ライトハウス
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ライトハウスの特集

アメリカでの教育・進学、ビザ・法律、市民権・永住権、観光・レジャー、求人・仕事、グルメ・レストランなど、現地情報誌「ライトハウス」の過去の特集をご紹介。

夢を実現させた経営者たち(5)

Lighthouse編集部

独立・起業はアメリカンドリームの1つでもあり、日本よりもはるかに一般的だ。しかし、いざ起業しようとしても、不景気な昨今では相当の勇気が必要。ためらう人も多い。今回は、そんな時だからこそ、独立・起業した経営者たちに、彼らの軌跡や今後の展望を前向きに語ってもらった。


●保険代理業
ダイワ保険代理店(Daiwa Insurance Marketing, Inc.)
安岡忠展さん

■企業プロフィール
業務内容:保険代理業
従業員数:7人
創業年:2001年
出身地:兵庫県
渡米年:1988年
ウェブサイトwww.daiwainsurance.com


《成功のポイント3カ条》
1. お客様のニーズを的確に把握する
2. 社員教育
3. 楽しい職場を作ること




Q:起業のきっかけは?
A:勤めていた代理店での売り上げが伸びるにつれ、自分の可能性を試したくなりました。また、その会社では限られた保険しか扱っていなかったため、お客様の要望に100%応えることができず、悔しい思いもしました。だったら、どんなニーズにも応えられる代理店を自分で持とうと思ったのです。

Q:準備期間と資金は?
A:ライセンスを取ったりボンドを積んだりと、準備に3カ月ほどかかりました。オフィス用品や家具を揃える資金は十分にありました。前職で担当していたお客様を引き続きお世話できるよう、代理店と買い取り契約もしました。

Q:起業の醍醐味は?
A:経営する側に立って1番うれしいことは、社員が育っていく過程を見ることです。人の成長に大きく貢献していると実感することは、勤めていた頃には経験できなかったことでしたから。

Q:これからの目標は?
A:今の社員全員がどんどん保険の知識を増やし、またお客様と長くつきあえるような人材に成長してくれることを目標としています。そのためにも、社内研修などできる限りのことを続けていこうと思います。





●生花店/ブライダル業
アンジェラック
中村猛さん

■企業プロフィール
業務内容:生花店、ブライダル業
従業員数:5人
創業年:1997年(1990年に生花店「ラ・ジベル」を創業)
出身地:神奈川県
渡米年:1987年
ウェブサイトwww.angeluck.com


《成功のポイント3カ条》
1. 花を通して信用を買っていただいていることを常に認識する
2. 花を通してお客様の気持ちをお届けしていることを常に認識する
3. 自分自身も楽しんで仕事をする




Q:起業のきっかけは?
A:日本で生花店を開業する予定が、花の勉強で訪れたロサンゼルスが大好きになってしまったことと、当時の日本はバブル期で、出店するつもりの駅ビルの保証金が1億円! 高過ぎると思い、アメリカの自由な環境に魅力を感じ、当初5年の約束で両親を説得。ロサンゼルスでの開業に至りました。

Q:準備期間と資金は?
A:最初の決断から約2年。Lビザを取得のためと最初の運転資金で1500万円ほどでした。

Q:起業の醍醐味は?
A:自分の想い描く夢を自分の努力と力で実現できることです。例えば私の場合、7年間経営していた店舗を止め、その都度仕入れることで、鮮度、価格共に常に最高の物を提供できる販売方式に切り替えました。生花店経営にとって店舗を持たないということは、画期的なことです。

Q:これからの目標は?
A:来年は20周年。これまでいただいている信頼と感謝をもっとお客様に貢献できるよう頑張ります。新たにオープンした、ブライダルサロン&チャペルも広げていきたいと思っています。





●中長期滞在型ホテル
Vantaggio Suites
伊藤彰彦さん

■企業プロフィール
業務内容:中長期滞在型ホテル業
従業員数:45人
創業年:1997年
出身地:愛知県
渡米年:1990年
ウェブサイトwww.vantaggiosuites.com



《成功のポイント3カ条》
1. 明確な目標を持つ(これで60%くらいは成功に近付く)
2. 努力し、継続する
3. 上手くいっても驕らず、信念に基づき、誘惑に乗らない



Q:起業のきっかけは?
A:現在5軒のホテルを経営していますが、サンディエゴにある1軒目は私が以前勤めていたディベロッパーによって建設されたものでした。その後もホテル運営に関わって経験を積み、ノウハウを得ることができました。その後、経営会社が撤退したため、私が引き継ぐことにしました。

Q:準備期間と資金は?
A:2軒目となるサンフランシスコのホテルは、ビル1つを借り上げ、改装に3カ月ほど費やしてからオープンしました。資金は親から老後のためのお金を借りました。残りの3軒はその時出会ったビルのオーナーと共同出資で始めました。

Q:起業の醍醐味は?
A:頑張ったら頑張っただけ結果が出ることです。もちろんつらい時もありますが、乗り越えた時の喜びは、ひと際大きいです。

Q:これからの目標は?
A:不動産市況、ホテル市況に左右されるホテル業ですが、来年以降はまたとない機会があるのではと思っています。好機を逃さず、これからも商売を拡大していきたいですね。




(2009年3月16日号掲載)