移民法Q&A
米国市民権取得のための必要条件とプロセス
アメリカでの市民権を取得するためには、さまざまな条件があると聞きました。具体的にはどのような条件が課せられるのですか?
市民権を取得するにあたり、次の条件を満たす必要があります。
1)英語を読み書きし、話し、理解する能力があること
2)合衆国の歴史と政府について正しい知識があることを証明できること
3)永住権保持者として過ごした期間で、1年のうち最低半年は実質的にアメリカ国内に滞在していたこと
4)永住権保持者として過ごした期間、善良な居住者であったと証明できること
5)帰化の申請に先立つ5年間、合法的な永住権保持者としてアメリカ国内に居住していたこと(米国市民と結婚して永住権を取った場合は3年間)
6)18歳以上であること
1)と2)の教育面における条件については、以下の4点を始めとする状況下にある申請者は英語の試験が免除されますが、合衆国の歴史と政治についての試験は自分の選んだ言語で受けなければなりません。その際、通訳の付き添いが必要です
a)身体の障害を証明できる場合
b)50歳以上で合法的な永住権保持者として合計20年以上、アメリカ国内に居住している場合
c)55歳以上で合法的な永住権保持者として合計15年以上、アメリカ国内に居住している場合
d)65歳以上で合法的な永住権保持者として合計20年以上、アメリカ国内に居住している場合
また、市民権を取得する外国人は、以下の条件も満たす必要があります。
1)居住者として所得税を申告し、期日までに払っていること
2)過去の結婚で生まれた子供と別居している場合は、養育費支払いの証明を提出すること。取り消しの小切手、所得税払い戻し、元の配偶者からの証明も必要
3)過去5年内に逮捕歴がある場合、もしくは、過去に重罪で逮捕されたことがある場合、その最終処分の供述書を裁判所から取り寄せること。さらに、更正しているという供述書も添えること
4)18歳から31歳までの男性の場合は、18歳から26歳までの間に義務兵役に登録していたか。面接時に証明が必要となることもある
市民権の取得プロセスについて教えてください。
まず、申請書類N-400を記入して移民局に提出し、移民局からの通知で指紋採取を行い、書類提出から数カ月後にインタビューと筆記テストを受けます。インタビューでは会話能力が測られ、自分のビザ関連の資料について質問され、筆記テストでは英語の読み、書きの能力が測られます。
また、アメリカの歴史、政治に関する基礎知識を試すテストも行われます。難しさはアメリカの小学校4年生程度というところです。
合否の結果はその場で知らされ、合格者は宣誓式の通知を郵送で受け取ります。そして、指定された日に指定会場に出席し、帰化証明書が発行されてアメリカ市民となります。
申請料は指紋押印の70ドルを含めて400ドル。市民権の取得には現在(2005年12月)10カ月から1年を要しています。


