アメリカのボーディングスクール大解剖

帰国GO.com

学業、スポーツの指導にとどまらず、将来への進路、自立心の育成など、 全方位で子どもの能力を伸ばすことに注力するボーディングスクール。お子さんを持つ在米日本人家庭の皆さんも、進学先の選択肢の一つとして、その基礎知識を押さえておきましょう。

※このページは「ライトハウス・カリフォルニア版2023年10月号」掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

Part 1:ボーディングスクールとは?

ゴールは大学進学

ボーディングスクールは直訳すれば、「寮が併設されている学校」であり、日本語では多くの場合「寄宿学校」と呼びます。「ボーディングスクールには、世界中から子どもたちが入学し、寮生活を送り、学生生活全般にわたる徹底的な指導が行われることで、卒業後はアメリカのみならず、ヨーロッパの名門大学にも進路が開かれる」と話すのは、シリコンバレーを拠点とする教育コンサルタント、原田誠さんです。
 
原田さんが過去10年で、日本からアメリカのボーディングスクールへの入学を希望する生徒の相談に応じた件数は数百件に上るとのことです。では最初に、ボーディングスクールとはどのような目的を持つ学校なのか、原田さんに解説していただきました。
 
「大学進学の準備に力を入れるという意味では、プレップスクールと何が違うのだろうと思うかもしれません。プレップスクールはカレッジプレップスクールの略で、多くのボーディングスクールがその対象となるだけでなく、公立校でも本来は大学進学に力を入れていることからプレップスクールに該当すると言えます。特にチャータースクールは公立校の中でも大学進学率が高く、プレップスクールとしての意味合いが大きくなっています。一方、ボーディングスクールは公立ではなく私立校であり、寮が併設され、世界中から子どもたちが入学してきます。寮生活で規律を身に付けながら、最終的なゴールは大学進学に定められています。また、日本から留学してくる場合、本人だけの公立校への留学で学生ビザを取得することはできませんが、私立校に入学する場合は学校が学生ビザをサポートしてくれます」。

徹底した少人数教育

さらに、アメリカの教育は私立の学校が牽引していると原田さんは次のように説明します。「アメリカでは最高の教育は、多くの場合、プライベートの学校が引っ張っています。アイビーリーグは全て私立大学で構成されていますが、アメリカの建国より前にアイビーリーグの大学は開学されていたのです。そこで、ボーディングスクールは、質の良い教育を子どもに受けさせたいと望む保護者の期待に応えるために、学生に目が行き届く徹底した少人数制教育を実施しています。公立高校の場合は、大学進学のためのカウンセラーとの面談の予約も、相手をする学生の数が多いために入れにくいと言う実態がありますが、ボーディングスクールではそういう状況はほとんど発生しません」。

理想的な入学時期

「名門ボーディングスクールには、高額な学費を賄える成績優秀な学生が世界中から受験するということですね」と問うと、原田さんは次のように答えました。「成績だけでは入学できません。アイビーリーグと同じで、学校側はその学校の文化に合った子どもを望みます。GPA、エッセー、さらに多くの場合は面接という過程を経て、トータルで学生の人物像を評価します」。
 
アメリカ国内の現地校に通っている子どもであれば、高校からの進学で問題はないはずですが、日本からアメリカのボーディングスクールへの入学を目指す場合は、どのタイミングが理想なのでしょうか。
 
「日本で中学まで過ごして、高校からアメリカに留学してくるお子さんは英語力で壁を感じる可能性があります。その場合は、ESLのコースが併設されているボーディングスクールを選ぶことが重要です。しかし、理想を言えば、高校から入学するのではなく、早ければ5年生くらいの時期、つまりジュニアボーディングスクールの段階で入学するのが良いと思います。その学年なら英語力がまだ身に付いていなくても、ESLのコースで勉強をすることで克服できるはずです」。

