アメリカ大学進学ガイダンス

将来のキャリアステップであるアメリカ大学進学について、サンフランシスコ・ベイエリアを拠点に、中・高校生の進学指導や大学生・大学院生のキャリア指導を行う教育コンサルタントが、大学進学の準備から、日本の大学との違い、奨学金制度などについて解説します。
 
コラムニスト:原田 誠
三菱総合研究所のコンサルタントを経て、渡米。進学とキャリアのコンサルタントとして、グローバルな活躍を目指す学生の指導と育成に携わるとともに、教育機関向けのコンサルテーションや講演活動を行っている。 筑波大学第三学群基礎工学類卒業、フロリダ大学ウォリントン経営大学院MBA修了。
 
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原田 誠
原田 誠◎MACS Career & Education代表

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これからの大学アドミッションテスト

アメリカの大学のアドミッションは、パンデミックの影響で変化が加速しています。その影響を大きく受けているのがSATとACTです。今回は、SATの今後についてお話しします。 SAT Subject Testの廃止 カレッジボードは、2021年1月にSAT Subject Testを廃止すると発表しました。カレッジボードが実施するアドミッションテストは、SATとS … »アメリカ大学進学ガイダンス「これからの大学アドミッションテスト」の続きを読む

2020-21年度の 大学アドミッション速報

2021年に卒業を迎える12年生は、パンデミックの中で進学準備を行い、アプリケーションを提出しました。受験したい大学を事前に訪問できず、またアドミッション・テストがキャンセルになるなど、進学準備は困難を極めました。一方、アメリカの大学にとっても難しいアドミッションとなりました。20年春のロックダウンの影響で11年生のGPAがない生徒をどう評価するのか、どうす … »アメリカ大学進学ガイダンス「2020-21年度の 大学アドミッション速報」の続きを読む

LD(Learning Differences)101② 学習に問題を抱える生徒の大学進学

大学進学に不安やストレスを感じるのは、高校生なら誰でも経験することですが、学習に問題を抱える生徒(LD: Learning Differences)にとって、その苦悩は並大抵のものではありません。日々の学習もさることながら、自分はアドミッションでどう評価されるのか、大学に進学した後も今まで通り学習が続けられるのかなど悩みは尽きません。アメリカでは、障害を持つ … »アメリカ大学進学ガイダンス「LD(Learning Differences)101② 学習に問題を抱える生徒の大学進学」の続きを読む

LD(Learning Differences)101①学習障害を抱える生徒の支援

全米では5人に1人は学習や注意力などに何らかの問題があると、NCLD (National Center for Learning Disabilities:国立学習障害センター)は指摘しています。読む、聞く、話す、書く、計算する、推論するなど、学習に必要な能力の中で著しく苦手な分野があることを、連邦法の IDEA(Individuals with … »アメリカ大学進学ガイダンス「LD(Learning Differences)101①学習障害を抱える生徒の支援」の続きを読む

テストブラインド・ムーブメント

大学のアドミッションは日々変化していますが、2020年のテストブラインド・ムーブメントは、全米の大学に大きな変革をもたらしていると言えるでしょう。2020年1月1日時点で、全米でテストブラインド(SATやACTのスコアをアドミッションで一切考慮しない)大学は、マサチューセッツ州の Hampshire Collegeただ1校でした。 … »アメリカ大学進学ガイダンス「テストブラインド・ムーブメント」の続きを読む

コロナ禍におけるアスリート学生の進学

高校スポーツの現状 新型コロナウイルスのパンデミックは、アスリートとして大学進学を目指す高校生にも影響を及ぼしています。全米でアスリートとして活動している高校生は約800万人、その中でNCAA(全米大学体育協会)のアスリートになれるのは約46万人、わずか6%です。この6%に入るため、高校生アスリートは日々トレーニングを重ね、試合で結果を残 … »アメリカ大学進学ガイダンス「コロナ禍におけるアスリート学生の進学」の続きを読む

大学のスポーツビジネス

大学スポーツの収益 テキサス州知事は、2020年秋に行われるカレッジフットボールの試合の観客数は定員の50%に制限されるだ ろうとの見通しを示し、話題になりました。テキサス大学が使用するテキサス・メモリアル・スタジアムの定員は9万5594人、テキサスA&M大学が使用するカイルフィールドの定員は10万2733人です。新型コロナウイル … »アメリカ大学進学ガイダンス「大学のスポーツビジネス」の続きを読む

