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アメリカで成功する独立・起業マニュアル
経営・実務編(1)

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AFC社 石井社長と社員の皆さん
AFC

世界中からアメリカンドリームを求めて人が集まるアメリカで、
事業を拡大して成功させるには、人並みならぬ努力が必要だ。
前号では、開業・起業する前に知っておきたい心構えや実務面を紹介したが、
今回は、すでに成功を収めている経験者や専門家に話を聞くとともに、
事業拡大において避けて通れない人事面での注意すべき点を専門家に聞いてみた。

夢を事業にしていくには

「今できること」から
構想を立てるのが大切


 事業を始めるにあたって、通常まず考えるのは資本の問題だ。事業を立ち上げるためにはいくら必要か、ということから始まって、事業が軌道に乗るまでは、多くの人が資金繰りで苦労する。事業が失敗する原因も、その多くは資本が続かなくなったためだ。だがアントレプレナー大学を創設するなど、さまざまなかたちで、起業家を応援するビジネスコンサルタントの福島正伸さんは、事業構想の立て方を変えることで、どんな夢も実現させることが可能になるという。

「起業家の夢は自分一人の満足であってはな
りません」(福島さん)

ふくしま・まさのぶ◉1958年生まれ。
早稲田大学法学部卒業後、ビジネスコンサルタ
ント会社に入社。84年、株式会社ビーボード
設立。85年、青年起業家協会設立。88年、株
式会社就職予備校(現アントレプレナーセンター)
設立。89年、日本青年起業家協会(旧青年起業家
協会)、会長就任。94年、アントレプレナー大学
創設。
<主な著書>『起業家精神』(ダイヤモンド社)、
『起業家に必要なたった一つの行動原則』(ダイ
ヤモンド社)、『何もないから成功するんだ』
(金融財政事情研究会)他多数。

 「1千万円あれば事業ができるという人は、1千万円あるという前提以降の構想はできていても、今から1千万円できるまでの構想ができていません。構想を立てる時に大切なのは、『今できること』に絞ることです。夢を実現させるためのストーリーを、今できることから具体的に描くことが大切です」。

 ただ、起業家としての夢は、自分1人だけの満足で終わるものであってはならないと、福島さんは強調する。

 「事業そのものが社会に貢献するもので、会社が成長することで、より社会に貢献できるようになっていくことが大切です」。そのスタートが、社会に貢献する夢を持つことだとか。事業が難しいという人は、難しく考えようとしているだけだと、福島さんは言う。

 「それは目先の自分の利益を優先して考えているからです。人間社会のルールとは、自分が他人のためにしたことが自分に返ってくるという単純なものです。利益よりも優先するものを持たなければ、利益は得られない、というのが、業種業界を問わない人間社会の原則です。売上げはお客様が決め、会社の存在価値は社会が決めます。だから社会やお客様のために何ができるか、どんな価値と感動を提供しようとしているのかを考えるだけでいいのです」。

 「夢に可能性は関係ない」と福島さんは言い切る。夢がいつ実現するかどうかは、どれだけ本気で夢を実現したいと思うかによって決まる、というのが福島さんの考えだ。

 では実際に起業して成功した人は、どのようにして夢を実現してきたのかを、次章で検証してみよう。

取材協力 : 株式会社アントレプレナーセンター
www.entre.co.jp