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アメリカ生活大事典

現地情報誌「ライトハウス」が提供するアメリカ生活大事典。アメリカへの移住や、現地生活に必要な自動車の購入・運転、出産・育児・子育て、教育・就職、住まい・住居、引っ越し、安全・安心な暮らし方などを徹底解説。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

交通事故に合った配達員の代わり

 もしも自宅に警察がやって来たら何事かと思いますよね?9月初旬、ポートランド市警がある夫婦宅を訪ねたのですが、それは笑顔がこぼれるサプライズでした。
 その日、オレゴン州ポートランド市に住むスティーブ・ハッキンスさん夫妻は、デリバリーのピザを注文しました。ところが注文を受けた配達員のライアン・ライコスさんは、配達途中に交通事故に巻き込まれ、ピザを届けるどころではなくなりました。
 スティーブさんは事故のことなどもちろん知らず、一向にピザが来ないので、店舗に問い合わせました。マネージャーは事故のことを説明し、「作り直して届けます」と自ら届けに行きました。

警察はいつでも市民の味方

 スティーブさんたちがやっと届いたピザを食べていると、誰かが彼の家を訪ねてきました。ドアの前に立っていたのは、2人の警察官。スティーブさんも妻も何事かと一瞬驚きましたが、すぐに笑い出しました。警官の一人がスティーブさんが最初に注文したピザの箱を手にしていたからです。警官のマイクさんとロイスさんは、事故に合った運転手の代わりにピザを届けに来てくれたのです。
 マイクさんたちがピザを手渡し、帰ろうとしたところ、スティーブさんは「ちょっと待って。写真を撮らせてもらえませんか?こんな話、誰も信じてくれないよ」と、2人が玄関でピザを持っている姿を写真に収めました。「親切な警官のことを世間にも知ってもらいたいんだ」と、写真を警察署の警部補に送ったところ、一気に話題となり、9月22日に地元テレビKOIN6でも報道されました。
 事故に合ったライアンさんは、「けがから回復したら、警官たちに感謝の気持ちを伝えたい」とマイクさんとロイスさんが所属する警察署でピザ・パーティーを開くことを計画しているそうです.


(2014年10月16日号)