カリフォルニア大学の新アドミッション戦略

2020年5月、カリフォルニア大学(以下UC)のナポリターノ学長は、5年計画でSATとACTを廃止し、これに代わる テストを開発する計画を提示しました。今回は、全米が注目する同大学のアドミッション戦略について解説します。 テストオプショナルのトレンド SATやACTの点数は、一般的にマイノリティーや低所得者層で低い傾向があり、テストの義務付け … »アメリカ大学進学ガイダンス「カリフォルニア大学の新アドミッション戦略」の続きを読む

秋学期を対面授業で行うウィリアムズ・カレッジ

2020年の春からオンラインで授業を行ってきたアメリカの大学は、秋学期から学生をキャンパスに戻す方法を模索してきました。  マサチューセッツ州の名門リベラルアーツカレッジ、ウィリアムズ・カレッジのモード・マンデル学長は、「人のいないキャンパスはウィリアムズではない」と、20年秋学期は対面授業で行うことを6月中に明言し、準備を進めてきました。学生数2000人の … »アメリカ大学進学ガイダンス「秋学期を対面授業で行うウィリアムズ・カレッジ」の続きを読む

4年制大学への トランスファー(転入)の実態

アメリカの大学の特徴のひとつに、他大学への転入学(トランスファー)制度が挙げられます。National Student Clearinghouseの調査によると、アメリカの2年制と4年制の大学生の37%が他大学への転入を経験し、さらにそのうちの45%が転入を2回以上経験しているそうです。また、2020年から数年間は転入希望者が大幅に増えるというのが、大学関係 … »アメリカ大学進学ガイダンス「4年制大学への トランスファー(転入)の実態」の続きを読む

2020年秋、大学入学を延期するべきか

「2020年秋に大学に進学するのは正しい選択でしょうか」という質問を多く受けます。新型コロナウイルスの収束時期が不明確であることから、今春高校を卒業して進学する大学が決まっていても、入学の延期を検討する学生が増えています。今回は、今秋の入学を延期するべきかどうかについて解説します。 秋学期もオンラインか? 高校の授業が突然打ち切られ、卒業式の … »アメリカ大学進学ガイダンス「2020年秋、大学入学を延期するべきか」の続きを読む

教育界の新型コロナウイルスへの対応

今春、新型コロナウイルスが高校生の進学準備に大きな影響を及ぼしました。今回は、教育機関がどのような対応を行っているかを解説します。 デッドラインの延長 2020年秋の大学進学を目指すハイスクールのシニアにとって、今回のパンデミックは最悪のタイミングと言わざるを得ません。受験生が進学先を決めるデッドラインは、5月1日です。通常、アプライした大学の結果は3月末に … »アメリカ大学進学ガイダンス「教育界の新型コロナウイルスへの対応」の続きを読む

SAT Subject Testの必要性

2020年初頭に、Harvey Mudd CollegeとCaltech (California Institute of Technology)が、次年度からSAT Subject Testのスコア提出を受験要件から外すと発表しました。これにより、アメリカでSAT Subject Testの受験を義務付けている大学は、MIT(Massachusetts I … »アメリカ大学進学ガイダンス「SAT Subject Testの必要性」の続きを読む

高校卒業後のギャップイヤー

多くの高校生は、 高校を卒業したらすぐ大学に進学するのが当たり前だと考えています。 大学で学びたい強い意思がなくても、 保護者から大学進学を期待されたり、 他に具体的な選択肢がなかったりと、消極的な理由で大学進学を選ぶ学生も少なくありません。一方で 高校卒業後、さまざまな活動に取り組み、その後で大学に進学する学生もいます。 高校卒業から大学進学までの猶予期間 … »アメリカ大学進学ガイダンス「高校卒業後のギャップイヤー」の続きを読む

