ライトハウス
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ライトハウスの特集

アメリカでの教育・進学、ビザ・法律、市民権・永住権、観光・レジャー、求人・仕事、グルメ・レストランなど、現地情報誌「ライトハウス」の過去の特集をご紹介。

人生に活力!
趣味人間の充実ライフ(2)

Lighthouse編集部

ひと言で「趣味」と言っても、楽しい趣味もあれば、暗い(?)趣味もあり、その種類は千差万別。
でも共通して言えることは、その人を没頭させ、生活にハリを与えてくれること。
そこで、全身全霊で趣味を謳歌する「趣味人間」を紹介。
彼らの充実ライフを語ってもらいました。


マラソン
岡田高明 さん
HONDA R&D勤務

Honda Automobileの開発エンジニア。2008年に単身赴任で渡米。マラソン歴は約5年。このインタビュー直後のロングビーチマラソンでは、自己記録更新の3時間29分18秒を記録した。

マラソンは、成長のバロメーター

マラソンは日本にいた頃からやっていました。元々、40歳(現在44歳)になるのを記念して始めたのがきっかけ。初めてフルマラソンに出た時は、「こんなに厳しいの?」って、見事に打ちのめされました。走りながら、「棄権しようか」「ここまで走ったんだから走り抜こう」って、葛藤の連続でした。
 
でも、なぜか夢中になりましたね。結果がすべて自分に跳ね返ってくるからかな。怠ければ記録は伸びないし。お陰で、「何事も、まずは第一歩が必要」って思うようになりました。そして、「やるからには、結果を出さなきゃダメ」って強く感じるようにもなりましたね。
 
マラソンって、自分の成長が実感できるんです。記録を1秒縮めるために、コツコツ努力する。そして、自己記録を更新すれば、自分は成長したって思える。成長のバロメーターがマラソンなんです。
 
僕の場合、まずは30卉賄世1つの山。そこまでは順調に走れるんですが、それ以降は、必要以上に頑張り過ぎるせいか、疲労がひどく、足がつっちゃう。今では35劼らいまでもつようになりましたが、まだまだですね。
 
トレーニングは、もっぱら出勤前の朝トレ。主に会社内のコースで7劼らい走ります。その後、会社のジムで軽めの筋トレをして、シャワーを浴びて心と身体を仕事モードへと切り替え。それから朝食を取ってデスクに向かいます。仕事の都合で帰宅が遅くなっても、翌朝は必ず走るように心がけていますね。週末は、マラソン仲間と40劼らい走ります。実は、僕はお酒が大好き。毎日のお酒をおいしく飲むために走るっていう、別の目的もあるんですよ(笑)。
 
僕の目標は、フルマラソンで3時間半。それを切るためのトレーニングをしてきましたが、5月のLAマラソンの結果は3時間43分。たかが10分ほどですが、30劼琶れるパターンがあまり変わっていなくて。それが課題です。来年のLAマラソンは新コースになるので、今年とは違った難しさがあると思います。でも、しっかり練習で走り込み、6回目の42・195劼縫船礇譽鵐犬任垢諭


トライアスロン
六川由美 さん
不動産エージェント

Azusa Realtyの不動産エージェント。サウスベイ、LA、OCを中心に住宅売買やリースを担当する。昔からエクササイズ全般が趣味で、最近までスキューバダイビングを教えていた。

トライアスロンは生涯趣味です

昔からマラソンをやっていましたが、ある日、偶然トライアスロンの記事を読んだんです。その距離を見て、「私にもできそう」って思ったのがきっかけでした。
 
初めての挑戦は2006年。短いレースでしたが、それ以降距離を伸ばし、私の最長レースであるオーシャンサイドのハーフ・アイアンマンレース(水泳1・2マイル、自転車56マイル、マラソン13・1マイル)は、7時間ほどかかりながらもフィニッシュ。いつかこの距離の2倍に挑戦したいと思っています。トライアスロンは、3つの競技を同時にできるから飽きないし、違う筋肉を使うから、クロストレーニングにもなるんです。
 
レース費用は、ハーフ・アイアンマンレースで250ドル、アイアンマンレースだと500ドルほどかかります。「大金を払ってまで苦しみたいの?」ってよく言われるけど、終わった瞬間は本当にうれしい!この達成感のためにやっているようなもの。室内トレーニングとは違い、自然に触れながら運動することも大きな魅力です。
 
仕事は不動産業をやっており、やはりストレスが多々あります。でも、トライアスロンで気分転換できますし、スポーツを通して色んな方と知り合えることは、仕事上での勉強にもなりますね。
 
ピーク時は、年にトライアスロンのレース4回とマラソン大会に2回ほど出場しました。練習の上、仕事や子供の世話もありますから、とても忙しかったですよ。でも逆に、運動しないと気持ち悪いくらい(笑)。今は落ち着いたけど、今までは運動しないと罪の意識を感じるほどでしたから。
 
現在の目標は、以前のようにがむしゃらに励むより、楽しみながら長期間やり続けること。実際、トライアスロンを楽しむ方の年齢層は広く、70歳くらいの方もいます。トライアスロンって、ふくらはぎに自分の年齢を書くんです。だから、走っている時や自転車に乗っている時に年齢がわかる。自分より年輩の方が頑張っていると励みになるし、自分も鼓舞されます。私にとってトライアスロンは、ずっと楽しめる生涯趣味ですね。


