本誌紹介

最新号特集

徹底魅力丸かじり!

コスタメサガイド [歴史]

日系企業や日系ビジネスの進出がめざましいオレンジ・カウンティー。
その中でも商業、エンターテインメント、サービスの中心と言っても過言でないのが、ここコスタメサだ。
日本人ばかりでなく、多くの人々が住みたいと憧れる、
魅力的なコスタメサの素顔をご紹介。

かつては広大な
宣教師団の放牧地

◉街データ
人口 109,809人
平均年齢 34.6歳
平均的家庭サイズ 2.67人
1世帯あたりの平均所得 ,535
住宅価格(中間値) 1,200
家賃価格(中間値) ,309
空室/空家率 6.4%

Source: U.S. Census Bureau
2006 American Community Survey

 ニューポートベイの北の台地に位置するコスタメサは、かつてサンワン・カピストラーノの宣教師団に属する牛の放牧地だった。現在も史跡として保存されている「Diego Sepulveda Adobe Estancia」は、サンワン・カピストラーノから牧畜者が牛の群れを連れて歩く途中の立ち寄り所として、1823年から28年の間に建てられたものである。
 1810年にこの地は、スペイン領サンチアゴ・デル・サンタアナの一部として、ホセ・アントニオ・ヨルバに割譲され、1880年までに開拓者たちがヨルバの後継者から土地を買い求めるように。フェアビューという町ができたのもこの頃のこと。現在のハーバー・ブルバードとアダムス・アベニューの角には学校や教会が建ち、温泉の湧く付近には観光客向けに25室のホテルもできたという。しかし、1889年の暴風雨で鉄道は全壊、経済的にも破綻を来たし、元の牧草地へと戻る。
 同じ頃、サンタアナとニューポート鉄道の辺りに、牧場主の名前から付けられたハーパーという小さな町が誕生。ニューポート・ブルバードと18thストリートの角に建った「オズメンズ・ゼネラルストア」が、町にできた最初の店だったそう。
 1909年には郵便局が作られ、1920年5月11日にはハーパーという名前から正式にコスタメサに改名。スペイン語で「海岸沿いの台地」を意味するこの町は、農業地としてサツマイモやトウモロコシ、トマト、イチゴ、そしてリンゴの生産で栄えていく。

戦後人口が急増
芸術の街として発展

 農業から建設業・石油採掘業へと転換を図った矢先に大恐慌が南カリフォルニアを襲い、こうした産業は崩壊、追い討ちをかけるように1933年には地震が発生する。Main Schoolはこの時被害を受けるがすぐに建て直され、Clara McNally Schoolとして再開する。
 第2次世界大戦が始まると、現在のオレンジ・カウンティー・フェアグラウンドとオレンジコースト・カレッジ、市庁舎の辺りにサンタアナ陸軍航空基地が設置された。終戦後も兵士やその家族がこの地に残り、コスタメサの人口は急増した。
 1953年6月29日にコスタメサは市制化。当時、約9平方キロメートルの土地にわずか1万6840人の人口だったが、35年後には約23平方キロメートル、人口9万人の規模に拡大する。現在、11万3143人(2005年国勢調査)もの人口を抱え、商・工業の中心地として発展を続けるコスタメサ。1999年に掲げた公式スローガン「シティー・オブ・ジ・アーツ」のもと、文化活動にも力を入れている。

ショッピング

世界に誇る
ショッピングリゾート

Photo: © RMA Photography, Inc.

 コスタメサの代表的なショッピングスポットと言えば、サウスコーストプラザ。現在、ティファニーやシャネルといった高級ブランド、サックス・フィフス・アベニューやノードストロームなどのデパート、レストランやショップなど300近くの店舗を有し、この春にはニューヨークの老舗デパート・ブルーミングデールズも3万平方メートルもの規模でオープンしている。
 今年40周年を迎え、現在1億5500万ドルをかけて大改装中。フロアを大理石に貼り替え、ガラス張りのエレベーターを設置するなど、より明るく高級感あふれるショッピングプラザとして生まれ変わろうとしている。
 同プラザの掲げているコンセプトは“究極のショッピングリゾート”。20年前よりここでインターナショナル・マーケティング担当を務める取締役部長のワーナー・エッシャー氏はこう語る。
 「サウスコーストプラザは、小売店が集まっただけの爛轡腑奪團鵐哀癲璽覘瓩任呂△蠅泙擦鵝I饌罎箟撚茲魍擇靴漾一流レストランで食事をし、ホテルで優雅なひと時を過ごす。この1カ所で買い物のみならず、エンターテインメントからダイニング、宿泊までができる総合的なスポットなのです」。
 コンシェルジェが4カ所に配置され、ショッピングモールとしては全米初のバレーパーキングが5カ所。リゾートという名に相応しい快適で優雅なショッピング体験ができるような配慮が行き届いている。
 年間15億ドルの売り上げを誇る同プラザ。なかでも日本人客は大変に重視されている。個人的にも日本通のエッシャー氏は、「日本人は質やブランドに敏感なお客様です。アジア系の中で、中国や韓国からのお客様も増えていますが、訪問客数・平均購入額はやはり日本人のお客様が上回っています」と強調。日本語のパンフレットを置き、日本語を話すコンシェルジェも常時待機している。
 また、Mikimotoやshu uemura、Tadashiといった日本のブランドも多く入っており、この冬には東京、ニューヨーク、アーバインに店舗を持つジェームズ・ハマモリ氏の寿司レストランHamamoriもオープンする予定だそうだ。

エッジーなサブカルスポット
「SoBeCa」

「サウスコーストプラザは、世界中から人が
集まる犁羔砲離轡腑奪團鵐哀螢勝璽鉢瓩任后
(ワーナーさん)

 コスタメサには他にも注目したいショッピングスポットがある。それは、「SoBeCa」と名づけられた地区にあるThe LabとThe Campという2つのファッションセンター。ちなみに、SoBeCaとはSouth On Bristol Entertainment, Culture & Artsの略。両方ともサウスコーストプラザと同じブリストル・ストリート沿い、405号線をはさんだ南に位置しており、サブカルチャー的なユニークなコンセプトが話題を呼んでいる。
 まず、1992年にオープンしたThe Lab(2930 Bristol St.・☎714-966-6661・www.thelab.com)は工場だった一角を再開発したもので、次世代をターゲットにしたグローバルで都会的な、こだわりのショップとレストランが集まっている。また、2002年にオープンしたThe Camp(2937 Bristol St.・☎714-966-6661・www.thecampsite.com)は、アウトドアとエコロジーがテーマ。アウトドアショップやバイクショップに加え、ヨガスタジオやベジタリアン、ローフードレストランなどが並ぶ爛哀蝓璽鶚瓩淵轡腑奪團鵐哀札鵐拭爾澄