マーケティング講座
34)私たちは水だから
【プラス言葉で繁盛する】
皆さん、こんにちは! 阪本啓一です。
言葉を大切にしましょう。
水に言葉を見せてみると
不思議な話をします。ガラスのビンに水を入れ、ワープロで打った文字を貼り付け、水に見せます。すると、文字によって、水の作る結晶の形が変わるのです(*1)。
「愛・感謝」
完璧と言っていいほどの美しさ。
「ありがとう」
バランスの取れた、美しい六角形です。興味深いのは、「Thank you」「Merci」「Grazie」「多謝」「Danke」などの同じ意味の各国語でも、似た形の結晶になることです。
「智慧」「Wisdom」「Weisheit」
この同義語たちの場合も、似たような美しい端正な結晶です。
「〜しようね」
幼い子どもがかわいく笑いかけてくるような結晶になります。
では、ネガティブな言葉ではどうなるでしょう。
「ばかやろう」「You Fool」
結晶を結ぶことができず、壊れてしまいます。
「ムカツク・殺す」
同じく結晶ができません。
「〜しなさい」
結晶ができず、真ん中に穴が開いた、輪のような形。
このほか、モーツアルトやバッハを聞かせてみたりしても独自の結晶を形作ります。
さて、この実験は私たちに何を教えてくれるのでしょうか。
空気でわかる経営実態
人間の身体は約70%が水でできています。ということは、常にプラスの言葉、「愛」「感謝」「ありがとう」「〜しようね」などを言っていると、身体の中にある水が美しい結晶を結び、マイナス言葉、「ばかやろう」「ムカツク」「〜しなさい」などを言っていると、結晶が壊れてしまう、ということです。
私は職業柄、さまざまな企業を訪問しますが、オフィスに一歩足を踏み入れた途端、その企業の業績がわかってしまいます。職場の空気という、目に見えないものを「感じる」だけで、貸借対照表や損益計算書といった財務諸表を見るまでもなく、経営状態が良好か、問題ありか、わかるのです。
ミラーシステムで感情が伝染する
これは何も“カン”といったものではなく、脳科学でも証明されているミラーシステムから判断しているのです。人間の前頭葉を中心に働くミラーシステムのおかげで、人の感情はそばにいる人に伝染していきます。隣にいる人がイライラしていると、こっちまで何となくイライラしたりすることがありますよね? あれがミラーシステムです。ロックのライブで総立ちノリノリになるのも、夜遅い電車内が疲れた空気で満たされるのも、人の疲れた感情がミラーとなって伝染するからなのです(*2)。
プラスの言葉で商売繁盛を!
もうおわかりですね。常にプラスの言葉で仕事をしていると職場も明るくなり、働くみんなも元気になります。マイナスの怒号やグチ、文句ばかりの言葉が漂っていると、その会社はどんどん業績が落ちていきます。職場の空気は不思議なことに、お客様の手元に届く商品にも伝染します。電話の向こうのお客様にも伝わってしまうのです。ウソのようですが、電子メールにも乗っていきます。ウェブサイトも、マイナスの気で満たされてしまいます。
今日から、常にプラスの肯定言葉、「ありがとう」「おかげさまで」「感謝しています」「楽しい」「〜しようね」だけを使うように心がけてみましょう。
「困った」「ばかやろう」「こんちくしょう」「だめじゃないか」「疲れた」「つらい」「悲しい」「〜しなさい」「何やってんだ」などのマイナス言葉は使用厳禁。
これで貴社は業績アップ、間違いありません。そしてこのことは、企業だけではなく、ご家庭でも同じです。
感謝の言葉、楽しい言葉を常に言っていると、感謝せざるを得ないことや、楽しくて仕方ない出来事を呼び寄せてくれる波動が出るのです。だから良い事のドミノ倒し状態になります。良い事は次の良い事を呼び寄せてくれます。逆も真なり。マイナスの波動はマイナスの出来事を呼んでしまいます。
ハッピーな生活はハッピーな言葉から生まれます。
参照
(*1)江本勝『水は答えを知っている』(サンマーク出版)
(*2)茂木健一郎『脳の中の人生』(中公新書ラクレ)
(2006年4月16日号掲載)