アメリカ学生ビザの注意事項

学生ビザ保持者の再入国とOPTに関する注意事項

KEVIN LEVINE 弁護士

Q:アメリカの学校からI-20が下り、すでにそれを受け取っています。いつF-1ビザを発行してもらえますか? また、F-1ビザがもらえたら、すぐにアメリカに渡りたいのですが、どれくらい待たなければなりませんか?

A:F-1ビザはI-20発効日よりさかのぼって120日前から発行することができます。ただし、F-1ビザでアメリカに入国できるのは、学校が始まる30日前からとなります。

Q:渡米後、すぐに学校に届け出をしなければなりませんか?

A:入国してから30日以内に、学校のインターナショナル・スチューデントオフィスに、住所と電話番号を知らせる必要があります。また、その後、住所や電話番号を変えた場合も、10日以内に届け出をしなければなりません。

Q:休みを利用して、しばらく日本に帰ろうと思います。どれくらいの期間帰ることができますか?

A:休暇が5カ月以上になる場合は、たとえ現在持っているF-1ビザの有効期限が切れていなくても、アメリカに戻ってくる前に、新しいF-1ビザを取得する必要があります。
 
また、アメリカにいる間に、留学生としてのステータスにおいて違法な行為をした場合、再入国の際にはそのビザは無効になってしまいます。
F-1ビザに関する最新情報は、米国国務省のウェブサイトで知ることができます。

Q:移民局からまだオプショナル・プラクティカルトレーニング(OPT)の許可が下りるのを待っている状態です。その間に日本に帰り、アメリカに再入国することはできますか?

A:はい。就職先を探しに行くという理由で一時帰国し、アメリカに再入国することができます。

Q:移民局からOPTが認められた場合、いったん日本に帰り、再びアメリカに入国することはできますか?

A:以前は、大学卒業者であれば雇用主が決まっていなくても、OPTに準じた有効な雇用認可書(EAD)があれば、ほとんど問題なくアメリカ国外に出られ、再入国することができました。しかし、移民・関税執行局(ICE)がアメリカ入国の管轄になり、この規則は変更されました。
 
ICEでは、就職先を確保する前にアメリカから出国した場合、OPTを終了したとみなし、再入国できないとしています。就職先が決まった後にアメリカを出国する場合は、F-1ビザのステータスでアメリカに再入国できるとしています。ジョブオファーがあった雇用主のもとで働くためにアメリカに戻ることになっていれば、出国前に実際に働き始める必要はありません。
 
したがって、OPTの期間中にある学生がアメリカを出国する場合、雇用主があるということを証明できる書類のコピーを携帯していることが重要です。
 
また、最近の給与明細のコピー(もしあれば)や、アメリカでの雇用主がその個人の雇用を承認している手紙などのコピーを携帯するのも賢明です。
 
詳しくは、ICEのウェブサイト(www.ice.gov/sevis/travel/faq_f.htm )の「よくある質問」の2番をご覧ください。

Q:OPTは学校を卒業するたびにもらえますか?

A:より高いレベルの教育機関に入る際は、そのたびにOPTの期間が1年間もらえます。つまり、1度、就職した後に、学校に戻って学士号(BA)を取りたいという場合、1年間のOPTの資格が得られます。
 
OPTに関するその他の注意事項としては、まず、移民局からOPTカードを受け取るまで、働き始めることができません。次に、OPTが下りても、あなたはまだF-1ビザステータスです。したがって、住所変更をした場合は必ず、学校に届出をする必要があります。また、米国外に出て旅行する場合は、必ず、裏書されたI-20と有効なF-1ビザの他に、雇用を証明する書類のコピーを携帯するようにしてください。
 
なお、F-1ビザやOPTに関する情報はICEのウェブサイトで知ることができます。
 
(2008年2月1日号掲載)

学生ビザ保持者の長期帰国

ケビン・レビン 弁護士

Q:F-1ビザ保持者です。日本で1学期間休暇を取る予定ですが、何か問題はありますか?

A:留学生は、日本に帰って就職活動に励んだり、故郷の家で過ごすために、1学期間、あるいはそれ以上の休暇を取ることがたびたびあるかと思います。しかし、休みを5カ月以上取る場合、保持している学生ビザの有効期限がまだ残っていても、米国に戻る際に新しい学生用ビザを取得しなければなりません。
 
また、アメリカでF-1ビザを使用している間に、学生ステータスとして違法な行為を行った場合、そのビザの有効期限が過ぎていなくても、それ以降、再入国する際、そのビザは無効となってしまいます。
 
(2006年2月16日号掲載)

学生ビザ保持者の納税

ケビン・レビン 弁護士

Q:学生ビザ(F およびM ビザ)や訓練生ビザ(J ビザ)のもとでもらった収入について、社会保障税とメディケア税を払う必要がありますか?

A:F-1ビザやM-1ビザ、J-1ビザ保持者として、アメリカに一時的に滞在している非居住の外国人(Nonresident Alien)は、そのビザのもとで認められた仕事をすることができますが、これにより受け取った報酬について、社会保障税とメディケア税を支払う義務はありません。社会保障税とメディケア税は源泉徴収されたり、収入をもとに納税する義務はありません。
 
この免税は、F-1ビザ、M-1ビザおよびJ-1ビザ保持者が、カリキュラ・プラクティカルトレーニング(CPT)およびオプショナル・プラクティカルトレーニングのもと、移民局に認められているキャンパス内での雇用により得る収入についても同様のことが言えます。
 
詳細については、IRS(歳入庁)のウェブサイトにある、「社会保障税とメディケア税に対する外国人の義務(Alien Liability for Social Security and Medicare Taxes)」をご覧になるとよいでしょう。
 
この規則が自分にも該当するかもしれないと思われる場合、この税制上の優遇措置を雇用主か今後雇用される予定の会社に知らせてください。これにより、雇用者と従業員の双方にとって、一定額の金銭を節約することができます。
 
もし既に、収入から源泉徴収されている、もしくは雇用主かご自身がこの金額を納めているなら、IRS はこの金額を払い戻すか、税額控除を与えるでしょう。

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