学校の選び方

最適なボーディングスクールを選ぶ際のポイントを、原田さんに解説していただきました。「まず、自分が学びたい学習プログラムにその学校の内容が合うかどうか、または力を入れたいスポーツがあれば、その学校にそのクラブがあるかどうかを確認しましょう。ダンスや演劇に力を入れたい学生もいれば、ロボティクスを学びたい学生もいます。その分野に果たしてその学校が強いかどうか、自分のやりたいことが十分できる環境かどうかをリサーチすることが大切です。大学に進学することが目標であっても、その前に豊かな高校生活がその学校で送れるかどうかに注目してほしいです」。
 
質問があれば、積極的にメールなどで、学校のアドミッションに連絡を取ることを原田さんは推奨しています。「優秀な学校のアドミッションのスタッフは、非常に対応が丁寧です。データだけで判断するのではなく、その学校の職員を通して学校がしっかりしているかどうかも確認しましょう」。
 
また、アプライする前に学校見学ができれば理想的です。学校によってはサマープログラムを実施しているところもあるので、可能であれば受講してみましょう。
 
「アプライする前に学校の実際の見学ができない時は、合格した後に必ず下見をするようにしましょう。学校のプログラム以外に、その学校の持つ雰囲気が自分に合うかどうかを肌で感じることが重要です」。

将来の選択肢が広がる

さて、アメリカのボーディングスクールを目指す生徒とはどのような人たちなのか、そして、ボーディングスクールで学ぶのと現地校や日本で高校生活を送るのでは何が大きく違ってくるのかについて改めて原田さんに聞きました。「ボーディングスクールを目指すのは、生徒本人が海外にチャレンジしたいと思っているケースがほとんどです。日本の学校生活や現地の公立校では物足りないと感じており、親もまた、(子どもが)将来、グローバルに活躍できる大人に成長するには日本の教育や現地の公立校教育では十分ではないという、一種の危機感を抱いているように思えます。ボーディングスクールでは、事前に大学の単位を取得できるAPプログラムが充実しているので、アメリカやヨーロッパの大学に進学しても4年ではなく3年で卒業できたりもします。そのようなプログラムは特に日本にはないので、アメリカまたはカナダのボーディングスクールで学べば、英語力だけの問題だけでなく世界中の優秀な大学に挑戦するという選択肢も生まれるのです」。
 
ただし、ボーディングスクールに進むという意志は、本人と保護者両方が共通で持つべきだと原田さんは強調します。「親が行かせたいけれど本人が乗り気でない場合は、ボーディングスクールに入っても楽しめるとは思えません。そして、タイプとしてはやはり独立心旺盛な人が向くと言えます。1人でも(親がそばにいなくても)どんどん自分でやっていけるタイプが向いているでしょう」。
 
そして、子どもは志望校に沿った対策に力を注ぐことになりますが、保護者は決して安いとは言えない学費をいかに貯めるかについて、早い時期から準備しておくべきだとアドバイスしています。費用を抑えるには、アメリカ以外にカナダのボーディングスクールもおすすめと原田さんは話しています。

原田誠さ

【監修】
原田誠さん

MACS Career & Education
☎408-786-5359
E-mail: info@macscareer.com
Web: Webサイト
連載コラム「アメリカ大学進学ガイダンス

ボーディングスクール出身の有名人

ボーディングスクール出身の有名人

【政治家】
John F. Kennedy ジョン・F・ケネディ
アメリカ合衆国第35代大統領
出身校:The Choate School, Connecticut
 
George W. Bush ジョージ・W・ブッシュ
アメリカ合衆国第43代大統領
出身校:The Phillips Academy Andover, Massachusetts
 
【ビジネスマン】
Michael Eisner マイケル・アイズナー
ウォルト・ディズニー・カンパニー元CEO
出身校:The Lawrenceville School, New Jersey
 
Ted Turner テッド・ターナー
「CNN」創業者。
出身校:The McCallie School, Tennessee
 
Mark Zuckerberg マーク・ザッカーバーグ
「Facebook」創業者
出身校:Phillips Exeter Academy, New Hampshire
 
