アメリカ生活大辞典
県人会・同窓会に入る広大な車社会の南カリフォルニアでは、日本人が多くても新しい人との交流がなかなか容易ではない。ビジネスネットワークを広げたい、また仕事を越えた付き合いがしたいというのであれば、日本の同窓会や県人会に参加してみてはどうだろう。 |
県人会
現在、南カリフォルニアでは各都道府県の県人会が組織され、その県出身者だけでなくその県にゆかりのある人、短期間住んだことのある人などが様々な活動を通して交流を深めている。1800年代末から渡米してきた日系1世たちが、懐かしい故郷に思いを馳せて設立していったのが県人会の始まりで、当初は差別や偏見から守る相互補助の目的だったようだ。以後、日系人の地位が向上するに伴いその役割が変化してきた。現在、ほとんどの県人会は、3世4世と祖国を知らない日系人へのルーツの伝承や、日本を祖国に持つ新1世たちがロサンゼルスにいながら郷土の文化にふれる機会として親しまれている。
県人会の活動内容はさまざま。百年以上の歴史を持つ鹿児島県人会は、婦人会、青壮年部、ヘリテージクラブと協力しながらの新年総会、親睦会をはじめ、バレーボールやソフトボール大会、ピクニックなどのイベント通して親睦を深めている。また宮城県人会では、サクランボ、リンゴ摘みを開催するほか、隔年にホームステイを行い、県と深く交流している。
このように同郷の有志で運営されている県人会では日本を遠く離れて寂しい思いをしている人の心のよりどころとなっている。懐かしい思い出話に花を咲かせたり、お互いに有益な情報交換の場として入会してみるのもいいだろう。
同窓会
南カリフォルニアには日本の高校・大学の同窓会も数多い。同じ学校を卒業していれば、たとえ卒業年度は違っても、共通の話題は生まれやすい。ほとんどの同窓会では、1年を通じてさまざまな企画を催し、会員同士の交流を促進している。イベントの種類は、新年会や忘年会など定例行事に始まり、なかにはスポーツイベントを行っているところもある。例えばロサンゼルス最大規模の同窓会のLA三田会は、ビジネスセミナー、ミスター世界と食べ歩き、ヨガ、カヤック教室など年間20の行事を予定。年齢、職業に関係なく、人脈を広げることができる。また、53年の歴史を誇るLA稲門会は、年始の新年総会を始め、月1回のペースでピクニック、ゴルフ、早慶テニス大会、グルメ食べ歩きなどのイベントを行っている。
日本で同窓会に入っていなかった人にとっても、外国で生活していく上で経験に基づいたアドバイスをしてくれる先輩の存在、そしてそこから広がる人脈は心強いものになるに違いない。1度問い合わせをしてみてはどうだろうか。
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