遊ぶ
Leisure

アメリカTV・インタビュー

現地情報誌「ライトハウス」が過去に取り上げた、アメリカで活躍する俳優、監督/プロデューサー、脚本家へのインタビュー記事など。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

俳優 アヤ・スミカ

「Yes we can」魂は母譲り

Aya Sumika
シアトル出身。日本人の母とドイツ系アメリカ人の父のハーフ。幼い頃から舞台が大好きで、高校からダンスに専念し、名門ジュリアード音楽院でコンテンポラリー・バレエ専攻。NYでCMモデルをしながら、演劇を勉強。

LAに越して間もなく『Hawaii』に抜擢され、オアフ島で9カ月ほど撮影したが、あっけなく打ち切りに。2006年より『Numb3rs』のリズ・ワーナー捜査官として活躍中。「邦画に出演するのが夢」と言う、将来が楽しみな有望株。


アヤ・スミカとの初対面は、2003年のプレスツアー。役者に転向した初のシリーズ『Hawaii』は打ち切られたが、06年より『Numb3rs』のFBI捜査官役で活躍中。下積みをした自信もさることながら、逞しさはダンサーゆえ? 久し振りに会った親友に語るかのように、スミカはテレビ業界を語る。


『Numb3rs』のリズ・ワーナー役、おめでとうございます。

ドンの相手役オーディションは、満足ゆく演技ではなかったのに、3話契約。ドンとの関係は終わりましたが、レギュラーに残れました。デンバー転勤話が織り込まれた時は、びくびくもの。今のところ、無事です(笑)。エップス家の男性3人が主人公なので、助演キャラには余り触れませんが、レギュラーになった時、プロデューサーと相談した結果、アメリカ・インディアンと白人のハーフになりそうです。インディアンって、日本と似通った文化なので楽しみです。



『Hawaii』の刑事役体験は役に立っていますか?

S:武器の使い方、射撃体験がね(笑)。ドアを蹴飛ばしたり、犯人追跡したり、アクションが楽しくて! 『Numb3rs』のアクション指導の先生が、格闘技に長けているので、出番ではなくても常に研究しています。


『Hawaii』の体験を聞かせてください。

S:ケリー・ヒロユキ・タガワが手取り足取り指導してくださいました。映像はキレイでしたが、ハワイを数カ月体験した白人が描いた違和感は否めません。カラーが決まる前に切られたのは、心残りです。


私も映画『SAYURI』で、ケリー・タガワに随分学びました。

S:あの映画に出たくて、どれだけ憧れたことか! あれも映像はキレイでしたね。母と一緒に観ましたが、我々日本人には奇妙としか…(笑)。


米国育ちでも、日本人だと意識しておられますか?

S:日本の何もかもが新鮮で、同時に懐かしい…。女性には将来がないと見切りを付けた新1世の母と違い、嫌な体験をしていない分、日本人だと言い切れます。年に3カ月は日本で暮らすのが夢です。その前に日本語を勉強しないとね! いつか日本語でインタビューできるようにします、絶対、約束!


バレエから俳優への転向は?

S:ダンスの基本がバレエだと思って選びましたが、子供の頃、芝居やミュージカルにも出ていたので、ジュリアードで演劇を選択したら面白くて。NYでCMに出る傍ら、演劇の勉強をしてLAに。マネージャーの紹介で、『Hawaii』に抜擢されました。トントン拍子のようですが、胡散臭い人にも出会ったし、下積みはしっかりやりました!


アジア系俳優にやっと陽が射した感がありますが?

S:まだまだ、厳しいですよ。身を以て成功への道を示す母に育てられたので、ハーフだから、アジア系だからと諦めません。偏見や差別は体験しましたが、「Yes we can」魂は捨てないし。『Hawaii』も『Numb3rs』も、キャラクターの人種が明示されていない台本でした。創作者の波長に合えば、人種は後から…というパターンが増えているから、少しずつ改善されています。







[業界コボレ話]
昨年エミー賞の最優秀ドラマ候補に挙がった『Damages』シーズン2の3話までを観たが、相変わらず面白い。昨年と違って、グレン・クローズが演じるパティーと、パティーに利用され、婚約者まで失った新米エレン(ローズ・バーン)の立場が大逆転した。1話ごとに「凄い!」と唸ってしまう。この作品が日本で受けなかったのは、放送局の怠慢としか説明のしようがない。

Foxから届いたのは、『Dollhouse』の小包。主人公の名前入りの箱に何の変哲もない、木彫りの人形が入っていた。目的に応じ、性格や履歴書をダウンロードして貸し出すサイボーグの物語で、コンセプトは斬新。前評判が先走りした『Fringe』と違い、パイロットを観たので、オススメしても良いかな?