだ。

現在20歳のリアーナは、南米バルバドス出身で、17歳の時から歌手活動を開始。2007年、『Umbrella』の大ヒットで昨年のグラミー賞を受賞し、その後の飛ぶ鳥を落とす勢いの人気ぶりは記憶に新しい。クリス・ブラウンに至っては、15歳からキャリアをスタートさせ、甘い歌声にスイートな歌が人気の、やはり将来を有望視される歌手の一人。欠席したグラミー賞では2人合わせて5部門でノミネートされていた。

ドタキャンに至った過程は、前日7日のクレイブ・デイビスのグラミー前夜パーティーの帰り、2人がポルシェに乗ってパーティー会場を後にした直後のケンカ。数日前からケンカが絶えなかった2人だが、その日のケンカは白熱してしまい、クリスはリアーナを殴るなどの暴行を加え、その場を去った。

911通報によって駆け付けた警察は、唇や鼻などに傷を負って血まみれになったリアーナを、ロサンゼルス市内のシーザー・サイナイ病院に連れて行ったという。クリスはその後、地元の警察へ出頭し、5万ドルの保釈金を払って出所。2人共グラミーでのパフォーマンスを予定していながら欠席となった。

一時は気を失うほどの暴行を受けたリアーナは、あざの残る姿を隠すため仕事をキャンセルし、家族の待つバルバドスに一時帰省する予定だという。

クリスの母親はドメスティック・バイオレンスの被害者であったため、クリスは女性に母親のような経験をしてほしくないと語っていたという。彼の歌は、甘く切ないラブソングが多かっただけに、大きなイメージダウンにつながりそうだ。



☆8つ子を産んだ
アンジー似女性の謎

8つ子を産んだことでさまざまなメディアに報道され、一躍注目を浴びたナディア・サルマンさん。アンジェリーナ・ジョリーに何だか似ていることや、現在無職でありながら、実はこの8つ子のほかにも6人の子供がいるというのに、人工授精に踏み切ったといった不可解な事実が明らかになり、波紋を呼んでいる。

無職で、カリフォルニア州立大学フラトン校の学生のサルマンさん。現在は自宅の家賃や生活にかかる費用は、すべて親に出してもらっているようだ。そのサルマンさんになぜ体外受精ができたかというと、1999年に仕事で負ったケガを理由に17万ドルの損害賠償を受け、そのお金を体外受精に充てたという。

当然使い切ってしまった現在は、政府からの保護を受け、食料などを購入できるチケットを受け取っているが、今回の8つ子出産の医療費は、約130万ドル。8人分のオムツに毎月800ドル、そして14人の子供を17歳まで育てるのに、推定約130~270万ドルの費用がかかるというから大変だ。

ナディアさんは、現在就学中のマスターコースを修了して学位を取得すれば、楽々返済できると主張するが、ナディアさんの取得するソーシャルワークの博士号取得後の初任給は、推定4万5千ドルと言われているので微妙である。さらに、アンジェリーナに似ているのは美容整形ではないかとも言われている。

しかし、子供たちに罪はない。健やかに育ってほしい。



☆アニストン40歳
そしてパリスも28歳!?

破局と熱愛が交互に発表されるジェニファー・アニストンだが、40歳の誕生日は噂の恋人、ジョン・メイヤーと共に祝ったようだ。

ジェニファーはビバリーヒルズにある自宅で、2月9日(本当の誕生日は11日)に誕生パーティーを行った。ヒットTV番組『Friends』以来の親友、コートニー・コックスやトップセレブ友達のニコール・キッドマンなどが訪れた。

そのなかには、前日にグラミー賞を見事受賞したジョンもいた。しかし、2人が未だに熱愛中かどうかははっきりしない。

一方、同じ2月が誕生日のパリス・ヒルトンも、自身の28歳の誕生日(2月17日)を祝うために、13日の金曜日に誕生パーティーを開いた。

ロサンゼルスの自宅で行われたそのパーティーは、ピンクを着ている人しか入れず、自身も下着さながらのセクシーなピンクのドレスで登場したという。さらに自宅内に併設されているナイトクラブで、妹ニッキー・ヒルトンと共に、マドンナの名曲『Like a Prayer』に合わせてポールダンス(ストリップクラブなどで、ストリッパーがするセクシーダンス)を披露してもてなした。

来場した友人には、エリシャ・カスバート、人気TVシリーズ『Heroes』で不死身の女子高生を演じるヘイデン・パネッティーアなどがいたそうだ。



☆オバマ夫妻のバレンタイン

ファーストレディーとしての仕事をこなすばかりでなく、ファッション雑誌『Vogue』米国版の3月号表紙を飾るなど、ファッションなどにも活動的なミシェル・オバマだが、バレンタインは、夫のバラク・オバマ大統領とロマンチックなデートナイトを過ごしたようだ。

バレンタインは、ひとまずホワイトハウスから離れ、2人のホームタウンでもあるシカゴに戻った。元オプラ・ウィンフリーの専属シェフとして知られる、アート・スミス氏が経営する地元では有名なレストラン「Table 52」で、2人はクリスピー・キャットフィシュとピスタチオ・チキンを楽しんだとのことだ。



