アメリカ生活大辞典
レンタカーを借りるアメリカに来たばかりで車を購入する前や、故障などで自分の車が使用できない時、旅行で長距離ドライブをする際に役立つのがレンタカー。
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ダメージの免責額と
保障の対象を把握する
レンタカーを借りる際に必要なのが保険。レンタカーを運転していて事故を起こした際に、相手の医療費や物損をカバーしてくれるのがBasic Liability Insurance(対人・対物保険)だ。しかし、これには自分や同乗者、レンタカーへのダメージの保障は含まれない。
そこで必要になってくるのがCDW(Collision Damage Waiver)だ。レンタカー会社によってLDW(Liability Damage Waiver)やCollision Damageなどと呼ばれるが、これが自分が運転する車のダメージを保障してくれる。
レンタカー会社やポリシーによって免責額(Deductible)が通常400〜1500ドルと大きく異なる。この免責額が低ければそれだけ自己負担が減るので、金額に注意したい。なかにはこれがゼロのところもあるが、ウィンドーグラスなどがカバー対象外になっている場合もある。跳ね石などでガラスにヒビが入っただけでも、数百ドルの請求が来ることもあるので、どんなダメージがカバーされるのかにも注意を払って慎重に選びたい。なお、タイヤのダメージは通常CDWの対象外となっている。
最近ではレンタカー会社が走行マイルの制限をしていない場合も多いが、料金の安い会社のなかには、1日の走行マイル数を制限しているところもある。長距離をドライブして、この制限マイルを超えると、かえって割高になってしまうこともあるので行き先までのマイル数を確認することが必要だ。
米系の大手のレンタカー会社では、借り手に年齢制限を設けている場合が多い。25歳未満は借りることができなかったり、1日につき5〜20ドルの追加料金を請求されることがある。
実際、21歳未満の人に対し、貸し出しを行うところはほとんどないのが現状。しかし、日系のレンタカー会社では、18歳以上から貸し出しを行っている場合もあるので、問い合わせてみると良いだろう。
アメリカに来たばかりの人や、日本からの旅行者がレンタカーする場合には、日本の免許証や国際免許証しか持っていない場合がほとんど。米系のレンタカー会社では、カリフォルニア州の運転免許証の提示を求める場合が多く、国際免許証を受け付けないことも多い。このケースも、日系のレンタカー会社の場合、多くが国際免許証はもちろん、日本の運転免許証でも借りることができるので便利だ。
追加の保険は
安心がほしい場合に
レンタカー会社によってはBasic Liability InsuranceやCDWの他にも、オプションとしてPAI(Personal Acci-dent Insurance)やSLI(Supplemental Liability Insurance)といった保険への加入をすすめられることがある。
PAIは、事故の際に運転者本人と同乗者の医療費をカバーするもので、Basic Liability Insuranceと対をなす存在。しかし、最近ではクレジットカードの特典として旅行者保険が付いていたり、海外旅行者保険や、アメリカの学校に通う学生ならば学校から保険の加入が義務付けられている。これらでカバーされている場合は、あえてPAIに加入するメリットは少ないと言えよう。
SLIは、Basic Liability Insuranceを補うための保険で、万が一の時、最高100万ドル程度まで支払われる。
通常、100万ドル単位の物損や医療費、慰謝料を請求されることは、飲酒運転などの無謀な運転をして起こした事故以外ではまれだという。しかも、このような無謀運転によって起きた事故の場合、例えSLIに加入していても、保険金が支払われない場合もあるので、安心を買いたいという人は加入した方が良いだろう。
最後に、自分の車を持っていて、保険に加入している場合は、レンタカー会社の提供する保険に加入する必要はない。
ただし、レンタカーに対して自分の加入する保険会社が、万が一の場合に支払いをしてくれるか、事前に確認しておく必要がある。なかには、自分の車が故障などで使用できないといったやむを得ない事情でない場合(バケーションなどでレンタルする場合など)、保険の支払いが拒否される例もあるので注意したい。
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