大学進学準備の年間計画

新年を迎えた11年生のこれからの1年間は、人生で最も重要な1年と言えるかもしれません。大学の出願締切の直前になって慌てなくて済むように、計画的な1年にしましょう。今回は、進学準備を円滑に進めるための年間計画についてお話しします。

1~2月:進路を考える

アメリカの大学は、進学後も専攻を変えられるのが大きな魅力です。それでも今から将来についてよく考えておくことは大切です。自分の夢や目標は何か、それを実現するために、どのような大学生活を送るべきかを考えることは、大学を選ぶ上でも大いに役立ちます。

2~3月:キャンパス訪問

大学進学準備の第1ステップは、大学のキャンパス訪問。実際にキャンパスに足を運び、施設を見学したり、学生と話すことで、大学への理解が深まります。訪問する大学選びは、難しく考える必要はありません。休日を利用して、州立、私立、規模の異なる大学など、さまざまな種類の大学を訪問すると、それぞれの大学の特徴や違いが理解できます。

3~4月:大学選び

大学の種類や特徴を理解したら、候補となる大学をリストアップしましょう。州立大学の学費高騰と質の低下が深刻化する中で、満足のいく進学を実現するためには、私立大学へのアプリケーションが鍵です。SAT等でお馴染みのカレッジボードのウェブサイト(www.collegeboard.org)には、さまざまな条件から大学を検索できるサービスがあります。十分にリサーチして、自分に合う大学を見つけましょう。

4~6月:テスト対策

大学のアドミッションでは、SATやACT、科目別テストSAT Subjectのテストスコアの堤出が必要となる場合が多いので、この時期に受けましょう。また、SATよりもACTの方が点数を採りやすい学生もいますので、どちらも一度は受けてみると良いでしょう。
 
ただし、アドミッションでは、SATやACTのスコアよりも高校の成績の方が遥かに重要です。進学準備が日々の学習に悪影響を及ぼすようでは本末転倒ですから、期末テスト対策もしっかりとしてください。

5~6月:推薦状の準備

私立大学受験の際には、1~2通の推薦状が必要です。11年生が終わる前に、推薦状を書いてもらえる先生を探しましょう。実際に書いてもらうのは9月以降なので、現時点では書いてもらうという確約を取り付けるだけで十分です。

6~8月:エッセイの準備

大学のアプリケーションを期日までに仕上げるには、夏休み中の準備が鍵となります。アプリケーションでどう自分の強みを伝えるかを考え、戦略を練りましょう。
 
戦略が決まったら、コモン・アプリケーション(www.commonapp.org)のパーソナル・エッセイの準備を始めましょう。これは、与えられた5つのテーマから1つを選んで書きます。夏休みが終わるまでに、パーソナル・エッセイを仕上げることを目標に取り組んでください。

8~9月:受験校の決定

アドミッションの締切は、一般締切(Regular Deadlines)と早期締切(Early Deadlines)の2種類です。早期締切は11月初旬が多いので、9月中に志望校を確定し、高校のカウンセラーに報告する必要があります。地域やランキングで絞らず、本当に自分に合う大学選びをしてください。私立大学だけで10校は選ぶと良いでしょう。

9~10月:早期締切の受験

早期締切の中でも、Early Action(EA)という制度で出願できる大学の受験には、なるべくこの制度を利用しましょう。早期締切で出願すれば、結果も早く分かります。コモン・アプリケーションで出願できる大学が増えているものの、各大学ごとに個別のフォームを堤出する場合もあるので、余裕を持って準備を進めましょう。

11~12月:一般締切の受験

早期締切の後は一般締切の準備です。州立大学の中には私立大学の一般締切よりも早く締切が設定されている大学も数多くあります。また、同系列の州立大学でも、締切が異なる場合もありますので注意してください。私立大学の一般締切は年明け早々に設定されている場合が多いですが、年内に全てのアプリケーションが済むように準備を進めましょう。
 
(2014年1月16日号掲載)

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