ライトハウス
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ライトハウスの特集

アメリカでの教育・進学、ビザ・法律、市民権・永住権、観光・レジャー、求人・仕事、グルメ・レストランなど、現地情報誌「ライトハウス」の過去の特集をご紹介。

生活体験編(2)

Lighthouse編集部


地元っ子に混じって博物館や公園で過ごす

ロス五輪の会場だったメモリアルコロシアム
は、カレッジフットボールの名門USCトロー
ジャンズ本拠地に

エキスポジションパーク

 週末になると地元の家族連れなどで賑わうのが、低料金で遊べる博物館や公園だ。ダウンタウンの南、名門南カリフォルニア大学(USC)の向かいにあるエキスポジションパークは、カリフォルニア・サイエンスセンターカリフォルニア・アフリカンアメリカン博物館、ロサンゼルス郡自然史博物館、IMAXシアター、ロス五輪の会場になったメモリアルコロシアムなどを収容する公園だ。
 サイエンスセンターは入場無料とは思えない充実した内容で、体験できる科学センターとしては西海岸最大。子供が遊びながら科学に興味を持てるだけでなく、大人でも十分に楽しめる凝った作りになっている。恐竜に興味があるなら、化石を陳列した自然史博物館がオススメ。どの館も工夫を凝らした内容で、すべてをじっくりと回っていると、丸1日かかってしまう。春は、バラが見事に開花したローズガーデンの中を散策するのも楽しい。
 ただしこの界隈は、治安が良くないので送迎が必要だ。館内にはファーストフード程度だが食事を取れる施設もあるので、ゲストには公園外に出ないように伝えておこう。またコロシアムでUSCフットボールチームの試合がある日は、周辺道路が渋滞するので要注意。


この11月にリニューアルオープンしたグリフィ
スパークの天文台。設備が充実しロサンゼルス
の絶景が望めると人気。見学は完全予約制
(www.GriffithObservatory.org)

グリフィスパーク

 天文台のあるグリフィスパークは4千エーカー以上を有する、都市部の公園としては全米最大の自然豊かな公園だ。広大なため入り口は数カ所あるが、134号線から入ると、ロサンゼルス動物園オートリー・ナショナルセンター(旧オートリーミュージアム・オブ・ウエスタンヘリテージ)のある一角に出る。動物園を越えて少し行くと、なだらかな丘の上に小さなメリーゴーランドがポツンとたたずんでいる。天気の良い週末などは、バーベキューをする家族連れや仲間同士のグループでにぎわい、楽しそうにサッカーやフットボールに興じる庶民の憩いの場所になっている。観光地とひと味違う庶民レベルのロサンゼルスを味わえる。お弁当を持参して、地元の人たちに混じってのんびりするのもいいし、退屈したら動物園やオートリーナショナルセンターを見学するのもいい。
 オートリー・ナショナルセンターは、西部開拓の歴史などが展示された博物館だ。19世紀半ば、ゴールドラッシュで栄えたカリフォルニアへ、一攫千金を目指す人が大挙した。荒野を命がけで渡ってきた人々の様子や、カリフォルニアがどのようにして繁栄したのかがよくわかる展示になっている。西部劇でおなじみの「Wanted」(お尋ね者)のポスターも展示してある。
 ロサンゼルス動物園は、サンディエゴ動物園ほど大規模ではないが、動物たちがゆったりと飼育されており、コアラなど珍しい動物も多い。鳥のショーなど、各アトラクションも充実している。クリスマスシーズンにはトナカイもお目見えする。子供連れにオススメだ。


庭園や芸術を愛でる くつろぎのひと時

ゲティーセンターには四季折々の植物が楽し
める庭園もあり、展望スペースからはLA市内
が一望できる

ゲティーセンター

 アメリカの大富豪ポール・ゲティーの私蔵品を、無料で一般公開しているのがゲティーセンター。ウエストLAの高台にある美術館で、現代的で洗練された建物に加え、庭からはロサンゼルスの街が一望できる。モネ、ゴッホ、ムンク、セザンヌなどの中世の名画やギリシャ彫刻、写真、輝石など、膨大なコレクションをじっくり見て回ると1日がかりだ。また今年1月、マリブにオープンしたゲティー・ビラには、古代ギリシャやローマの骨董品が多く展示され、なかには遺跡で発掘された紀元前6500年以降の生活用品などもある。ビラも入場は無料だが、事前に予約チケットを入手しなければならない。


ハンティントンライブラリーの庭園、美術品、
蔵書などは見応えたっぷり ©The Huntington

ハンティントンライブラリー

 鉄道王ヘンリー・ハンティントンの私邸だったのが、サンマリノにあるハンティントンライブラリーだ。ルネサンスの絵画など、美術品のコレクションも見事だが、ライブラリーと呼ぶだけあって、その貴重な蔵書は特筆もの。世界最初の印刷物であるグーテンベルグの聖書や、ジェフリー・チョーサー著『カンタベリー物語』の原稿、ベンジャミン・フランクリンの署名入り自伝、リンカーンが南北戦争の英雄・グラント将軍に送った手紙など、歴史的にも貴重な資料が陳列されており、見ているだけでタイムスリップした気分になれる。
 私邸だったとは信じがたいほど広大な庭園は、広さ120エーカー。珍しい植物も多く、ローズガーデン、砂漠ガーデン、ジャングルガーデン、ハーブガーデン、オーストラリアガーデン、さらに日本庭園まである充実ぶり。建設中のチャイニーズガーデンも来年2月まで一部一般公開されている。庭園や美術品、蔵書などをじっくり見て回るとたっぷり1日かかるが、休憩に最適なのが、アメリカには珍しいローズガーデン・ティールームだ。庭を眺めながら楽しむ伝統的なイングリッシュティーに加え、軽食やスウィーツも豊富。12月17日は、ホリデーシーズン用のバッフェランチョンが用意される。ティールームは別料金で予約が必要。


 旅行に出ると、つい欲張ってあれもこれもと、とかく慌しくなりがちだが、そんなゲストにはちょっとひと息くつろぎの時間を作ってあげたい。公園や博物館でのんびりしてもらう。そんなさりげない心遣いが、何よりのおもてなしになるはずだ。

 エキスポジションパーク  ロサンゼルス動物園
 www.nhm.org/expo/expopark.htm
入場料は以下の各館で異なるが、パークに入るのは無料。駐車場:$6
 www.lazoo.org
13歳以上:$10、2歳〜12歳:$5

 カリフォルニア・サイエンスセンター  オートリー・ナショナルセンター
 www.californiasciencecenter.org
入場無料
ただしIMAXシアターは大人:$8、
13歳〜17歳:$5.75、4歳〜12歳:$4.75
www.autrynationalcenter.org
大人:$7.50、
学生:$5、2歳〜12歳:$3
 カリフォルニア・アフリカンアメリカン博物館  ゲティーセンター
 www.caamuseum.org
入場無料



 www.getty.edu
ゲティーセンター、ビラとも☎310-440-7300(ビラの予約もここで。ウェブサイトでもOK)
入場無料、駐車場:$8
 ロサンゼルス郡自然史博物館  ハンティントンライブラリー
 www.nhm.org
大人:$9、13歳〜17歳:$6.50、5歳〜12歳:$2
www.huntington.org
大人:$15、学生:$10、5歳〜11歳:$6
 グリフィスパーク  ローズガーデン・ティールーム
 www.laparks.org/dos/parks/griffithPK
入場無料

 予約受付は電話のみ
☎626-683-8131
大人:$19.95、4歳〜8歳:$9.98(いずれも税別)