働く
JOB

アメリカでのビジネス・仕事

現地情報誌「ライトハウス」が人気コラム「アメリカ人と共に働く技術」をはじめ、起業・独立、マーケティングに関する情報など、アメリカでのビジネスに役立つ情報をご紹介。

ライトハウス編集部
ライトハウス編集部

131)今さら聞けないウェブマーケティング

マーケティング講座

こんにちは! 阪本啓一です。
デジタルを最大限活用しましょう!


スター・マーケティング

みなさんのお店(会社)は、ウェブサイトをお持ちのことと思います。では、そのウェブサイトは利益に結びついていますか? 今日は、ネットを使った効果的なマーケティンについて考えましょう。
 
図のように、五角形の星の各先端に、現在の私たちが活用できるマーケティング・ツールを書いてみます。「ウェブ」「ブログ」「メール(メールマガジン)」「ツイッター」「イベント」です(順不同)。ちょうど星の形なので、私はこれをスター・マーケティングと呼んでいます。5つのメディアを立体的に組み合わせ、互いにリンクさせることで相乗効果を出し、売上増につなぐマーケティングです。


5つのメディアを最大活用する

ウェブ→ブログ→メールマガジン→メール→ツイッターの順に、「お客さんへ届く飛び道具力」が高まっていきます。

ウェブサイトを開設したからといってたくさんの方が訪問してくれる時代は終わりました。現代は「情報のそうめん流し」の時代(ツイッターはまさにそうめん流し)。いったん開設したサイトも更新されなければ、またたく間に訪問の足が途絶えます。つまり、ウェブサイトは今や動的ではなく、むしろ静的なメディアなのです。しかし、商品への思い、理念、売り、実績、開発者の理念、ストーリーなどをたっぷり語るには向いています。動画も併用すれば、メディアとして、とても威力を発揮します。ウェブの充実を図りながら、どうやって訪問してもらうのか。

ブログも、この5年くらい、動的メディアから静的なものへと変わってきました。利用者の増加で物珍しくなくなったことと、余程の面白いコンテンツやネタがない限り読者を維持し続けることは難しいにもかかわらず、「余程の面白さ」を維持することそのものがとてもハードルが高いことがその理由です。
 
メールマガジン、私は95年から発行し続けていますが、ここ数年、めっきり「集客力」「販売力」に陰りが見えてきました。理由はメルマガの氾濫による開封率の低下です。

メールは顧客とダイレクトにつながり、対話できる強力なツールですが、かゆいところに手の届く対応ができるだけのメールライティング能力が必要です。つまり、「手の空いた人がやる」というノリではダメで、重要な店の顔であり、アイコンであり、広告塔であることを充分認識し、CMO(チーフ・メール・オフィサー)という肩書くらい用意して、専門職としてスキルを磨くくらいの取り組みが必要です。

ツイッターはまさに、飛び道具あるいは、呼び込みのお兄さん。じっくり語るには向いていませんが、アテンションをひき、呼び込みたいブログ、サイト、イベントへの誘導に有効に活用できます。



イベントを定期的に開催しましょう。

試飲会、新商品発表会、お得意様限定セール、工場見学会など、リアルにお客様と接触する機会を意図的に作るのです。そしてそのイベントを企画したら、まずウェブで案内コーナーを作る。次に、準備中の様子をブログで書く、メルマガで案内する、直前または当日、ツイッターで集客する。ツイッターも、CTO(チーフ・ツイッター・オフィサー)を決めるくらい活用してみましょう。CMOが兼任しても良いです。

ツイッターはまさにキャッチコピー。実際に書いてみて、どれだけの効果があったかがすぐにわかる、まさにデジタル経営のメリットを最大限活用できます。メルマガも集客や拡販のためと割り切るなら、ツイッターで鍛えた腕で文章を書くようにすれば、さらに効果的になるでしょう。

5つのメディアを単独で終わらせないように。イベントが終わったら時を移さず報告写真をブログやサイトの中の専用ページに掲載し、簡単な文章を添えるなどしましょう。

そして、週に1度はお客様目線で全メディアを見わたして、「押しつけがましくないか」「ウソや誇張はないか」チェックすることもお忘れなく。



阪本さんとJOYWOW メンバーの最新著書が発売中!
『JOYWOW「あり方」の教科書』
www.arikata.net


(2010年1月1日号掲載)