2020年、大学アドミッションのトレンド

アメリカの大学進学を取り巻く環境は、日々変化しています。 2019年はアドミッションのスキャンダルがニュースで取り沙汰されるなど、 アメリカの入試制度への関心が高まった年でした。20年は、 過去10年間の変化が加速する年になりそうです。今年予想されるアドミッションのトレンドをご紹介します。 難関大学のアドミッションテスト離れ 20年は、 アドミッションテスト … »アメリカ大学進学ガイダンス「2020年、大学アドミッションのトレンド」の続きを読む

アメリカの革新的でユニークな大学

アメリカには、従来の教育システムに縛られることなく、より革新的な教育に取り組む大学があります。今回は、アメリカの高等教育にパラダイムシフトを起こすユニークな大学をご紹介します。 自由に履修ができる大学 University of Rochester(私立総合大学Rochester, NY) ロチェスターには、一般教養の必修科目はありません。 必ず履修しなけれ … »アメリカ大学進学ガイダンス「アメリカの革新的でユニークな大学」の続きを読む

SATとACTのスーパースコアリングとは

今回は、スーパースコアリングと呼ばれる、近年急速に 普及したアドミッションテス トの評価方法の仕組みや導入背景についてお話しします。アメリカの大学では、入学審査の際にACTまたはSATの成績の提出を求められる場合が多く、これらのテストは、アドミッションテストと呼ばれています。アドミッションテストが出願要件の場合、ACTかSAT、どちらか … »アメリカ大学進学ガイダンス「SATとACTのスーパースコアリングとは」の続きを読む

アメリカの大学院進学

アメリカの大学を卒業した後、大学院進学を希望する学生は多く、毎年50万人以上の学生がアメリカの大学院に進学しています。日本以上に学歴を重視するアメリカ社会では、大学院レベルの学位を必要とする職種も少なくありません。文科省の調査によると、2017年に日本の大学院に在籍している学生は約25万人、これに対してアメリカの大学院では、外国人留学生だけで約3 … »アメリカ大学進学ガイダンス「アメリカの大学院進学」の続きを読む

大学の基金と学費の関係

大学経営を支えるのは授業料収入だけではありません。長年にわたって増やしてきた基金(Endowment)は、大学にとって重要な財務基盤となります。今回は大学の基金についてお話しします。 奨学金と基金 基金額の例Source: NACUBO 大学の学費の高騰は、現在のアメリカにおける深刻な問題のひとつです。カレッジボードの調査によると、1988年から30年の間に … »アメリカ大学進学ガイダンス「大学の基金と学費の関係」の続きを読む

コモン・アプリケーション最新情報19-20

拡大するコモン・アプリケーション アメリカの大学では、出願書類をオンラインで受け付けるのが一般的です。近年は複数の大学で共通で利用できるアプリケーションサービスを採用する大学が増え、中でも、最も多くの大学に採用されているサービスが「コモン・アプリケーション」です。 コモン・アプリケーションを 採用する海外の大学 コモン・アプリケーションは、非営利団体によって … »アメリカ大学進学ガイダンス「コモン・アプリケーション最新情報19-20」の続きを読む

アドミッション・インタビュー(面接)の受け方

アメリカの大学では、入学審査の際にアドミッション・インタビュー(面接)を行う場合があります。面接を義務付けている大学はほとんどありませんが、希望者に対して面接を実施する大学は数多くあります。今回は、面接の受け方について解説します。 大学の面接の目的とは 面接は入学審査の一部として実施されますが、面接での受け答えが合否に直接影響することは、ほとんどありません。 … »アメリカ大学進学ガイダンス「アドミッション・インタビュー(面接)の受け方」の続きを読む

ニードブラインド・アドミッション

ニードブラインドとは アメリカの高等教育には、「適切な教育を受ける権利は、家庭の経済状況によらず全ての学生に与えられるべきである」という理念があります。この理念を実体化した制度が、ニードベースの奨学金です。   ニードベースの奨学金は、家庭の所得が学生の学費を全額負担するのに十分ではないと判断された場合、ファイナンシャルニード(不足分)の一部または全部を大学 … »アメリカ大学進学ガイダンス「ニードブラインド・アドミッション」の続きを読む

大学進学101⑤ アスリートの大学進学

スポーツに取り組む高校生の中には、大学でも活動の継続を希望する学生が数多くいます。アメリカの大学は、アスリート学生をアドミッションで高く評価し、進学後も競技活動を続けられるように、積極的に支援しています。 NCAAの仕組み 大学スポーツを運営管理する最大の団体が、NCAA(全米大学体育協会)です。約1100の大学が所属し、46万人以上の学生がアスリートとして … »アメリカ大学進学ガイダンス「大学進学101⑤ アスリートの大学進学」の続きを読む