【エンターテインメント】
Kiefer Sutherland キーファー・サザーランド
『24』主演俳優
出身校:The Ottawa Catholic Boarding School, Canada
 
Uma Thurman ユマ・サーマン
『Pulp Fiction』『Kill Bill: Vol.1 & 2』などの映画出演で知
られる俳優
出身校:Northfield Mount Herman School, Massachusetts
 
Jane Fonda ジェーン・フォンダ
アカデミー賞受賞俳優
70年代には反戦活動に従事
出身校:Emma Willard School, New York

Part 2:卒業生に聞く

ボーディングスクールではどのような生活が待っているのでしょうか。日本からニュージーランドを経てカリフォルニアのボーディングスクールに進んだ遠田一心さんと、生まれ育った西海岸を離れて東海岸のボーディングスクールに入学、22年に卒業した梶野尊麿さんの2名の卒業生に体験談を、そして尊麿さんの母親の三友紀さんに保護者としての立場からお話を伺いました。

遠田一心さん(19歳)
2023年6月 Woodside Priory School卒業
2024年1月 University of Southern California入学予定

寮生活でできた仲間は「新しい家族」

遠田一心さんの学生生活

部活ではアメフト部で活躍。

僕が通ったのはカリフォルニア州サンフランシスコ郊外にあるWoodside Priory Schoolです。僕は埼玉県にある開智小学校の出身なのですが、同校は英語に力を入れた学校なんですね。それで、小学校5年の時にオーストラリアに短期留学した際に、中学は海外に出たいと思い、ニュージーランドの中学校に留学することにしたのです。ニュージーランドに決めたのは安全なこと、英語習得のプログラムがしっかりしていることが理由でした。そこでの学校生活も最高だったのですが、高校はできれば大学進学に力を入れている、より競争力が身に付くところに行きたいと思うようになりました。そこで、今度は寮があるアメリカの高校に挑戦することにしました。僕の祖父がUCバークレーで教えていたことがあり、その時に知り合った方がサンフランシスコにいたので、受験した高校は全てサンフランシスコのエリアにありました。
 
合格した中から選んだWoodside Priory Schoolは、実は英語のレベルでは僕にとっては難しい学校ではあったのですが、そこにして本当に良かったと入学してすぐに思いました。まず、1学年70人という少人数制の学校だったので、先生が1人の生徒にかける時間が多く取られているのです。僕は1日おきに先生のところを訪ねて、質問をするだけでなく、個人的にも関係を深めることができて心強く感じました。

将来はアメリカで起業したい

遠田一心さんの卒業式

卒業式での一心さん。

さらに寮生活が楽しかったんです。そこは中高一貫校なんですが、通学している生徒もいて、寮生は50人くらい。世界中から集まっている生徒に、僕の英語がニュージーランドなまりがあると興味を持たれたようです。ルームメイトは9年生の時が中国人、10年生の時はコロナ禍でオンライン授業になり、11年の時はアフリカ系、12年の時はペルー人でした。寮でできた友達は「新しい家族」ですね。そして、オンライン授業だった時は、夏休みには日本に帰りましたけど、それ以外は「うちに来たら?部屋があるからそこに滞在していいよ」と誘ってくれた友達の家で過ごしていました(笑)。
 
勉強も頑張って、部活のアメフトも楽しんで、さらに11年生と12年生の時は寮長に選ばれました。それから生徒会長も務めました。それらの経験の全てが楽しくて、日本には帰らずに、将来はアメリカで起業したいと考えるようになりました。大学はUCバークレーとUSC(University of Southern California)のどちらにするか、最後まで悩み、USCに決めました。名前が通っているという意味では(USCより)バークレーの方が上かもしれませんが、ビジネスを専攻する上でどちらが僕にとって役立つかを考えたら、結論はUSCだったのです。そのようにランキングなどの世間一般の評判に流されずに自分にとってどうかと考えられるようになったのも、海外に出て学んだからだと思います。
 
