(2025年9月号掲載)
アメリカの大学では出願書類をオンラインで受け付けるのが一般的です。中でも、最も多くの大学に採用されているサービスがCommon App(コモン・アプリケーション)で、2025年8月にリニューアルしました。26年秋入学を目指す12年生が対象です。ユーザーインターフェースが一新。使いやすさとアクセシビリティーが向上しました。
エッセイのトピックが変更
出願書類の中で、最も重要なのがエッセイです。Common Appでは、パーソナル・エッセイとアディショナル・インフォメーションの2種類があります。このエッセイは、Common Appでアプライする全ての大学に提出できます。アプライする大学ごとに内容を変える必要はありません。パーソナル・エッセイは、多くの大学が提出を義務付けています。アディショナル・インフォメーションの提出は任意です。
パーソナル・エッセイは、前年度からの変更はありません。大学に自分自身を知ってもらうために最も適したトピックを選び、650語以内で作成します。
【パーソナル・エッセイのトピック】
❶自分自身のアイデンティティーの核となる背景やストーリーがあり、それ無しでアプリケーションは完結できないと信じている学生がいます。もしあなたもそうなら、そのストーリーを聞かせてください。
❷私たちが遭遇する障害に取り組むことは、後の成功の基礎となります。あなたが挑戦、挫折、または失敗に直面した時を思い出してください。それはあなたにどのような影響を与えましたか? その経験から何を学びましたか?
❸あなたがある信念や考え方に疑問を呈したり、挑戦したりした時のことを思い出してください。あなたの考えはどうでしたか? 結果はどうでしたか?
❹誰かがあなたのためにしてくれたことで、あなたが思わず幸せな気分になったり、感謝の念を抱いたりしたことを振り返ってください。その感謝の気持ちは、あなたにどのような影響を与え、やる気を起こさせましたか?
❺成果や出来事、新たな認識など、自分自身の成長や自分や他人に対する新しい理解をもたらした事柄について説明してください。
❻時間を忘れて取り組みたくなるようなトピック、アイデア、コンセプトを説明してください。なぜそれはあなたを引きつけるのですか?何が(誰が)あなたをそうさせたのですか?
❼あなたが自由に選んだトピックについてエッセイを書いてください。あなたがすでに書いたもの、異なる質問への回答、あなた自身が考案したものなど、何でも結構です。
25-26年度はアディショナル・インフォメーションで一部変更が行われました。アディショナル・インフォメーションのトピック❶はパンデミックを機に追加された質問ですが、より広範な内容が書けるように更新されました。
❷の内容に変更はありませんが、字数が650語から300語に変更になりました。❷は、すでにアプリケーション内で示したこと以外は何でも書けるので、有効活用したいものです。
【アディショナル・インフォメーションのトピック】
❶学生の出願や成績は、困難な状況やその他の状況によって影響を受ける場合があります。これには以下のようなものが挙げられます。
安全で静かな学習スペースへのアクセス/ 信頼できるテクノロジーとインターネットへのアクセス/ 地域社会の混乱(暴力、抗議活動、教師のストライキなど)/ 差別/家庭の崩壊(離婚、投獄、失業、健康状態、家族の死、依存症など)/家族やその他の義務(介護、経済的支援など)/住宅の不安定さ、避難、またはホームレス状態/軍事派遣または軍事行動開始/自然災害/身体的健康と精神的健康/戦争、紛争、その他の困難
あなたが経験した困難な状況やその他の状況について詳細を共有しますか? もし共有する場合は、それがあなたにどのような影響を与えたかを説明してください。(250語以内)
❷アプリケーションに記載されていない詳細情報や資質などを共有しますか? もし共有する場合は記入してください。(300語以内)
コミュニティー・カレッジの参加
さらに、Common Appは、25-26年度から2年制のコミュニティー・カレッジにも対応するようになりました。今年度は、全米で1054校がCommon Appを採用していますが、その中にはコミュニティー・カレッジも含まれています。Common App内で検索して出てきた大学が4年制か2年制かは、Common App上での判断は難しいので、各大学のウェブサイトで確認することをお勧めします。
(2025年9月号掲載)
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