カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)留学ガイド

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カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のロゴ

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のロゴ

ダウンタウン・ロサンゼルスの西、ウェストウッドという街にあるカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のキャンパス。高級住宅地ビバリーヒルズからも近く、また少し足を延ばせば海沿いのサンタモニカなどのビーチにも出られる好立地で、4万人以上の学生が通う人気大学。
 
またカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)はスポーツなどのクラブ活動も盛んで、文武両道の点でも有名なアメリカを代表する大学だ。

アメリカを代表する名門州立大学のUCLAは留学でも人気・おすすめの学校

2019年版のUS newsによるアメリカ大学ランキング(Best Colleges)によると、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)はアメリカの総合大学ランキングで19位、またアメリカの州立大学ランキングでは1位と、カリフォルニアのみならずアメリカ国内で見ても名門大学と言える。
 
当然、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)は日本人留学生にも人気・おすすめの留学先の1つで、UCLAの学部や大学院・MBAに通う日本人留学生もいれば、UCLAのエクステンションプログラムに在籍、短期の英語語学留学などで在籍中の日本人もいる。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)・日本人留学生インタビュー

【財賀理沙さん(左)】大学4年生
Cognitive Science専攻
心理学を勉強するため留学し、脳に興味を持つように。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で「認知科学」を専攻。

【高木麻里さん(右)】大学院2年生
Earth & Space Science専攻
スウェーデンの大学院で環境科学の修士号を取得後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)へ。現在、原始太陽系の進化について卒論を書いている。

The Bruin Bear:重さ2トンのブルーイン・ベア。「UCバークレーのシンボルの熊の子供だそうですよ」(高木さん)

アメリカ・ロサンゼルスを代表する大学と言えば、UCLA(University of California, Los Angeles:カリフォルニア大学ロサンゼルス校)。カリフォルニア大学グループ(University of California:UC)の中で最大の規模となる大学で、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)はバークレー校(UC Berkeley)やスタンフォード大学と並び称される、アメリカ西部の超名門校。419エーカーの広大な大学キャンパスの敷地には、235もの建物が点在し、大学生、大学院生合わせて4万人以上が通う。世界100カ国以上から留学生が集まる。
 
シャトルバスも通っているだけあって広い!都会の中にありながら、緑が豊かなカリフォルニア大学ロサンゼルス校のキャンパスは公園のようだ。
 
(2005年9月1日号掲載)

Ackerman Union

Ackerman Union:1階はUCLAグッズやスポーツ用品、衣類まで買えるブックストア、2階はフードコートとATM、郵便局、銀行、旅行代理店やコピーセンターまで揃う。「日本行きのチケットやUCLAオリジナルTシャツをお土産に買ったりと便利。ラップトップも500ドルで買いました!生活になくてはならないところです」(高木さん)

UCLAのキャンパス

Bruinwalk:カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のキャンパスの中でもにぎやかなこの道。「新学期には、この道の両脇でクラブの勧誘が行われ、ビラが飛び交います。政治系や、中国会、韓国会など国別のクラブ、運動部ではヨットや剣道などもあります」(財賀さん)

Kerckhoff Hall

Kerckhoff Hall:1931年に完成したこの建物には、学生の自治会やカフェが入っている。情緒漂うステンドグラスが美しい。「カフェは平日なら朝7時からオープン、夜11時まで開いています。夜はバンドやピアノの生演奏が入ることも。学生の溜まり場です!」(財賀さん)

ロイス・ホール

Royce Hall:カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のランドマーク的存在。イタリア・ミラノの教会をモデルに、David Allisonにより設計された。1929年築とキャンパスの中でも1番古い建物。コンサートなども行われる。「正面の2つの塔、実は左右対称じゃないんですよ」(高木さん)

UCLAの図書館

Powell Library:カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の図書館。ロマネスク様式の建物で、こちらもイタリアの教会がモデル。蔵書は760万冊と、アメリカの中でもトップ10に入る規模。

UCLAへの留学方法~エクステンションでの英語語学留学がおすすめ

UCLAの学生

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に日本から留学する方法としては主に3つの方法が考えられる。1つはUCLAの学部に新入生として留学する方法、もう1つは日本の4年制大学を卒業していれば、UCLAの大学院を受験する方法もある。
 
さらに、もう1つ、比較的簡単にUCLAのキャンパスで留学体験できる方法としておすすめなのが、エクステンション(Extension)と呼ばれるプログラムに参加、英語の語学学習やビジネス関連のコースに留学することだ。
 
ここでは、それぞれの方法ごとに留学に必要な入学資格や、UCLAに支払う授業料金・学費などを紹介する。

UCLAの学部に入学・留学する方法(TOEFLなどの資格や必要な費用)

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の学部に入学、留学する方法としては、新入生から入学する方法のほか、ロサンゼルスなどにあるコミュニティカレッジ(アメリカの2年制大学)に留学してからUCLAに編入・進学する方法がある。
 
実際にはコミュニティカレッジに留学後、後からUCLAに編入する日本人留学生も多いのだが、それは新入生としてUCLAに入学する際の資格や基準のハードルが高い点が理由の1つ。まず、ACTやSATなどの入学審査に必要なテストを事前に受験する必要があるほか、TOEFLのiBTスコアで100以上、IELTSのスコアで7.0以上の英語力が必要とされる。
 
また、UCLAの学部授業料や学費など留学費用が高い点も、難易度を高めている。2018年~2019年の1年間の授業料は、カリフォルニア州民の場合は15,991ドル(約180万円)だが、日本人留学生を含むカリフォルニア州外の学生の場合、41,294ドル(約470万円)の学費が必要となる。
 