高校の学費は確かに高額で、親は僕に「年間700万円かかっている」と教えてくれていました。もちろんそこまで負担させて悪いなとは思いましたけど、「こんなにたくさんのお金を僕のために出してくれているのだから、意味のある時間を過ごさなければいけない」というように、僕自身のモチベーションを上げることができました。学費が高額な分、少人数教育だったり、寮生活だったり、卒業後の進路だったりと得られるものは多いです。大学の専攻をビジネスに決めたのも、お金の大切さを実感したからでもあります。
 
今はニュージーランドの母校の中学校でアルバイトをしていて、24年の1月にUSCでの大学生活がスタートします。ビジネスの知識とスキルを身に付けて社会に出ていくのが、今から楽しみです。

梶野尊麿さん(19歳)
2020年6月 Bard Academy at Simon’s Rock, High School卒業
2022年6月 Bard College at Simon’s Rock(アソシエートディグリー)卒業
2024年6月 University of Michigan(バチェラーディグリー)卒業予定

1クラス10人で丁寧な指導

梶野尊麿さん

2018年のオープンハウスでカフェテリアでの尊麿さん。

僕がBard Academy at Simon’s Rockのことを知ったのは、家に(学生募集の)ハガキが届いたことがきっかけでした。調べてみると、通常は高校を4年で卒業するところを、この学校では高校課程を2年で卒業し、その後、大学の授業に移行し最初の2年でアソシエートディグリー(短大)、その後2年でバチェラーの卒業証書を受け取れることを知りました。
 
もともとボーディングスクールには『ハリー・ポッター』のイメージがあったのと、僕が通っていたMirman School(ロサンゼルス市内のキンダーガーテンから8年生までのハイリーギフテッドの私立校)の友達の何人かがボーディングスクールに進学していたので、僕にとっても憧れでした。
 
学校見学では、自然が豊かな広大なキャンパス、しかも静かな環境だったので勉強に集中できる理想的な場所だと分かりました。実際に入学すると、人数が少ないということで利点が多かったです。例えば、教授(※同校ではカレッジの教授が指導に当たる)に気軽に質問できるだけでなく、自分が受けたい科目がない場合、教授に交渉してその科目を新しく開設してもらうこともできるのです。それくらい先生は僕たち生徒に対して親身かつフレキシブルな姿勢で、丁寧な指導をしてくれました。それも、高校では1学年20人、1クラスの生徒数が10人程度という少人数制教育だからできることだと思います。他の学校ではグループセッションがほとんどだと思いますが、Bard Academy at Simon’s Rockではマンツーマン指導もしてもらえます。

19歳で大学3年を終了

梶野尊麿さんの卒業式

2022年5月、短大課程の卒業式での尊麿さん、ジョン・ワインスタイン学長(右)と尊麿さんの父親(左)。

人種構成に関しては、コロナ禍が始まる高校1年の段階では全体のうち3分の1がアジア人、しかも中国からの留学生で占められていました。あとは韓国系アメリカ人でした。僕のようなアメリカ生まれの日系人は違う学年にもう1人だけ、あと2人いた日本人はアメリカ生まれではなくて日本からの留学生でした。何人であっても、世界中から学生が集まっているので特に疎外感を感じることはありません。日本から来た日本人でも自然とこの学校に溶け込めると思います。しかも、前述のように生徒の人数が少ないので、すぐに誰とでも顔なじみになることができます。
 
そして僕は2022年にBard Collageat Simon’s Rockのアーリーカレッジ課程を卒業し、University of Michiganのジュニア(3年)に編入、バイオケミストリーを専攻しています。Bard Academyは高校課程が1学年20人、カレッジ課程でも100人という少人数だったのですが、今の大学は1学年1万人です(笑)。

息子は4年間で大きく成長(曽原三友紀さん(梶野尊麿さんの母親))

曽原三友紀さんと梶野尊麿さん

三友紀さんと尊麿さん。この後、別れを迎えた時に尊麿さんが涙を見せたそう。

ボーディングスクールのことは、私自身は全く知識がなかったのですが、Bard Academy at Simon’s Rockのことを家に届いたハガキがきっかけで知り、その月にカリフォルニア州で同校の校長先生による説明会が開催されると知り、参加しました。
 
