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ビザに関する疑問に回答!アメリカ移民法Q&A

現地情報誌「ライトハウス」に連載中の米国移民法・ビザ申請の疑問に答える人気コラム。永住権・グリーンカードの申請から、就労(H1)ビザ申請、留学ビザ(Fビザ)、Jビザ申請、さらにはアメリカでの会社設立などについて、さまざまなケースを専門家が徹底解説。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

永住権保持者にも必要な兵役登録

 

ケビン・レビン弁護士 弁護士

Q:私は現在26歳で、10歳の時に永住権を取得しました。以来米国で生活しています。市民権を申請して、結婚を予定している日本人女性の永住権スポンサーをしたいのですが、友人は兵役登録をしていない私には市民権は許可されないだろうと言っています。本当でしょうか?


A: それは正しいかもしれません。市民権を申請する者は、申請に先立つ5年の間に、良識ある人物であったことを証明することになりますが、移民局はそのことを確認するためにケースごとに異なった基準を用います。

 兵役の義務は男性だけに課されるものではありませんが、軍隊徴兵制によると、米国市民の男性だけでなく、アメリカに住んでいる18歳以上26歳未満の男性なら誰でも登録しなければなりません。この法の対象には、米国永住権保持者も不法滞在者も含まれます。この法律によると、男性は18歳になってから30日以内に義務兵役に登録しなければなりません。義務兵役はその期間以降の登録も受け付けますが、26歳を過ぎた男性の登録は認めていません。一方、F・M・H・L・Eなどの非移民ビザ所持者には登録の義務はありません。

 あなたが現在18歳から31歳までの男性である場合、18歳から26歳の誕生日までの間にセレクティブサービスシステム(SSS)に登録を済ませていたかどうかという証拠を、面接時に移民局に提出することになります。

 登録の一般的な方法は以下の通り。
1)オンラインで登録 する
2)郵便局にて登録
3)アメリカの半数以上の高校に設置されている兵役登録所で登録

 自分が登録されているかどうかが不確かな場合、義務兵役のホームページで確認することができます。また、直接、義務兵役サービスと連絡を取りたい場合、TEL: 847-688-2567、またはTEL: 847-688-6888へかけてみましょう。ちなみに、引っ越しをしたら義務兵役サービスに通告しなければなりません。登録を怠った場合、かなりの重大な結果を招くことになります。

 市民権の申請に必要となる証拠書類も、上記のSSSの電話番号に問い合わせれば送ってくれるでしょう。電話では、氏名、生年月日、住所、ソーシャルセキュリティーナンバーを伝えます。SSSから登録の通知を受けたにもかかわらず登録していない場合、移民局は通常、好ましい道徳観の持ち主と見なしません。しかしながら、あなたが登録の義務のことを知らず、また通知が送られていないということがSSSで証明されれば、市民権を得るチャンスも生じます。

 同じような状況にあるなら、前述のSSSに連絡し、通知が送られたことがあるかどうかの記録を調べてもらい、その事実を書面で送ってもらいましょう。
男性の中には、登録義務を怠ったばかりに市民権申請の開始を31歳まで待たなければならない人もいます。

 結婚した時点ですぐに配偶者の永住権の申請を行いましょう。あなたが市民になった時点で、その申請は最優先に繰り上げられることになります。


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