入学資格も厳しい上に、授業料金・学費の費用負担が重い点が、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の学部への入学・留学を考えた際のデメリットだ。

MBAプログラムなど大学院を受験、留学する方法(入学資格や必要な学費)

もしカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の大学院を受験する場合も同様に、高い入学資格のハードルと授業料・学費がネックになる。例えばUCLAのMBAコースを受験する場合、GMAT/GREと呼ばれるテストのスコアが必要な上、英語力としてTOEFLのiBTスコアで87以上、IELTSのスコアで7.0以上が最低基準として求められる。また英語での推薦状(レコメンデーションレター)や小論文(エッセイ)も出願に必要な書類に含まれる。
 
また2018年~2019年の1年間の授業料は41,016ドル(約460万円)。2年間のMBA留学にかかる費用は学費だけで1,000万円近くとかなりの費用負担になるのが実情だ。

UCLAのエクステンション(extension)で、英語の短期語学留学もおすすめ

uclaエクステンションのロゴ

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に留学したい場合や語学学校以外で集中して英語を学びたい場合のおすすめが、UCLAのエクステンション(extension)プログラムに参加、留学する方法。
 
UCLAのエクステンションとは、社会人などでも大学キャンパスで学べるプログラムで、学士や修士といった学位は取得できないが、サーティフィケイト(修了証)を取得できるプログラム。中でも、英語の語学習得を目的としたエクステンション(American Language Center:ALC)が日本人留学生に人気・おすすめだ。

ALC(UCLA併設の語学学校でのエクステンションプログラム)のメリット・おすすめ理由

  • カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の学部・大学院留学と比較して授業料金・学費などの費用が安い
  • 4週間(1ヶ月)や12週間(3ヶ月)など、短期の語学留学も可能
  • 入学資格としてTOEFLなどの英語スコアが不要で、初級向けのクラスもある
  • UCLAの大学キャンパス内での語学留学
  • 質の高い英語の授業
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    UCLAでの英語語学留学にかかる授業料・学費(2019年)

    カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に併設された語学学校・ALCでは2つの英語の語学力向上プログラムが提供されている。1つがAcademic Intensive Englishプログラム(AIEP)で、英語を基礎からしっかりと学ぶことが可能だ。もう1つがIntensive English Communicationプログラム(IECP)で英語でのコミュニケーションスキルを中心に学ぶだめの留学プログラム。
     
    季節によって留学期間1ヶ月~3ヶ月のプログラムが提供されており、短期留学可能な点もメリット。週23クラス(1クラスは50分)と、たっぷり集中して英語を学べる点が特徴だ。
     
    Academic Intensive Englishプログラム(AIEP)の授業料金・学費(2019年)

    学期 留学期間 学費・授業料金
    春学期(10週間) 2019/4/1-6/7 5,920ドル
    夏学期(12週間) 2019/6/24-9/13 6,185ドル
    夏期前半のみ(6週間) 2019/6/24-8/2 3,600ドル
    夏期後半のみ(6週間) 2019/8/5-9/13 3,600ドル
    秋学期(10週間) 2019/9/30-12/6 5,920ドル

    Intensive English Communicationプログラム(IECP)の授業料金・学費(2019年)

    学期 留学期間 学費・授業料金
    春学期(12週間) 2019/4/1-6/20 6,235ドル
    春学期(4週間のみ) 2019/4/1-4/25
    2019/4/29-5/23
    2019/5/28-6/20
    2,580ドル
    夏学期(11週間) 2019/7/1-9/13 6,165ドル
    夏学期(4週間のみ) 2019/7/1-2019/7/25
    2019/7/29-8/22
    2,580ドル
    秋学期(12週間) 2019/9/30-12/19 6,235ドル
    秋学期(4週間のみ) 2019/9/30-10/24
    2019/10/28-11/21
    2019/11/25-12/19
    2,580ドル

     

    カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の学校情報~所在地や学生数

    学校名 University of California, Los Angeles(カリフォルニア大学ロサンゼルス校:UCLA)
    所在地 405 Hilgard Ave., Los Angeles, CA 90095
    連絡先 9742;310-825-3101
    学校ホームページ www.ucla.edu
    設立 1919年
    運営 州立
    敷地面積 419エーカー
    学生数 45,428人(大学生31,002人、大学院生13,025人、他1,401人)※2018年時点
    留学生数 学部の大学生のうち約12%が留学生(留学生数:3,645人)※2018年時点
    学部数 318学部(大学118、大学院200)
    学期開始時期 9・12・3・6月(4学期制)
    留学中の滞在方法 ホームステイなど

     

    コミュニティカレッジからの編入・進学によるUCLAへの出願・合格者も多数

    2018年のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)入学者は全体で9,205名だが、このうち3,167名が他の大学からの編入による入学者だ。この他の大学からUCLAに編入・進学した人のうち、92%がカリフォルニア州内のコミュニティカレッジ(コミカレ)からの編入となっている。

    コミュニティカレッジなどからUCLAへの編入・出願者数 21,859名
    合格者数 5,531名
    入学者数 3,167名

    英語の語学力に自信のある日本人留学生であればUCLAに直接出願するのも可能だが、そうでない場合はUCLAのエクステンションでまずは大学のキャンパス生活を体験しながら英語の語学力を高めたり、卒業後の編入を目的にまずはロサンゼルス周辺のコミュニティカレッジに留学するのも、UCLA進学のためのおすすめの方法だ。

    おすすめの大学・コミカレ・語学学校の情報はまだ他にも。アメリカ・ロサンゼルス留学のビザや費用についても下記ページから!

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