その説明会の印象が良かったこと、少人数制である点、また上位の成績を保つことが条件にはなりますが、4年間でアーリーカレッジを卒業できること、さらに他の有名なボーディングスクールはスポーツが優秀な子などいろいろな分野に秀でた子が集まってくるのに対し、Bard Academy at Simon’s Rockはアカデミックな教育に集中していることが魅力に思えました。
 
さらに学校見学に行った時に、キャンパスがきれいだったこと、寮も清潔で住む環境としては申し分ないと思った点、先生方の人柄が素晴らしく感じられた点も決め手となりました。
 
学費は年間約6万ドルでしたが、息子の場合はメリットスカラシップ(勉学やスポーツなどに優れた学生に授与される奨学金)を受けることができたので、半額の年間約3万ドルでした。結果的にロサンゼルスにある一部の私立校に行かせるよりも、2年短縮できて安く済みました。
 
でも、当初は、14歳の時点でカリフォルニアの自宅から遠く離れたマサチューセッツ州のキャンパスで息子1人にすることには不安はありました。高校の寮に荷物を運び入れて私が帰るという時になって、それまで一度も涙を見せたことがない息子が泣いた時は私も動揺し、「このままここに置いて去ってもいいのだろうか。一緒にロサンゼルスに帰った方がいいのではないか」と思ったほどです。後で聞いたところ、彼は広大なキャンパスを走ることで家族と離れた寂しさに打ち勝ったそうです。そして昨年、アーリーカレッジを卒業し、家に一度戻ってきた彼は私の目からはすでに立派な大学生に見えました。1人でボーディングスクールに入って苦労もしたはずですが、それだけ大きく成長したのだと思います。

Part 3:アメリカの名門ボーディングスクール8校

高い進学率と絶好の学習環境を誇る8校のボーディングスクールの概要を紹介します。

1. Phillips Academy Andover(マサチューセッツ州)

Phillips Academy Andover

●所在地 Andover, MA
●学年 9-12
●生徒数 1,187
●生徒と教師の割合 5:1
●1年間の学費と寮費の合計 $69,600
☎978-749-4000
https://www.andover.edu
 
アメリカ合衆国とほぼ同じ年数の歴史を持つのが、Phillips Academy Andoverです。ボーディングスクールの世界ランキングではトップ20に入り、米国ランキングでは名実ともにトップの名門校です。元大統領のブッシュ父子、俳優のハンフリー・ボガート、フットボール選手のザック・デオッシー、Facebookの共同創始者のクリス・ヒューズをはじめ、多数の有名人を輩出している伝統校であり、それら同窓生の活躍する業界が多岐にわたる点が特徴的です。同校は名門大学が集まるマサチューセッツ州ボストンから21マイルの場所にあり、アンドーバーの中心街からも徒歩10分という、自然の中にありながらも寮生にとって便利な立地条件を誇ります。教師の住居もまたキャンパス内にあり、生徒と教師の割合が5:1と理想的で、かつ生徒と教師の距離が近いことで知られます。同校の生徒は世界54カ国、全米45州から集まっており、全学生中の4分の3が寮生活を送っています。
 
●ランキング
2023 Best High Schools for STEM in Massachusetts:1位 / 278校
2023 Best Private High Schools in Massachusetts:1位 / 111校
2023 Best College Prep Private High Schools in Massachusetts:1位 / 108校

2. Choate Rosemary Hall(コネチカット州)

Choate Rosemary Hall

●所在地 Wallingford, CT
●学年 9-12
●生徒数 868
●生徒と教師の割合 7:1
●1年間の学費と寮費の合計 $67,380
☎203-698-2000
https://www.choate.edu
 
