アメリカ生活大辞典
離婚の手続きをする日本ではお互いに納得済みなら離婚届を出すだけだが、アメリカでの手続きは複雑。
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条件によっては
審問を開かずに成立
カリフォルニア州で離婚申請するには、夫婦どちらかが州内に6カ月以上住んでおり、申請するカウンティーに3カ月以上住んでいることが条件。
結婚5年未満で子供なし、持ち家なし、資産2万5000ドル未満、負債4000ドル未満の場合、夫婦が離婚に同意しており、双方とも生活費の援助が必要なく、財産の分配に同意していれば、審問を開かずに手続きできる。この場合はJoint Petition for Summary Dissolution of Marriageの用紙を夫婦連名で州高等裁判所に提出する。申請日より6カ月が過ぎると裁判官が離婚を承認し、離婚証明書(Divorce Decree)が発行される。申請用紙はwww.courtinfo.ca.gov/cgi-bin/forms.cgiでダウンロードできる。
子供あり、持ち家あり、資産が2万5千ドル以上の場合は、まず夫婦どちらかが申請(Petition)用紙を高等裁判所に提出して離婚申し立てをする。その際に、Declaration of Disclosureという用紙に収入と支出を、Schedule of Assets and Debtsに資産と負債を明記する。用紙はいずれも前述のウェブサイトから入手できる。また、召喚(Summons)の書類も提出する。これにより自動的に両者とも土地や所有物の売却・譲渡などができなくなる。SummonsとPetitionは返信用の白紙を添えて相手に届けるが、申し立てした本人およびその親戚以外の18歳以上の人物によって届けられなければならず、通常弁護士事務所や郡保安官局が代行してくれる。
召喚に半年応答しないと
離婚が成立
Summonsを受け取った側は30日以内に応答する必要があり、一方が弁護士を雇ったら、もう一方も弁護士を雇わざるを得ない。書類が提出されると審問(Hearing)を要求できる。この時裁判官は、一時的な親権や子供に会う権利、養育費などを決定する。審問までの間に条件面を話し合うと良いだろう。アメリカでは慰謝料はないが、扶養手当(Alimony)として毎月の生活費を払う。結婚生活が10年未満の場合は、その半分の年数支払われるケースが多い。資産の分配もこの段階で話し合う。
裁判が始まる前にお互いの資産や負債を開示(Disclosure)する。相手が離婚に応じない場合やSummonsに対して30日以内に応答しない場合は審問が開かれず、Defaultとして申し立てた側が裁判所に離婚承認を求める書類を提出することができる。そして、離婚が成立するにはSummonsが相手に届けられてから6カ月経たなければならない。また、正式に成立するまで再婚はできない。最終判決は1度下りてしまうと変更は難しいので、条件などの内容を慎重に検討する必要がある。
親権(Child Custody)や子供に会う権利(Visitation)に関する問題については、審問の前に調停裁判所(Conciliation Court)で弁護士や裁判官抜きで仲裁人を交えて話し合い、調停(Mediation)でも折り合いが付かない場合は裁判所の法廷審問(Court Hearing)で裁判官に判断を委ねる。
カリフォルニア州ではどちらか一方が親権を100%得ても良いし、双方で分割しても良い。養育費は子供が18歳または19歳まで支払われるもので、金額は双方の収入と養育にかかる責任の度合いで判断される。
なお、離婚手続きを自分たちでやりたい場合は、裁判所のFamily Law Facilitatorによる無料相談を利用すると良い。弁護士の資格を持った職員が書類の書き方や手続きの方法を教えてくれる。
www.courtinfo.ca.gov/selfhelp/family/divorce/step1.htmでは、子供のいる夫婦でも裁判官の顔を見ることなく手続きを進めることができる。
離婚を考える前に利用したい
日本語が通じるマリッジ・カウンセリング
日系ファミリーカウンセリング・プログラム(Nikkei Family Counseling Program)
231 E. 3rd St. G106, Los Angeles
☎213-473-1602
APCTC(Asian Pacific Counseling Treatment Center)
メインセンター
520 S. Lafayette Park Pl., Los Angeles
☎213-252-2100(Main Office)
*エリアによって最寄りのエージェンシーを紹介してくれる
Coastal Asian Pacific Mental Health
14112 S. Kingsley Dr., Gardena
☎310-217-7312(代表)
WRAP Family Services(Western Region Asian American Project)
8616 La Tijera Blvd. #200, Los Angeles
☎310-337-1550
無料相談ができる
Family Law Facilitatorの連絡先
| ロサンゼルス・カウンティー | ||
| バーバンク | 300 E. Olive Ave. Room 225, Burbank | ☎818-557-3583 |
| ロングビーチ | 415 S. Ocean Blvd. #43R, Long Beach | ☎562-590-3631 |
| パサデナ | 300 E. Walnut St. #100B, Pasadena | ☎626-356-5030 |
| トーランス | 825 Maple Ave. Outside Department J, Torrance | ☎310-222-1714 |
| バンナイズ | 6230 Sylmar St. Room 212A, Van Nuys | ☎818-374-7108 |
| オレンジ・カウンティー | ||
| 341 The City Dr. Room C-911, Orange | ☎714-935-8304 | |


