暮らす
LIFE

ビザに関する疑問に回答!アメリカ移民法Q&A

現地情報誌「ライトハウス」に連載中の米国移民法・ビザ申請の疑問に答える人気コラム。永住権・グリーンカードの申請から、就労(H1)ビザ申請、留学ビザ(Fビザ)、Jビザ申請、さらにはアメリカでの会社設立などについて、さまざまなケースを専門家が徹底解説。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

H-1Bビザ保持者の転職の条件

吉原 今日子 弁護士

Q:私は1年前からH-1Bで、米系企業にて勤務しています。私のH-1Bビザの有効期限はまだ2年あります。今、転職を考えていますが、可能ですか? また、転職をするとH-1Bビザの申請を、再度しなければならないのでしょうか?


A:以下の条件を満たしていれば、H-1Bビザで新しい会社に転職することが可能です。

‥該業種において、通常、学士号(あるいはそれに匹敵する職務経験)以上が要求されること
△修凌μ海蓮学士号(あるいはそれに匹敵する職務経験)以上を保持する者でないと遂行できな
 いほど、特殊であること
8柩兌腓、その役職に従事する者に対して、一般的に学士号(あるいはそれに匹敵する職務経
 験)以上を必要としていること

たμ各睛討専門的かつ複雑であり、その職務を行うにあたっては、通常、当該分野における学士号(あるいはそれに匹敵する職務経験)以上の知識を必要とすること

以上の条件を満たしており、現在、H-1Bステータスを保持している方は、H-1Bビザの「トランスファー手続き」を行うことにより、転職が可能です。なお、これは転職の場合で、会社の統合などによって会社の経営形態が変わる場合は、H-1Bビザのトランスファーの必要はありません。ただし、この場合、変更手続きを必要とする場合があります。

このトランスファー申請は、一般のH-1Bビザ申請と違い、H-1Bビザのスポンサーが見つかり次第、いつでも申請できます。通常のH-1Bビザ申請のように、4月に申請する必要はありません。ですから、抽選などの心配もありません。

しかし、H-1Bビザでのアメリカ滞在・就労期間の上限(最長6年間)は変わりません。この例外としては、グリーンカード申請中で、申請後1年以上経過している人は、H-1Bビザの最長期間の6年を過ぎても、1年ごと(一定の条件を満たせば3年ごと)の延長が可能です。

気を付けていただきたいのは、あなたが現在の会社を退職した時点で、あなたのH-1Bステータスはなくなってしまいます。ですから、もし雇用主変更の申請をされるのであれば、現在の会社を辞める前に手続きを始めなければなりません。

雇用主変更の申請を移民局が受け取った時点で、あなたは新しい会社で働くことが可能です。ですから、雇用主変更の認可が移民局から得られる前に、新しい会社で働くことができます。しかし、雇用主変更の申請が拒否されてしまう可能性を考えると、雇用主変更の認可が下りた後に転職した方が、安全かもしれません。


(2009年1月16日号掲載)


●関連記事
アメリカ・ビザの基礎知識とその種類
特別企画:アメリカでワーキングホリデーのように働ける!「J-1ビザインターンシップ」徹底解説