1890年にメアリー・アットウォーター・チョートが創設した女子校のRosemary Hallと、夫のウィリアム・G・チョートが1896年に起こした男子校のThe Choate Schoolが、1974年に合併して誕生。卒業生の99%が4年制大学に進学する同校では、「自分にしかない個性、自分が本当に突き詰めたい分野を発見すること」に重きを置いた教育が展開されています。生徒の人種構成は、白人39.3%、アジア系14.3%、アフリカ系8.3%、ヒスパニック系6.5%、ミックス10%、米国外からの留学生が17.3%と多様性に富んでおり、アラビア語、中国語、フランス語、ギリシャ語、イタリア語、ラテン語、スペイン語と7カ国語を授業で学ぶことができます。
 
●ランキング
2023 Best Private High Schools in Connecticut:1位 / 67校
2023 Best College Prep Private High Schools in Connecticut:1位 / 63校

3. Phillips Exeter Academy(ニューハンプシャー州)

Phillips Exeter Academy

●所在地 Exeter, NH
●学年 9-12
●生徒数 1,074
●生徒と教師の割合 5:1
●1年間の学費と寮費の合計 $64,789
☎603-772-3437
https://www.exeter.edu
 
Phillips Exeter Academy、通称Exeterは共学の全寮制高校で、米国内および海外37カ国から入学した生徒が学んでいます。生徒の人種構成は白人が37.4%、アジア系が24.7%、アフリカ系が7.2%、ヒスパニック系が6.1%、ミックスが9.4%、留学生が6.1%となっています。Exeterでは生徒の興味の探索を目的に、60以上のスポーツチーム、6つのアカペラグループ、15の室内楽グループ、3つのオーケストラ、4つの合唱団、2つのジャズバンドなど100近いクラブの活動が活発に展開されています。
 
●ランキング
2023 Best High Schools for STEM in New Hampshire:1位 / 56校
2023 Best Private High Schools in New Hampshire:1位 / 31校
2023 Best College Prep Private High Schools in New Hampshire:1位 / 30校

4. Groton School(マサチューセッツ州)

Groton School

●所在地 Groton, MA
●学年 8-12
●生徒数 380
●生徒と教師の割合 4:1
●1年間の学費と寮費の合計 $59,995
☎978-448-3363
https://www.groton.org
 
マサチューセッツ州グロートンに480エーカーという広大な敷地を有するGroton Schoolは、1884年に当時27歳だった牧師のエンディコット・ピーボディによって設立されました。当初は数人の牧師によって運営されていた同校は、時代を経た現在も全校生徒380人という小規模校であり、その背景にはピーボディが最初に唱えた「家族的な雰囲気の中で生徒が学び成長できる場」という信念と、「最高品質の学術教育を提供することで生徒をリーダーに育成する」という理想の精神があります。
 
●ランキング
2023 Best Christian High Schools in Massachusetts:1位 / 15校
2023 Best Private High Schools in Massachusetts:2位 / 111校
2023 Best College Prep Private High Schools in Massachusetts:2位 / 108校

5. The Hotchkiss School(コネチカット州)

The Hotchkiss School

●所在地 Lakeville, CT
●学年 9-12
●生徒数 599
●生徒と教師の割合 4:1
●1年間の学費と寮費の合計 $65,490
☎860-435-3102
https://www.hotchkiss.org
 
マリア・ホチキスがイエール大学学長のティモシー・ドワイトのアドバイスを受け、「イエール大学への進学を目指すために」、1891年に設立した学校。現在、進学先はイエールに限らず、2015年から18年までの卒業生の進学先の上位5大学は、New York University、Georgetown University、Cornell University、Yale University(イエール大学)、University of Chicagoとなっています。「全米で最も美しい場所」とも形容されるコネチカット州レイクヴィルにある同校は、全校生徒が600人以下の中規模校。人種構成は白人54.3%、アジア系21.5%、アフリカ系11%、ヒスパニック系3.7%、ミックスが9.5%です。また、留学生の比率は16%で、生徒は海外35カ国から集まっています。
 
