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アメリカ生活大事典

現地情報誌「ライトハウス」が提供するアメリカ生活大事典。アメリカへの移住や、現地生活に必要な自動車の購入・運転、出産・育児・子育て、教育・就職、住まい・住居、引っ越し、安全・安心な暮らし方などを徹底解説。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

身長 124cm のバスケットボール選手

日陰に咲く花が大舞台で大輪を咲かすこともある。モンタナ州ローレル高校の3年生、セス・クラフト君が、熱い想いを持ち続けることの大切さを教えてくれました。
 2014 年2月 25 日付の『The Daily Mail』によると、18 歳のセス君は小人症を患い身長 124cm でありながらも、高身長の選手が多いバスケットボール部に所属。身長の低いセス君に試合出場の出番はありませんが、バスケットボールへの情熱は人一倍強く持っていました。こつこつと戦術を学びながら、3 年間マネージャーとして、さらに最後の年には学生コーチも兼任して、チームを支えてきました。

初めて表舞台に立つ日

仲間と肩を組み合い結束を固めることもあれば、意思疎通がうまくいかず悔し涙を流したこともあったというセス君。そんな青春時代を共に過ごしてきたチームメイトたちは皆、セス君なしではチームが成り立たないことを分かっていました。そこで彼らは監督と相談し、セス君を最後の試合へ出場させることにしたのです。
 2014 年 2 月 22 日、くしくも自身の誕生日に人生初の試合出場という特別なプレゼントを手にしたセス君。割れんばかりの声援に後押しされ、気合いが十分に入った彼は、いよいよコートへ入場。ボールを手にすると敵のディフェンスをかわし、ついにシュートを決めました。チームメイトもセス君に倣って精一杯プレイし、結果は 75 対 66、ローレル高校が勝利。サポーター全員が歓喜して会場は歓声に沸きました。
 この様子は動画サイト YouTube にもアップされ、1 カ月で再生回数は 16 万回超え。セス君の高校生活における最初で最後の試合は、彼やチームメイトの胸に深く刻み込まれました。


(2014年4月1日号)