ライトハウス
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ライトハウスの特集

アメリカでの教育・進学、ビザ・法律、市民権・永住権、観光・レジャー、求人・仕事、グルメ・レストランなど、現地情報誌「ライトハウス」の過去の特集をご紹介。

マクロビを買いに行こう

Lighthouse編集部


豆腐バーガーやキヌアサラダなどヘルシーな惣菜が並ぶ

マクロビから始まった
老舗ナチュラル系スーパー
Erewhon Natural Foods Market


 1968年創業とナチュラル系スーパーの中では歴史の長い同店。今でも1店舗体制で地元の人々に信頼され続けている。同店の大きな特徴は、デリコーナーにマクロビ料理が並んでいることと、マクロビの食材を集めたコーナーが設けられていること。それもそのはず、同店が設立した発端となったのは60年代のマクロビ・ムーブメントなのである。

 前述の久司さんの妻・アヴェリンさんが68年にロサンゼルスでマクロビのスタディーグループを始め、ビバリー・ブルバードに小さな店を開いたのが、その始まり。アヴェリンさんの生徒だったトーマス・デ・シルバさんがそこで働き、80年に店を買い取ってエラワンのオーナーになり、91年に今の場所に移った。


ずらりと並んだ穀物は50種類。
「何でも聞いてください」と
エスコビードさん

 そして現在、同店のデリコーナーを仕切っているのが、息子のジョセフ・デ・シルバさん。正真正銘のマクロビ育ちだ。デリコーナーは新鮮野菜のサラダバーとホットデリ、冷蔵ケースのデリに分かれており、デ・シルバさんのレシピによる豆腐バーガー、豆腐サラダなどが並ぶ。肉類はチキンのみ。なかでも、Macrobiotic Meal(6.95ドル)は元祖マクロビ弁当といったところ。玄米ご飯にキドニービーンズ、蒸し野菜のコンビネーションで、タヒニドレッシングをかけて味噌汁といただく。CBSの隣に位置する同店のデリは、エンターテインメント業界の客も多く、忙しい彼らのお助けヘルシーランチとして重宝されている。


雑穀は約60種類
エナジーバーも登場

チーフシェフのデ・シルバさん(左)と
ゼノン・コタさん

 そして、マクロビ食材コーナーは、ローフードコーナーと並んで同店自慢の品揃えとなっている。4年前からマクロビ食材の担当になったエドガー・エスコビードさんは、「当時は月2回オーダーで済みましたが、今は週2回はオーダーしています。それだけマクロビ料理を作る人が増えたということです」と証言する。エスコビードさん自身も担当になって以来、マクロビに転向。「それまでは肉中心のメキシコ料理ばかりでしたが、マクロビに変えてから疲れにくくなり、頭もクリアになりました」と実感を話す。

 棚に並ぶのはまず海草類。昆布、ワカメ、海苔のみならず、アラメやダルスという紅藻類なども置いてある。味噌も八丁味噌、玄米味噌、麦味噌、白味噌、小豆の味噌まである。雑穀類もざっと60種類と博物館並み。キャンディーやポップコーン、クッキーやエナジーバーなど、最近マクロビの加工食品も充実してきたそうだ。


ビバリー・ブルバード沿い、CBSの隣にある

 冷蔵コーナーにもマクロビ食品があるので、お見逃しなく。豆乳チーズの種類は数知れず、小麦グルテンのセイタンは毎日作りたてが置かれている。「これを飲むとパワーが出るんだ」とアメリカ人男性が何本もカゴに入れていたのはボトル入り昆布茶だった。

 地元でとれた新鮮な野菜と穀物を中心としたバランスの良い食事。それは、マクロビという言葉を知らなくても、誰もが共通して身体に良いと思える食事だ。今後もマクロビはじわじわと、アメリカで広まっていくのではないだろうか。

Erewhon Natural Foods Market
7660-B Beverly Blvd., Los Angeles
☎ 323-937-0777
Mon - Sat : 8:00am - 10:00pm
Sun : 9:00am - 9:00pm
Open 7 Days
www.erewhonmarket.com

(2005年10月1日号掲載)