●ランキング
2023 Best High Schools for STEM in Connecticut:1位 / 139校
2023 Best Private High Schools in Connecticut:2位 / 67校
2023 Best College Prep Private High Schools in Connecticut:2位 / 63校

6. St. Paul’s School(ニュージャージー州)

St. Paul's School

●所在地 Princeton, NJ
●学年 9-12
●生徒数 120
●生徒と教師の割合 5:1
●1年間の学費と寮費の合計 $63,500
☎609-454-5580
https://prismsus.org
 
ニュージャージー州プリンストンから2マイル、2013年設立の理数系に特化した小規模校で、STEM分野でのキャリアを視野に入れた教育を実践。アカデミックな能力開発以外にも、クリティカルシンキング、問題解決能力、コミュニケーションスキル、肉体面と精神面での健康、知性とユーモア精神、創造性などの育成にも重点を置いています。卒業生の100%が大学進学し、進学先の多くはMassachusetts Institute of Technology、University of Chicago、University of California Berkleyなど、優秀な理数系学部を擁する大学です。寮生のうち海外留学生の割合は70.8%に上り、主要な出身国は中国、韓国、ロシア、ウズベキスタン。米国内からの学生の人種構成は多い順にアジア系16.7%、白人7.5%、ミックス3.3%となっています。
 
●ランキング
2023 Best Private High Schools in New Jersey:1位 / 122校
2023 Best College Prep Private High Schools in New Jersey:3位 / 118校

7. Princeton International School of Math(ニューハンプシャー州)

Princeton International School of Math

●所在地 Concord, NH
●学年 9-12
●生徒数 530
●生徒と教師の割合 5:1
●1年間の学費と寮費の合計 $65,000
☎603-229-4600
https://www.sps.edu
 
1856年創立、全寮制のキリスト教系高校。創設者はハーバード大学を卒業した医師のジョージ・シャタックで、当初は牧歌的な環境の中で教育を実践する男子校でした(現在は共学)。19世紀後半に学校規模が拡大した後、1870年代には米国で初めてのアイスホッケーの試合をキャンパス内で開催、今もその文武両道の伝統は受け継がれています。2000エーカーの広大なキャンパスには、理数系の専門施設、9500平方フィートのアスレチック・フィットネスセンター、室内カヌータンク、ボートハウス、アイスリンク、室内テニスコート、9面の陸上競技場、ビジュアルアーツ専門施設、美術ギャラリーなど、生徒の興味と能力を伸ばすための施設が完備されています。
 
●ランキング
2023 Most Diverse Private High Schools in New Hampshire:2位 / 32校
2023 Best Christian High Schools in New Hampshire:1位 / 13校
2023 Best High School for STEM in New Hampshire:2位 / 43校

8. The Lawrenceville School(ニュージャージー州)

The Lawrenceville School

●所在地 Lawrenceville, NJ
●学年 9-12
●生徒数 822
●生徒と教師の割合 7:1
●1年間の学費と寮費の合計 $73,220
☎609-896-0408
https://www.lawrenceville.org
 
1810年、牧師アイザック・ブラウンによって設立された同校のアカデミック面での最大の特徴は、1936年、開発者であるエドワード・S・ハークネス自らが導入したハークネス・メソッドです。同メソッドは、単なる聴衆ではなく実行者となることで、より多くの物事を学ぶことができるという基本概念に立っています。生徒の人種構成は白人55%、アジア系21.3%、アフリカ系9.9%、ヒスパニック系6%、ミックス7.8%です。同校は過去5年間で、Brown University、Columbia University、 Cornell University、Duke University、 Georgetown University、Harvard University、Princeton University、University of Pennsylvaniaに各大学20人以上の合格者を出しています。
 
●ランキング
2023 Best College Prep Private High School in New Jersey:1位 / 118校
2023 Best Private High School in New Jersey:2位 / 122校

(ライトハウス・カリフォルニア版2023年10月号掲載)
海外に暮らす学生のための「日本の大学への進学&留学ガイド」サイト

「アメリカでの教育」のコンテンツ