ウィノナ・ライダー / Winona Ryder

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(2024年2月号掲載)

『Stranger Things』で再ブレイク!

ウィノナ・ライダーと成田陽子さん

日本の男性のアイドル(だった?)ウィノナ・ライダーも2024年10月で53歳。今でもバンビのような黒くてつぶらな瞳、小さく整った顔立ちとスリムな体型を維持しているため、昔と同じような「手を差し伸べたくなるようなか弱さ」を漂わせている。ミネソタ州のウィノナ生まれ、これが名前に。本名の名字はホロウィッツで、両親ともユダヤ系のヒッピーで作家だった。ウィノナは小さい時から納屋で古い映画を見て育ったため、映画の知識がかなり付いたそうだ。
 
初めてインタビューしたのは『Beetlejuice(ビートルジュース)』(1988)の時。かわいくて小さくて、まさにお人形のような彼女は、「私の夢は古い劇場を改築して、そこに住んで1日中映画を見ていること!」と話していた。翌年から、ジョニー・デップとの交際が始まり、婚約までしたものの4年後に破局。このちょっぴり「不思議」なカップルは当時のハリウッドで大モテだった。
 
女優としては、ジェネレーションXの代表として多忙な日々が続いたが、2001年、ビバリーヒルズのデパートで、万引き事件を起こしたのである。「痛み止めの薬を大量に飲んでいて、フラフラしていたの」と当時のウィノナはコメントしたが、この後4年間、女優業を中断した。
 
その後、『The Iceman(THE ICEMAN 氷の処刑人)』(2012)で殺し屋の妻役を美しくもナイーヴに熱演したウィノナを、14年ぶりにインタビュー。華奢な体に波うつ黒髪、昔と同じでオードリー・ヘップバーンを彷佛とさせる妖精美は変わっていなかった。
 
「夫が殺人をしているとは全く気付いてない妻を演じるために、あえて暴力シーンの台本は読まず、無知なまま現場に出たの。夫にぶたれる場面で目をそらしていたら、突然ぶたれて床に倒れて足に大けがをして…。それでも我慢してぶたれていたら失神してしまって。私って本当にアクションに弱くて」と肩を震わせていた。まるで陶器のようにデリケートで繊細な神経の持ち主なのである。
 
最近は「Netflix」の人気ドラマシリーズ『Stranger Things(ストレンジャー・シングス 未知の世界)』(2016~)で母親役を演じているが、「最初はストリーミングっていう言葉さえ知らなかったのよ!今は、共演の子どもたちとすっかり親しくなって、彼らにハリウッドで心身共に健康にサバイブする術を教えているの」と話している。子役から成長し、数々のトラブルを経た彼女ならではの助言を、共演の子たちは真剣に聞いているそうだ。

成田陽子

成田陽子
なりた・ようこ◎ゴールデングローブ賞を選ぶハリウッド外国人記者協会に属して30年余の老メンバー。東京生まれ、成蹊大学政経学部卒業。80年代から映画取材を始め、現在はインタビュー、セット訪問などマイペースで励行中。

※このページは「ライトハウス・カリフォルニア版 2024年2月号」掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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