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ちょっとの注意で身を守る年末年始の防犯対策(4)

Lighthouse編集部


情報を盗むスパムメール

ネット関係で最も多い犯罪は、スパムメールによる個人情報の漏洩・盗難だ。スパムメールとは、大量に送られてくる広告メールや不必要なジャンクメール、ウイルス感染ファイルを添付したメールなどのこと。

最も多いのが、銀行を装ってメールが送られられてくるパターン。そのメールには、「User ID」や「パスワード」の確認・変更を催促する文面が記載されている。受け取った本人は、銀行からのメールなので完全に信用してしまい、指定ウェブサイトで情報を入力・送信。その瞬間、個人情報が第三者に流れてしまうケースだ。


スパムは見破れる?

巧妙にできているスパムメールを見破るのはなかなか難しいが、送信元のアドレスを確認すればわかる場合がある。例えば、銀行からのメールなのに、送信元が●●●@yahoo.comなど、その企業のドメインからのメールでない場合、スパムメールと疑っても良い。
 
最近では、スパムメールを極力排除する「スパムフィルター」というシステムが標準化されており、契約プロバイダーなどで対応してくれる。Yahoo!やHotmailなどの無料Eメールサービスでも、その設定ができるようになっている。完全にスパムメールを排除するのは困難だが、対策を講じる価値は大いにある。


「鍵マーク」がカギ

「鍵マーク」をクリックすると、会社の詳細が現れる

ネットでの買い物やオンラインバンキングには、何となく不安が付きまとう。しかし、実はそれらで個人情報が漏洩することは意外にも少ない。それよりも、むしろ運営側がちゃんとした会社かどうかを慎重に見極めることが重要となる。
 
クレジット情報やID情報などは、通常SSLという暗号化されたページから送信する。そのページの右下(ブラウザーによっては、アドレスバーの横)には、サイト運営会社の存在や正当性を認証した小さな「鍵マーク」が表示され、これが通信が暗号化されている証拠となる。従って個人情報を入力する場合は、まず「鍵マーク」があるページかどうかを確認しなければならない。もし「鍵マーク」が出ていなければ、絶対に重要情報を入力・送信してはいけない。
 
「鍵マーク」をクリックすると、その運営会社の詳細が表示される。もし、そこに書かれてある社名とウェブサイトの社名が一致しなければ、ウェブサイトが偽物である可能性が高い。初めて買い物をするウェブサイトや、ネットサーフィンで偶然見つけたウェブサイトなどは、一度この方法で信憑性をチェックするのが有効だ。


Eメール画像は解読されにくい

Eメールは暗号化されていない平文のため、送受信の際に盗まれる可能性がある。もちろん、盗まれたテキストは誰にでも読める。だからEメールでの個人情報の送受信は、絶対に避けるべきだ。しかし、どうしてもせざるを得ない場合は、情報を紙に書いてスキャンし、画像としてメールに添付して送ると良い。画像ファイルは、メールの世界では無秩序な文字の羅列として表示されるため、盗まれても解読されにくいのだ。


課金を脅すアダルトサイト

アダルトサイトと聞くと何となく怪しいニオイもするが、合法的ビジネスとして運営しているサイトはほぼ問題ない。一方怪しいサイトは、いくつか画像や動画を見ただけで支払いを催促してくる。なかには「あなたのIPアドレスから、あなたの情報を入手しました。もう支払いから逃げられません」などと、脅迫めいた警告が出る場合もある。
 
しかしこれらは、ただの脅し。クレジットカードや個人情報を入力しなければ、基本的に請求は成立しないし、第一IPアドレスでは個人の特定ができない。だから、完全無視すればいい。しかしこういう警告が出てしまうと、慌ててお金を支払ってしまうのが人の性。被害は後を絶たない。


ずっと残る私の情報?

オンラインで買い物をしたら、サイトの運営会社には、自分の個人情報やクレジット情報が残っている。頻繁に同じサイトで買い物をするのであれば良いが、それっきり買い物をしないのに情報が残っているのは気持ちが悪い。だからと言ってアカウントをキャンセルしても、個人情報も完全に削除されたかどうかは確認できない。こればかりは、その会社に電話をかけたり手紙を書くなどして、直接削除を依頼するしかないのだ。


取材協力
伊藤麻美
Logical eXtensionS, Inc
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☎1213-891-9170
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