ライトハウス
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ライトハウスの特集

アメリカでの教育・進学、ビザ・法律、市民権・永住権、観光・レジャー、求人・仕事、グルメ・レストランなど、現地情報誌「ライトハウス」の過去の特集をご紹介。

M Cafe de Chaya

Lighthouse編集部

 ベニスビーチ、ビバリーヒルズ、サンフランシスコにチャヤ・ブラッセリーを展開するチャヤグループが6月15日、メルローズ・アベニューにオープンしたのがマクロビに徹底した同店。ショーケースには作りたてのサラダや玄米いなり、ケーキが美しく並び、朝9時からちょっとお洒落な人たちが朝食を楽しんでいる。


“21世紀の食料”とNASAが推奨する
キヌアのサラダ(手前)も

 メニューはスープ、サラダ、サンドイッチやバーガーなどの一見普通のアメリカン。しかし、食材に肉や卵・乳製品を使わず、すべてが野菜ベース。もちろんオーガニックの素材にこだわり、ケチャップもBBQソースも手作りと徹底している。また、小麦粉グルテンのセイタンで作ったカツ丼や玄米ロール、お弁当も揃っている。


ウッドフロアがクリーンなイメージの店内

 キッチンを仕切るのはニューヨーク出身のリー・グロスさん。フレンチを修業したグロスさんは、クシ・インスティテュートで3年間マクロビを学び、『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー主演女優賞を獲得したグウィネス・パルトロウのパーソナルシェフを経て、Mカフェのチーフシェフに抜擢された。


チーフシェフのグロスさん(左)と
パティスリーシェフのルチェッサーさん

 「フレンチをやっていた頃、食はアートだと思っていたんですが、クシで学んで、食べ物は薬であり、植物中心の食事をすることは環境にも良いと気づいたんです。牛1頭を食べるより、牛が食べる穀物を直接食べる方が環境に負担にならない。地球の生き物はみな1つの家族、もっと平和に共存していくべきだと開眼したんです」とグロスさん。陰と陽の違いについては、もう身体で感じられるようになったそうだ。


玄米いなりにはしいたけやキンピラをのせて

食べて安心の新グルメ
マドンナ絶賛のデザートも


 店のメニューは、グロスさんがグウィネスのプライベートシェフをしていた頃に、レパートリーを構築していったものがベースになっている。豆腐からパルメザンやゴートチーズを作ったり、くん製にした海草のフレークでベーコンの風味を出したり、グロスさんの創造力は至るところに発揮されている。「お客さんにはただ、美味しく楽しんでいただきたい。それが卵も乳製品も使わないヘルシーな食べ物だったらボーナスでしょ」とグロスさんは笑う。

 また、デザートが充実しているのも甘党にはうれしいところ。カナダ出身のエリック・ルチェッサーさんが担当する。妻の鈴木早苗さんが卵巣ガンだった時に、夫婦でマクロビを学んだ。「妻は食事をマクロビに変えてから、手術も受けずに1年半で回復しました。私の皮膚アレルギーも3カ月で治ったんですよ。ここに入る前は、マクロビのシェフとしてマドンナやキーネン・アイボリー・ウェイアンズのプライベートシェフなどを務めてきました」。チョコレートケーキやチーズケーキなど、季節の果物、豆乳や雑穀、甘酒を使ったケーキは15種類。デニッシュ、トリュフなども豊富。12月にはマクロビのデザート本も出版するそう。なお、妻の鈴木さんもクシ・インスティテュートで学んでおり、現在サンタモニカの自宅でマクロビの料理を教えている(☎310-450-6383)。


メルローズとラブレアのコーナーにある

 出してもらったCalifornia Club Sandwich(8.95ドル)は歯応えもボリュームも満点。テンペでできたベーコンも香ばしく、ベジタリアンでなくても満足するはず。Lotus Root & Sweet Corn Chowder(3.25ドル)は蓮根がホクホクして甘い。大きなRaspberry Napoleon Pie(5.75ドル)は甘さもほどよく、爽やかな酸味で後味もスッキリする。ショーケースごしに気軽に選べ、テイクアウトもできるMカフェで、マクロビ体験をしてみては?

M Cafe de Chaya
7119 Melrose Ave., Los Angeles
☎ 323-525-0588
9:00am - 9:00pm
Open 7 Days
www.mcafedechaya.com

(2005年10月1日号掲載)