アメリカ生活大辞典
郵便局を利用するホリデーシーズンのギフトを贈ったり、日本へ書類や荷物を送ったりと、日常生活のなかで、最も活用するサービスのひとつが郵便だ。アメリカの郵政公社は提供しているサービスも多種多様。内容を理解して、自分の用途に合わせて賢く利用したい。 |
スピードと料金
どちらを優先させるか
米国内向けの郵便サービスには大きく分けてExpress Mail、Priority Mail、 First-Class Mailの3種類がある。
Express Mailは日本の速達にあたるサービスで、出した翌日の正午または午後3時までの配達が保証され、それまでに届かなかった場合、料金が返却される。配達は全米どこでも、365日行われ、郵政公社のウェブサイトで送った小包や書類が現在どこにあるかを確認することができるトラッキングのサービスも付いている。郵便局にある無料の専用封筒で送ると、重量に関係なく 14ドル40セントで送れる。また、100ドルまでの保険が無料で付く。
Priority Mailは、70ポンドまでの小包や文書が米国内に2〜3日以内に配達されるもの。大きさの制限は縦・横・高さの合計が108インチ以下。郵便局にある無料の専用封筒を使うと、送り先や重量に関係なく4ドル60セント均一で送れる。また、ウェブサイトでプリントアウトした宛名ラベルを使用すると、無料で配達確認サービス(Delivery Confirmation)が付いてくる。
First-Class Mailは封書や葉書を送る際に利用する普通郵便にあたる。米国内には1〜3日以内に届く。米国内宛ての葉書の料金は26セント。大きさは3・5インチ×5インチ、厚さ0.007インチ以上で、4.25インチ×6インチ、厚さ0.016インチ以下。このサイズ以外だと封書の料金となる。
米国内宛ての封書の料金は2007年5月時点で1オンス以下が41セント。大きさは市販されているNo.10の封筒を使えば問題ないが、最小は3.5インチ×5インチで、厚さ0.007インチ、最大で6.125インチ×11.5インチで、厚さ0.25インチまでとなっている。長方形以外の変形封書を使用した場合、追加料金がかかるので注意が必要。
米国内宛ての小包を安く送りたい場合は、Parcel Postを利用する。縦・横・高さの合計が130インチ、重量70ポンドの小包まで送れ、2〜6日で届く。ポスターなどのチューブ型の小包など変形のものは追加料金が必要。なお、本やCD、DVD、ビデオテープなど記録媒体のみを送る場合には、Media Mailを利用すればParcel Postよりさらに安い料金で送れる。
日本への配達はGXGで2〜3日
海外へ急ぎで文書や小包を送る場合に利用できるサービスとしては、Global Express Guaranteed(GXG)、Global Express Mail(GEM)、Global Priority Mail(GPM)の3種類がある。
GXGは、FedEXとの協力で世界190カ国に1〜3日以内に文書や小包を届けることを保証するサービス。
GEMは3〜5日以内に配達され、日本へは18ドル25セントから利用できる。GXGとGEMは、ウェブ上でトラッキングもできる。
GPMは最高4ポンドまでの封書を送ることができる。配達にかかる日数は4〜6日で、日本国内でも速達扱いになる。郵便局に備え付けの専用封筒を使うと均一料金になる。6インチ×10インチの小なら5ドル25セント、9.5インチ×12.5インチの大なら9ドル50セント。4ポンドでも28ドル50セントと先の2つのサービスよりも割安になっている。
海外へ送る場合、一般的なのはAirmail(航空便)かEconomy(船便)だ。
日本への航空便での葉書は75セント、封書は1オンスまで84セントからとなっている。封書は最高4ポンドまで送れる。小包は1ポンド未満なら17ドル25セントから。最高で66ポンドの荷物まで送れる。到着まで1週間前後かかる。
船便による封書は16オンス未満で4ドル25セントから。最高で4ポンドまで。小包は5ポンド未満なら24ドル50セントから。最高で66ポンドまで。航空便に比べて半分以下の料金で送れるのが魅力だが、日本まで数カ月かかることもある。
主な付加サービス
詳しくは郵政公社のウェブサイトwww.usps.comを参照
Collect on Delivery(COD)
代金引き換え払い。郵便局が配達時に送料と代金を徴収する。国際郵便では使えない。
Certified Mail
配達証明。配達されたかどうかを差出人がウェブサイトで確認できる。受取人のサインは郵便局に保管される。追加料金$2.65。
Delivery Confirmation
配達確認。ウェブサイト上で配達日時や配達経緯を確認できる。追加料金はPriority Mailで$0.65 、First-Class Mail、Media Mail、小包で$0.75。
Insured Mail
中身が壊れたり、紛失した場合に5,000ドルまでの補償が得られる。
Registered Mail
書留。最高25,000ドルまで紛失や破損に対して補償が得られる。配達の日時もウェブサイトで確認できる。
Return Receipt
受取証明書。受取人のサインと配達日時が記された証明書が、差出人の元に届く。
Signature Confirmation
署名確認配達。配達日時や配達先の住所の確認だけでなく、指定した本人が受け取ったことをサインで確認できる。追加料金$1.90。
(料金・サービスの内容は2007年5月現在)


