イベント情報
ゴルフ連載コラム
Vol.9 Empire Lakes Golf Course
アーノルド・パーマー設計、プレー重視派向けのコース
11015 Sixth St.,
Rancho Cucamonga, CA 91730
☎ 909-481-6663
www.empirelakes.com
ヒデ・スギヤマが綴るエッセイ
ゴルフ徒然草2006
vol.9「プロゴルファーの業務と義務 (後編)」はこちら
辛口スコアカード
| 1番ホール: | | プロショップの従業員の対応 | | − | | (±0) |
| 2番ホール: |
| ドライビングレンジ設備レベル | | ○ | | (−1) |
| 3番ホール: |
| カートと機器(GPS他)のレベル | | − | | (±0) |
| 4番ホール: |
| コース全体の景観 | | ○ | | (−1) |
| 5番ホール: |
| フェアウエイのコンディション | | − | | (±0) |
| 6番ホール: |
| グリーンのコンディション | | − | | (±0) |
| 7番ホール: |
| ホットドッグの味 | | − | | (±0) |
| 8番ホール: |
| バーのサービス内容 | | △ | | (+1) |
| 9番ホール: |
| 料金(注) | | − | | (±0) |
| Total: |
| 1アンダー | | | | (−1 )
|
注:料金は「安ければ良い」という意味ではなく、内容に見合っていたかどうか
アーノルド・パーマー設計
住宅地でもゆったりしたDレンジ
今回はダウンタウンLAから東へ約30分、フリーウェイ10号線と15が重なるところの少し西北で、最近再開発されたオンタリオ空港の近く、ランチョ・ククモンガの住宅地に隣接する“エンパイア・レイクス・ゴルフコース”です。詳しくは ウェブサイトにて。
こちらは、設計者があのアーノルド・パーマーですね。日本のスポーツ界で例えると長嶋茂雄さんのような存在でしょうか。記録では二クラウスに負けたかもしれませんが、記憶に残るという意味では、その強気な攻めの姿勢と独特のカリスマ性で、未だに米国人ゴルファーにはすごい人気があります。
まずクラブハウスの従業員の接客態度は、特に問題はありませんでした。ゴルフ場で働く人はやはり元スポーツマン(または現役)が多いのか、アメリカでは珍しくテキパキと動く人が多いですよね。
次にドライビングレンジ。ここはパーかバーディかで迷いました。芝から打たせている、ネットがない、距離がよく分る、クラブハウスまたは1番ホールからさほど離れていない。これらはすべて合格です。でも過去にバーディを出したDレンジに比べると…何か華がない。「華のあるDレンジってどんなとこだぁ!」というご意見も出そうですが、例えば過去に行った“アロヨ・トラブコ”のレンジは最高でしたね。やっぱり華があるんですよ。私見ですが、Dレンジって、そのコースの器を計る上で非常に重要な場所なのです。経営者のゴルフに対する考え方が見えてくるんですね。しかし最終的には、ここは住宅地の中なのに、ちゃんとスペースを割いてレンジをゆったりと取っているところに敬意を評し、バーディにしました。例えるならば、長ーいパットが入ったか、チップインか… パーと思っていたところがラッキーで何とかバーディをもぎとったという感じ。
自然な景観に組み込まれた池
プレーの難易度が計算されている
次はカート。GPSは付いていませんが、まあきれいに手入れされており大きな問題はありません。次にコース全体の景観ですが、名前のとおり池がたくさんあります。特にアウトは1・2・3・7・9番ホールが戦略的に池に絡んでいて、攻めがいもありますし、景観としてもとても美しい眺めです。他コースでよく見かける、取って付けたような不自然な池は興ざめしますが、デザイン的にもここはうまくプレーの難易度アップと景観が合致しています。ここはバーディ。でもこのバーディも何とかギリギリ。うまくバーディを取っていく老練なゴルファーみたい。
そしてフェアウエイとグリーンのコンディション。これも大きな問題はなかったですが、ただ素晴らしくもなかったです。余談ですが、全体的にLAのパブリックコースはグリーンが遅い。もちろん遅延プレーを避ける為に、または手入れに経費がかかる等の理由であまり早くしていないのでしょうが、もうちょっと早いほうが実力差も出るし、ゴルフの面白さがもっと明確になると思います。フェアウエイとグリーンのコンディションはパーです。
お味は合格
女性のウエイトレスでないのはマイナス
ホットドッグは美味しかったです。ソーセージが1ランク上、という感じで、オニオンもフレッシュでした。これまでほとんどのゴルフコースは女性の売り子だったのですが、今回はごま塩頭のオヤジ。でもホットドッグは(いくら可愛くても)ボーッとしたお姉ちゃんより、しぶいオヤジに限るね! 異常に暑かったその日、コークを一気に飲み干してしまい、リフィルをお願いしたらニコニコと注いでくれました。バーディにするか…と一瞬思いましたが、さすがにオヤジ(ほとんど爺さん)は疲れやすく、2、3人の世話をするともう限界なのか、私の同伴者がオーダーした時は動作が既にだんだん遅くなっていたのです。ちょっとマイナスでパーに。今度はさっきと逆で、バーディを逃したパーという感じ。
さてバーはこれといった設備はなく、外のテラス席に行けば、多少は開放感のあるスペースはあります。でもサービス係がいないので、自分でビールを買って(ホットドッグと同じごま塩オヤジから)セルフサービスで一服。でもそれなりのグリーンフィーを取るコースなら、小さくてもいいからちょっとしたくつろぎのスペースがあって、ちゃんとしたウエイトレスがオーダーを取ってくれるような環境が欲しいなと思います。ここはちょっと厳しくボギー。料金は日曜日のレギュラータイムで90ドル。まあコースの雰囲気からしては妥当でしょうけど、この料金でクラブハウスがもう少し充実していれば… と迷い、ギリギリでパーにしました。
気軽なゴルフ、女性や初心者も交えて行くには手頃なコースでしょう。特に赤ティーはかなり前方にあるので、女性ゴルファーは喜びそう。でも個人的好みから言うと、やはり一番ホールは先がどうなっているのかティーグランドからしっかりと見えていること、1〜3番まではウオームアップもあるのであまりプレッシャーのかからないホールが望ましいこと、の2点を重視しますが、ここはその点では全く逆です。やはり“攻め”のパーマーがデザインしたからか? プレッシャーのかかるホールがいきなり続きます。でもそこを一気に乗り切るといいスコアも出やすいようなコースに見えました。プレー重視なら○、でもクラブハウスも含めた雰囲気重視ならちょっと?ですね。
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