州民の誇りはビールとチーズとパッカーズ
全米で最も水がきれいな都市として知られる、ウィスコンシン州ミルウォーキーは、ビールの街として有名。ミラー、シュリッツ、パブストなどのビール工場が集積している。
| ウィスコンシン州(Wisconsin、WI)州の基本情報 | |
| 人口(2025) | 5,972,787人 |
| 面積 | 54,167.14mile2 |
| 人口密度(2020) | 108.8人/mile |
| 州都 | マディソン(Madison) |
| 州知事(2026) | Tony Evers(民主党) |
| 州のニックネーム | The Badger State |
| 人種の割合 | 白人84.7% / 黒人6.7% / ネイティブ・アメリカン1.4% / アジア人3.5% / ハワイ先住民系0.1% / ヒスパニック8.8% |
| 世帯収入中央値(2020-2024) | $77,485 |
| 貧困率(2020-2024) | 10.3% |
| 住宅価格中央値(2020-2024) | $266,500 |
| 家賃中央値(2020-2024) | $1,087 |
| 観光情報サイト | Wisconsin Tourism |
| 州の公式サイト | Wisconsin official site |
北欧、ドイツからの移民が定着させた酪農
ミシガン湖、スペリオル湖、ミシシッピ川、ウィスコンシン川、グリーンベイが集まり、ミルウォーキーは全米で最も水がきれいな都市として知られる。同市でビール醸造が発達したもうひとつの理由は、40%を占めるドイツ移民だ。北欧諸国、ドイツ、スイスからの移民は、祖国と気候条件の似たウィスコンシン州に定住した。
移民が定着させた技術としては他に酪農がある。州内の乳牛数は約200万頭で、全米でもトップ水準。米国のチーズ生産の中心地でもある。ウィスコンシンでチーズと言えば、NFLの名門、グリーンベイ・パッカーズを思い浮かべる人も多いだろう。ファンが頭にかぶるチーズヘッドには、同州のプライドが込められている。
ユニークな政策を導入。地方政治のパイオニア
グリーンベイはミルウォーキー、州都マディソンに次ぐ、同州第3の都市で、初めて白人が入植した土地でもある。フランス人とイギリス人が領土支配を争った後、1787年アメリカに譲渡されたが、アメリカの管理下に置かれたのは1812年の米英戦争後のこと。
1820年代に鉛鉱山が発見され、多くの白人が流入。彼らは「badger(アナグマ)」と揶揄され、それが州のニックネームにもなっている。19世紀初頭には先住民との「ブラックホーク戦争」が勃発。戦争終結後の1848年、合衆国入りを果たした。
同州には名を上げた政治家も多く、画期的な政策を取り入れている。その筆頭に挙げられるのが、児童福祉や高齢者補助、労災などの福祉政策だ。また、予備選挙の導入、公務員制度の創設、そして1811年には全米で初めて州の所得税を法定化した。しかし、中には悪名高い政治家もいた。第2次世界大戦後、連邦政府に「赤狩り旋風」を巻き起こしたジョセフ・マッカーシー上院議員が、上院で非難決議を受けて失脚したのは1954年のことだ。










