コロラド州(41)/アメリカ西部

ライトハウス増刊号広告掲載案内

平均高度は全米一・自然と人々が調和する山岳州

コロラド州の旗

コロラドはスペイン語で”Color Red”の意。この名は、赤い土砂が流れ込み赤く染まったコロラド川に由来する。建国100周年の年に合衆国に加盟したため、「Centennial State」の愛称も。

コロラド州(Colorado、CO)州の基本情報
人口(2025) 6,012,561人
面積 103,637.06mile2
人口密度(2020) 55.7人/mile
州都 デンバー (Denver)
州知事(2026) Jared Polis(民主党)
州のニックネーム Centennial State, Mountain State
人種の割合 白人82.7% / 黒人4.9% / ネイティブ・アメリカン2.3% / アジア人4.3% / ハワイ先住民系0.3% / ヒスパニック24.1%
世帯収入中央値(2020-2024) $95,470
貧困率(2020-2024) 9.6%
住宅価格中央値(2020-2024) $539,400
家賃中央値(2020-2024) $1,761
観光情報サイト Colorado Tourism
州の公式サイト Colorado official site

第2次大戦中も日系人の権利を守る

コロラドはもともとプエブロインディアンの暮らす地域だったが、1706年スペイン征服後、1803年に東部が米国領になり、1848年にはメキシコ戦争の結果、西側も米国領となった。
 
アジア系人口は2・2%と少ないが、日系人が古くから移り住んだ場所でもある。太平洋戦争が始まり日系人への排斥がひどくなると、時の州知事のライフ・カーは、「日系人も米国に忠誠を誓う人々であり、人種が敵と同じだけだ。不安なく来たれ」と呼びかけ、多くの日系人が集まった。集まった数千の日系人は州の戦争努力に忠実に協力し、戦後も勤勉に働き、州の文化、経済発展に尽くしたと言われている。
 
さて、コロラド州と言えば雄大なロッキー山脈である。州最高峰のルバート山は標高4398メートル。州の平均高度が全米一ということでも知られている。マラソンの有森裕子や高橋尚子がデンバーを高地トレーニングの地に選んだのも、こうした地理的条件があってのことだと言える。

環境を守るためオリンピック開催を返上

ロッキー山脈に関わる連邦政府機関としては、山梨県富士吉田市と姉妹関係にあるコロラドスプリングス市郊外の米空軍士官学校と北米防空司令部(NORAD)がある。特にNORADは冷戦時代、対ソ核戦略の中枢的役割を果たした。
 
高地であり、しかも空気のきれいな土地だということで、冷戦時代には軍需関連のハイテク企業も軒並みデンバーに集まった。日系企業も数多く進出している。
 
州都デンバーはまた、1度決まったオリンピックを返上したかつてない都市として知られている。1974年の冬季オリンピックのことだ。理由は環境破壊。現在も住民の多くは熱心に環境問題に取り組み、豊かな自然を守っている。コロラド州は、21世紀に残された自然と人々が共存する稀有な土地と言えるのかもしれない。

 

「アメリカ50州の特徴・基礎知識」のコンテンツ