アルデン・エアエンライク / Alden Ehrenreich

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(2018年7月16日号掲載)

若き日のハン・ソロという大役を見事に好演!

俳優

アルデン、オールデンと日本語表記が定まっていないようだがAldenというヴィジュアル面からここではアルデンと書いてしまおう。
 
『Solo: A Star Wars Story』の主人公役、最終候補20人の中から抜擢されたラッキーストライクである。ユダヤ系の家に育ったLA生まれの28歳は、14歳の時にバル・ミツワー(ユダヤ教徒の成人式)用の映画に出演。これをたまたま出席していたスピルバーグ監督(アルデンの父親は彼の会計士)が見ていたく感心し、エージェントを紹介したというシンデレラ物語の持ち主である。しかし当人は、「かなりの苦節を舐めてきた」と強調。生真面目な性格と見た。
 
「オーディションに受かってから、今回は単なる役ではなく、伝説のヒーロー役で、世界中のファンが僕の一挙一動を監視しているというプレッシャーを背負う厳しい事実を知って、最初は窒息しそうだった。しかし待てよ、今までの僕は試行錯誤の繰り返しで俳優として成長してきた。既に”-失敗に対処する能力”を備えているじゃないか。今回だって失敗してもそこからプラスの何かを得るはずだと腹をくくったら、自由な気分になったんだ。それにしても2年半もの間『ソロ』の秘密を保っているのは大変だった。家族にさえプロットも何も言えず、友人関係がこじれそうにもなったのだから。

俳優

『Star Wars』シリーズのスピンオフ映画、若かりし頃のハン・ソロを描いた『Solo: A Star Wars Story』でソロ役を演じたアルデン。

オリジナルのソロであるハリソン(・フォード)に会った時は役のことよりキャリアとか人生の話をしてくれたんだけど、これがすごく面白くてすっかり人柄に惚れてしまった。先日の僕のテレビ出演の時には突然スタジオに現れていろいろ助けてくれて、本当にクールな先輩を持ててラッキー!」。
 
ポジティブなエネルギーを発散しながら周囲への気配りも忘れずに質問に素早く答えてくれる。
 
「僕が映画好きになったのは母のおかげ。家でミニ映画祭を開いてはジョン・ウェインやチャーリー・チャップリンの映画を見たり、感想を交換したり。美術館などにもよく連れていってくれたし。ちなみに僕が好きな映画は『Butch Cassidy and the Sundance Kid』と『The Godfather』かな」。
 
ロマンスのお相手はと聞くと「チューバッカに当分付きまとわれそうだからね」とかわすスマートなアルデンなのであった。

成田陽子

成田陽子
なりた・ようこ◎ゴールデングローブ賞を選ぶハリウッド外国人記者協会に属して30年余の老メンバー。東京生まれ、成蹊大学政経学部卒業。80年代から映画取材を始め、現在はインタビュー、セット訪問などマイペースで励行中。

※このページは「ライトハウス・ロサンゼルス版 2018年7月16日」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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