大学進学101④ 学費とファイナンシャルエイド

アメリカの大学進学を考える上で忘れてはならないのが、学費の問題です。高騰する大学の学費が家計を圧迫していることは、ニュースでもよく取り上げられます。しかし、大学によっては年間7万ドルにも上る学費を全額払って進学する学生は多くはなく、大学からファイナンシャル・エイドを得て学費を下げて進学するのが一般的です。   大学が学生に提供するファイナンシャル・エイドの額 … »アメリカ大学進学ガイダンス「大学進学101④ 学費とファイナンシャルエイド」の続きを読む

大学進学101③ アメリカのアドミッション制度

アメリカの大学のアドミッション(入学審査)は、基本的に書類審査です。受験生が記入したアプリケーションフォーム、高校の成績表やACT、SATなどのテストスコア、推薦状などの提出書類を基に総合的に評価します。近年は、出願をオンラインで受け付けるのが一般的です。 将来性重視のアメリカの大学アドミッション 日本とアメリカでは、アドミッションの方法が大きく異なります。 … »アメリカ大学進学ガイダンス「大学進学101③ アメリカのアドミッション制度」の続きを読む

大学進学101② アメリカのリベラルアーツ教育

アメリカの大学教育の魅力は多岐にわたりますが、中でも特筆すべきなのがリベラルアーツ教育(教養教育)です。将来さまざまな分野で活躍できる人材を育てるのがアメリカのリベラルアーツ教育です。 社会のリーダーを育てるリベラルアーツ教育 現代社会では、ある特定の分野の専門知識が求められる一方で、幅広い知識を身に付け、異なる考え方やアプローチ方法が理解できるような、総合 … »アメリカ大学進学ガイダンス「大学進学101② アメリカのリベラルアーツ教育」の続きを読む

大学進学101① アメリカの大学教育制度

全世界から毎年100万人を超える留学生が集まってくるアメリカの大学は、世界に類を見ない極めて特殊な学部教育制度を有します。そして、その特殊性こそが、アメリカの大学の最大の魅力です。今回は、英語で学べる大学が多くあるヨーロッパと比べながら、アメリカの大学教育制度についてお話しします。 一般教養の米欧での違い アメリカの大学は、卒業まで4年かかるのが一般的です。 … »アメリカ大学進学ガイダンス「大学進学101① アメリカの大学教育制度」の続きを読む

共通出願システムの種類と特徴

アメリカの大学では、出願書類をオンラインで受け付けます。最近は、1つの出願システムで複数の大学にアプライできる共通出願システムを採用する大学が増えています。また、複数の共通出願システムを採用して、学生の出願方法の自由度を高めている大学もあります。今回は、アメリカの大学が採用している主要な共通出願システムをご紹介します。 コモン・アプリケーション コモン・アプ … »アメリカ大学進学ガイダンス「共通出願システムの種類と特徴」の続きを読む

推薦状の準備と提出方法

アメリカの大学の入学審査は書類選考で行われますが、入学審査の際に、高校の先生やカウンセラーからの推薦状の提出が必要となる場合が一般的です。アドミッション担当者は、高校の成績やテストスコアに表れない人物像を知るために、エッセイや面接を課しますが、推薦状もその一環として活用されます。全米大学進学カウンセリング協会(NACAC)が大学の入試担当者を対象に行った調査 … »アメリカ大学進学ガイダンス「推薦状の準備と提出方法」の続きを読む

非永住学生のアメリカ大学進学

家族の海外転勤等で一時的にアメリカに滞在している学生にとって、アメリカの大学への進学は難しいと考えている方は少なくないですが、決してそうではありません。ダイバーシティーを重視するアメリカの大学は、外国人学生を積極的に受け入れているので、アドミッションにおけるアメリカ人学生との違いをしっかり理解して準備をすれば、満足のいく進学ができるはずです。今回は、非永住ビ … »アメリカ大学進学ガイダンス「非永住学生のアメリカ大学進学」の続きを読む