ハリウッド・カップル・レポート

10年超えなるか?
トムとケイティーの結婚生活


トム・クルーズは、パーフェクトな笑顔の陰に怪しい噂の絶えないスターで、やれゲイだの、恋人は条件リストを作って選ぶなどと囁かれている。彼の白い歯を見ていると、スターも人間であるという単純な事実をうっかり忘れてしまいそうになる。

トムの最初の結婚は、1987年のミミ・ロジャースとだったが、わずか3年で離婚。そして、同年90年末からニコール・キッドマンとの結婚生活がスタート。2人の間には実の子はいなかったため、2人の養子を迎えた(ちなみに、離婚後のインタビューで、ニコールは2度流産を経験したと語っている)。

ニコールとの夫婦生活は9年9カ月。カリフォルニア州の法律では、結婚が10年を超える場合と超えない場合で、慰謝料を払う代金と期間が変わってくるという。突然起こった離婚劇に、ニコールは原因がわからないと当時の雑誌インタビューなどで語っていた。

突然終わった結婚生活の余韻も引かないうちに、トムはペネロペ・クルスと交際。その後、トムの築くパーフェクトワールドの新しい姫に選ばれたのが、ケイティー・ホームズ。まだまだ駆け出しであったケイティーは、八重歯の似合う初々しい女優だった。パパラッチに追いかけられることも少なかった彼女が、突如世界のマスコミの注目の的となる。

どんなパパラッチの激写にも完璧な笑顔で対応するトムの傍ら、うかつに素の表情をさらすケイティー。そんなケイティーも歯をお直しし、トムの子供を出産。スタイリストも付いたのか、スタイリッシュなハリウッドママに変身した。

そんな2人の婚前契約は、毎年300万ドルずつトムがケイティーに払い、最高3300万ドルまで支払われる。もし11年以上結婚生活が続いたら、この婚前契約は無効となるというもの。トムの大切にしているサイエントロジーにも多大なる理解を示すケイティー。今度こそ10年を超える夫婦になれるかの挑戦だ。


セレブなお仕事紹介・その⑤
「セレブリティー・フォトグラファー」

「仕事の時は対等でなくちゃいけないから、セレブを特別な存在だと思ったことはないわ」と答える鈴木香織さん。「ハリウッドの俳優は対等に扱った方が調子がいいみたい。日本は逆ね。持ち上げた方が良い写真が撮れるの」。ハリウッド俳優たちは、フォトグラファーを自分たちと同じプロフェッショナルと意識するためだろうか、おべんちゃらは通用しない。

ハリウッドの大物俳優たちは、意外にポーズを決めるのがヘタだという。「ブラッド・ピッドは特別。彼はとてもポーズが上手いけれど、それはハリウッドでは珍しいことよ。ジョニー・デップやオーランド・ブルームは、なかなかポーズを取ってくれないの」。ほかにもジョージ・クルーニーなどイケメン俳優たちが、どうして良いかわからず立ちつくすのだと打ち明けてくれた。そういう場合、鈴木さんは動きを指示することもあるという。だからこそ対等でいなければ、良いポーズを取ってもらうよう要求できないのだ。

それが認められてか、鈴木さんにはジョニー・デップから名指しで映画宣伝用の写真撮影のリクエストが来たことがある。「ジョニー・デップは本当にカメラが嫌いなの。だから私のようにテキパキと仕事をこなして、さっさと終わらせるのが好きなんじゃないかしら」。

セレブと言えば、あの華やかなレッドカーペット! 鈴木さんは、小柄ながらも荒くれパパラッチたちに混ざって、声の限りにセレブの名前を叫ぶ。「皆が一斉に叫ぶから、何が何だかわからないと思う。だけど誰かの声に引っかかって振り向くのね」。振り向くのはほんの数秒。その間がシャッターチャンスだ。

そんなレッドカーペットには厳しい掟がある。一見自由に撮っているように見えるが、場所は1カ所に決められている。自身が動くことは認められず、セレブが1人1人そこに現れるのを収めなければならない。撮影位置は古株から名前を呼ばれ、順番に決められていく。常連で固められた特殊な世界なのだ。

最後にベッちゃんの大好きなオーランド・ブルーム君について、とっておきの秘密を教えてくれた。

「オーランドはね、笑顔が苦手なのよ。全然笑ってくれなくて困るの。顔がキレイだから、子供っぽくなるのを気にしてるのかも」。
 
でも、鈴木さんのウェブサイト(www.suzukikphotography.com)を飾るオーランドの笑顔は絶品なのだ!



(2009年3月1日号 掲載)


●イラストレーター:小坂 亘
北清水デザインラボ代表。大阪在住のイラストレーター。独特の作風でハリウッドセレブを描いたイラストの数々は、下記のウェブサイト参照。
公式ウェブサイト
www.kitashimizudesignlab.com/wtrgallery.html

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