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アメリカ生活大事典

現地情報誌「ライトハウス」が提供するアメリカ生活大事典。アメリカへの移住や、現地生活に必要な自動車の購入・運転、出産・育児・子育て、教育・就職、住まい・住居、引っ越し、安全・安心な暮らし方などを徹底解説。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

4本足の親友がイヤー・ブックに

 盲導犬や聴導犬など、さまざまな障がいを持つ人を支える補助犬が世界中で活躍しています。2014 年6月4日、テキサスの地元テレビ局KENS は、ある補助犬と少女のストーリーを伝えました。
 テキサス州サン・アントニオの中学校に通うレイチェル・ベンキちゃんは、いつもそばに犬を連れています。犬の名前は、「タクシー」。盲導犬になるために訓練されていたものの、猫を見ると集中力が途切れるという致命的な問題が直らず、残念ながら盲導犬としては失格になってしまいました。しかし、実はタクシーには、「てんかん」を予知できる能力があることが後から分かりました。まだ詳細は解明されていませんが、犬の中には、てんかんが起こる前に発生する匂いに反応し、てんかん患者本人や周囲に兆候を知らせることができる特殊な才能を持ち合わせた犬がいるのです。
 タクシーは、トレーニングでその能力をさらに磨き、てんかんに悩まされていたレイチェルの下へとやって来ました。レイチェルは生まれたとき脳にダメージを負い、そのせいで度々てんかんの発作に襲われていましたが、タクシーが介助犬としてそばにいるおかげで、安心して生活できるようになりました。

レイチェルの隣にいたのは…

 学校内でも有名になったタクシーを見て、レイチェルと家族は「タクシーもイヤー・ブックに載るべきね」と冗談で話していました。アルバムの写真撮影の日、レイチェルはカメラマンに「タクシーも撮ってくれますか?」と依頼しました。
 後日、アルバムが手元に届くと、レイチェル一家は驚喜。なんとレイチェルの顔写真の隣に「Taxi Benke」としてタクシーの写真も並んでいたのです。命を守る介助犬でもあり、彼女の親友でもあることを誇らしげに思っているかのような、凛々しい顔付きでした。


(2014年7月16日号)