社交ダンス
富田大輔 さん
GCS USA, Inc.勤務

人材・企業紹介のGCS USA, Inc.勤務。主にJ-1ビザを取得したインターンを対象に企業紹介している。就職と共に社交ダンスを始め、今年の「Desert Classic 2009 / Novice級」で第5位に入賞した。

3年後にはダンスプロを目指します

10年ほど前に、日本のテレビ番組『ウリナリ』の「芸能人社交ダンス部」っていう企画を見て、「かっこいいなぁ」と思ったのがダンスに興味を持ったきっかけです。その頃は日本にいたし、お金もかかるからできませんでしたが、2007年にGCSに入社し、給料がもらえるようになってからダンスを始めました。
 
もうすぐ27歳になりますが、30歳くらいでプロに挑戦したいと今は考えています。まずは、アマチュアでトップに立つ。日本のアマチュアは、下から5〜1級、ノービス級、D、C、B、Aと10段階ありますが、狙うはA級です。
 
空きの時間は、すべてダンス。仕事の昼休みにもスタジオに行って、30分練習して会社に戻る毎日です(笑)。かと言って、仕事中にダンスのことを考えたりはしません。仕事もダンスも互いにモチベーションを刺激し合い、両方に全力投球しています。
 
ダンスに没頭する理由は2人競技だから。同じ目標を設定し、互いに切磋琢磨する。ダンスを始めてからずっと同じパートナーと組んでいますが、僕1人ではここまで頑張り切れなかったと思います。ですから、パートナーとケンカをする時が1番つらいですね。基本的に、ダンスは男性のリードが悪いと女性は振り回されてしまい、とても見苦しくなります。頭ではわかっていても、相手が付いて来なかったりすると、心にもないことをつい口走っちゃって。僕はすごく感情的な男ですから、そうなると全部が嫌になり、何も手に付かなくなります。
 
しかし、パートナーは常にモチベーションが高く、気持ちにムラの多い僕を引っ張ってくれます。体調不良や仕事のトラブルなどで気持ちが乗らないと、彼女はそれを見透かしたように「今日はおかしいよ」と言うんです。そして僕の口から悩みを吐き出させ、気を落ち着かせてくれます。
 
アメリカのアマチュアは、5段階に分かれていて、僕たちは現在、下から2番目のNovice級にいます。目下の狙いは、1つ上のPre-Championship級に入ること。11月の大会でそれに挑戦します。そこでどこまでいけるか。目標は決勝ですが、最悪でも準決勝狙って頑張ります。


サックス演奏
河野真澄 さん
音楽インストラクター&ウエイトレス

ピアノを4歳から、サックスを中学から始める。渡米後は大学でサックスを専攻しつつ、セミプロのバンドで活動する。現在所属するサルサバンドの中心的存在で、今後はプロを目指す。

サックスの舞台が、自分の人生

中学生の頃、吹奏楽部でサックスをやっていました。卒業後、地元の浜松商業高校に入学。そこは吹奏楽が全国レベルで、私も毎年全国大会に出場しました。
 
高校卒業後は、「アメリカに住みたい」という理由で資金を貯め、21歳の時に渡米。語学学校からスタートし、エルカミノカレッジに入学。音楽を専攻しました。そして、カリフォルニア大学ロングビーチ校(CSULB)に編入し、サックスのパフォーマンス学科を専攻しました。頑張りの甲斐があって、成績はトップクラスでした。色んな奨学金をいただきましたし、クラシックのコンクールで受賞しては、ソロでオーケストラと演奏したりもしました。
 
サックス歴は22年になりますが、それでも課題はあります。私は、「Orquesta La Fiebre」というサルサバンドに入っているのですが、それまでやっていたクラシックとはまったく違い、サルサは複雑なリズムの中での演奏と即興演奏も重要。今までと異なるテクニックが必要なため、その辺がとても難しいですね。
 
このバンドを、ゆくゆくはLAのラテンシーンで有名にしたいと思っています。軌道に乗れば、ツアーやCD発売も。正直、それだけの実力はあると思います。


バンドメンバーとのショット。皆が同じ夢に向かって、
日々邁進する

基本的に、月曜日から木曜日は生徒にサックスとクラリネットを教えています。金曜日と日曜日は和食レストランでウエイトレスをし、土曜日は、リハーサルや演奏活動。休みはないですが、ぜんぜん苦痛じゃないですよ。
 
音楽のインストラクターとウエイトレスといった、互いに異質の仕事で生計を立てていますが、違う世界の人と接し続けることが、私にとっては大切。バンドで落ち込むことがあっても、ウエイトレスをすることでスッキリする場合もありますし、その逆も然りです。
 
サックスは、もはや自分の一部。演奏している時が1番幸せですね。誰かのコンサートに行っても、「すごいなぁ」って思うよりは、「あそこで演奏したい」って思うタイプ。これからも自分が1番輝ける場を求め、貪欲に前進します。